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2015年07月21日

ファミマ「Tマネー」やドコモ「dポイント」が始動、「決済+販促」はどこまで広がるか

昨今、「決済」と「ポイント」の両者が、密接に絡みあう動きが強くなってきた。着実に浸透している「WAON」「nanaco」「Suica」といった非接触電子マネー、「Tマネー」や「au WALLET」といったサーバ管理型のプリペイドカードはいずれも「決済」するとともに「ポイント」も付与される。一方で「販促」という視点に立てば、競合企業と同じポイントを付与しても、自社へのリピートにつながるとは言い難い。そこで、自社で独自の電子マネーを発行する流通企業の動きも加速してきた。今後、決済+販促はどのような「進化」を遂げていくのだろうか。

執筆:TIプランニング代表取締役 池谷 貴

ファミリーマートの開始で「Tマネー」はブレイクなるか?

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ファミリーマートでスタートした「Tマネー」のロゴマーク

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 ファミリーマートは、2015年6月30日から、全国約1万1,400店にて、Tカードで使える電子マネー「Tマネー」を導入した。これにより、ファミリーマートが発行する「ファミマTカード」に加え、現在手持ちのTカードが、手続き不要で「Tマネー」として使用できる。

 すでに「Tマネー」は、TSUTAYAやドラッグユタカで先行して導入。たとえば、ユタカファーマシーを展開するドラッグユタカでは、Tカードの提示率8割の高さを誇る。カードにチャージしてもらうことで再来店を促しており、初動としての成果は生んでいるそうだ。

 Tマネーはポイント還元率0.2%(500円で1ポイント)と決してポイントの魅力は強くはないが、「よく使うお店、多く貯めたいポイント、そして、楽に、という3つが揃っています」と運営するTマネーの担当者は自信をみせる。Tポイントの利用者が最も多いファミリーマートへの導入で生活者への認知が高まったのは間違いなく、今後は、Tカードが利用できる提携社を中心に「Tマネー」の導入が進むと思われる。

NTTドコモが共通ポイント参入?電子マネー稼働活性化と併せて展開

 NTTドコモでは、「ドコモポイント」を進化させ、市中やインターネットで利用できるポイントサービス「dポイント」を、2015年12月1日から提供開始する。また、dポイントの提供にあたり、今後、幅広くパートナー企業を募り、「dポイント加盟店」(リアル店舗およびネット店舗)として、拡大を図るという。これに伴い、「dポイントカード」を新たに発行する。


 ポイント戦略に加えて、決済サービスの強化も発表されている。ドコモでは、自社で展開するクレジットサービス「DCMX」をリニューアルし、クレジット決済機能、ポイントカード機能、2つの機能を併せ持つ「dカード」を新たに発行するとともに、「DCMX mini」も「dカード mini」にリニューアル。2015年12月からは、ローソンの全国約1万1,000店舗など、市中のdポイント加盟店、クレジット決済の対象店舗である「Visa/MasterCard加盟店」および「iD加盟店」でのdカードによる支払いで「dポイント」が貯められるようになる。

 NTTドコモが、街中の店舗で核となる存在としてまず提携したのがローソンだ。6月からは、ローソンで買い物する際、ドコモのクレジットサービス「DCMX」「DCMX mini」で支払うと割引が最大5%適用。ローソン店舗でのDCMX、DCMX miniを利用した決済において、決済金額の3%を割引、2015年12月1日から、ローソン店舗での買い物の際にdカードで決済し、「dポイントカード」を提示することで、買い上げ1回につき、購入額100円ごとに提示と決済でそれぞれ1ポイントが貯まるそうだ。同会見により、Tポイント、Ponta、Rポイントカードに次ぐ“4番目の共通ポイント”として、同市場に参入したという識者も少なくない。

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NTTドコモは、記者会見でDCMX、DCMX mini支払い、dポイントの利用で最大5%割引になることをPR


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