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2015年06月04日

iPad版Word/Excel/PowerPoint実践レビュー、一番使えたのは意外にもあのアプリだった

前編では、Office for iPhone/iPadについて、Windows版との違いを中心に見てきた。しかし、本当にタッチパネル操作で、ビジネス使用に耐えられるのだろうか。今回は、iPad版のWord、Excel、PowerPointそれぞれについて、実際の使用感をお届けする。ノートPCで利用するより便利なものもあれば、不得意な分野もあるので、本レビューを確認したうえで企業での利用を検討いただきたい。

執筆:フリーライター 井上健語

前編はこちら

 今回は、Office for iPhone/iPadの各アプリ(Word、Excel、PowerPoint)について、具体的な実用性を見ていこう。なお、Office for iPad/iPhoneは、1つのプログラムでiPadとiPhoneの両方に対応する。ただし、iPadとiPhoneは画面サイズが異なるため、インターフェースは大きく異なっている。今回は、ビジネス活用の中心になると考えられるiPad版を前提としたい。

Word for iPad:文書チェックや共同作業に便利な校閲履歴は利用価値が高い

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Word for iPadの画面。閲覧時の再現度は高いが、編者機能は「そこそこ」だ。


 これまでも、Wordファイルを表示できるiOS上のアプリはあったが、Word for iPadが登場したことで、こうしたWord互換ワープロの役割は終わったと考えてよいだろう。

 iOS上のWordファイルの表示・編集においては、Word for iPad以上に使えるツールはないというのが、いくつかのアプリを試した筆者の実感だ。

 タッチキーボードによる文字入力には、ATOKなどのサードパーティ製IMEも利用できる。なお、文字入力の機会が多いなら、Bluetoothの外部キーボードを使うと効率的だ。ただし、外部キーボードを接続した場合、利用できるのはiOS標準IMEの変換エンジンとなる。また、キーボードによっては、正しく入力できない製品もあるようなので注意したい。筆者が確認したところ、Appleの純正キーボードであれば問題なく入力できた。

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文字入力にはタッチキーボードが使える。ATOKなどのサードパーティ製IMEも利用可能。文字入力が多い場合は、Bluetooth接続の外付けのキーボードなどを使うと効率的だ。


 編集機能は「そこそこ」だ。Windows版のWord 2013に比べると機能は少ないが、フォント、太字などの飾り、文字揃えなどの書式、画像や表の挿入、縦書き、ヘッダー・フッター、段組などは一通り設定できる。テンプレートも用意されているので、シンプルな文書なら、文字入力も含めてWord for iPadだけで十分作成できるだろう。

 ビジネスで最もアピールするのは、校閲履歴だ。校閲履歴は、文書を添削したり、コメントを入れたりする機能だが、Word for iPadはこの機能がほぼフルで使える。他のアプリではこれが表示されないケースも多く、困ることも少なくなかった。部下が作った文書を移動中にチェックしてコメントを入れるといった使い方には最適だろう。

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文書を添削したり、コメントを入れたりする校閲履歴が利用できる。企業での利用価値は高い。


【次ページ】iPad版のほうがWindows版を上回る!?

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