• 2015/08/06 掲載

東芝、Windows 10 Proを搭載する法人向けモデルをリリース、移行サービスも提供

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東芝は8月6日、法人向けノートPCにWindows 10 Proをプレインストールしたモデルをリリースすると発表した。
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法人向けWindows 10 Pro搭載モデル8機種が登場

 東芝は、法人向けノートPCにおいて、最新OSであるWindows 10 Proを搭載したモデルを8月21日から順次販売すると発表した。同時に、2 in 1の10.1型ビジネスタブレット「dynabook tab S60」を新規投入し、法人向けモバイルデバイスのラインアップをさらに拡充させる構えだ。

 6月にはインテル第5世代超低電圧版CPUを搭載する「dynabook Satellite B35」、7月にはそのバリエーションである「dynabook Satellite B75 / B65」を市場に投入するなど、このところ法人向けに積極的な展開を見せている東芝が、Windows 10搭載モデルにおいても法人向けとしては他メーカーに先駆けて投入した。いち早くWindows 10を検証・テストしてみたい企業にとっては、インストールの手間がないこれらのモデルは有力な選択肢となるだろう。

 今回発表された法人向けノートPCのWindows 10 Proプレインストールモデルは、計8機種。15.6型のスタンダードノートPCから、13.3型のモバイルノートPC、キーボードが取り外せる2 in 1まで、幅広くカバーする。

東芝 法人向けWindows 10 Pro搭載モデル
内容ポジショニングモデル名発売日
Windows 10 Pro
プレインストールモデル追加投入
15.6型ビジネスノートdynabook Satellite B758月21日から順次
dynabook Satellite B65
dynabook Satellite B35
14.0型ビジネスモバイルdynabook R64
13.3型ビジネスモバイルdynabook R63
12.5型ビジネスモバイルdynabook R82
12.5型ビジネスタブレットRT82
新規投入10.1型ビジネスタブレットdynabook tab S609月下旬以後

10.1型のタブレットを新ラインアップ

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dynabook tab S60
 新たにラインアップに加わったdynabook tab S60は、オプションのキーボードドックを選択することでノートPCスタイルにもなる10.1型のタブレットだ。

 液晶ディスプレイの解像度は1920×1200ドット(WUXGA)と小型ながら高精細で、CPUは最新のAtomプロセッサーであるAtom x5-Z8300(1.44GHz/最大1.84GHz)を搭載する。メモリは2GBと4GB、記憶容量も32GBと64GBから選択可能。質量は約552gと軽量だ。バッテリー駆動時間は約7時間で、キーボードドッグ装着時は約13時間まで伸びる。

Windows 10への移行をハードウェア・サービス両面から支援

 なお、東芝情報機器では法人向けの企業のWindows 10環境への移行をサポートするサービスも提供していくという。Windows XPのサポート終了の際、およそ1万台を移行した経験とノウハウが活かされたサービスで、独自ツールを用いて既設PCのネットワーク設定や保存データを移行する。これにより、リプレースやアップグレードにかかる手間を大きく削減できるとしている。

 ソフトウェア面でも、HDDを丸ごと暗号化する「Smart DE」がWindows 10に対応。セキュリティ面で大幅に強化されたWindows 10だが、盗難・紛失などのリスクを下げることで、さらに安心して運用できるだろう。また、いくつかのモデルにプレインストールされる「TruCapture」「TruRecorder」「TruNote」といったアプリもアップグレードし、Windows 10に対応している。

 これらの発表から、東芝は企業のWindows 10環境をハードウェアとソフトウェア・サービスの両面でサポートする体制を既に整えていることがわかる。企業のクライアントPCで大半を占めるのはWindows 7だが、2015年1月にすでにメインサポートは終了、2020年1月には延長サポートも終了する。サポート期限を考慮して、次の移行先にはWindows 10を考えている企業も多いはずだ。取り急ぎ情報システム部門などでWindows 10を試してみて、導入検証を進めたい企業にとっては、プレインストールされた法人向けノートPCは検証用として検討したいモデルと言えるだろう。

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