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2016年03月28日

Windowsアプリの仮想化互換率99.9%!「クラウドページング」はVDIをどう変えるのか

現在、セキュリティ強化や多様なワークスタイルへの対応を目的に、VDI環境を導入する企業が増えている。ただし、VDI環境を構築しても、アプリケーションの起動が遅かったり、膨大なアプリケーションやライセンスの管理に課題を抱えていたりする企業は少なくない。しかし、Numecentの「クラウドページング」という技術を使うと、こうした課題を一気に解決できるという。「クラウドページング」とはどんな技術で、企業にどのようなメリットをもたらすのか。日本に初来日したNumecentのCEO トム・ラガッタ氏、および日本での販売を行うアセンテックの代表取締役社長 佐藤直浩氏に話を聞いた。

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NumecentのCEO トム・ラガッタ氏


Numecentが開発した注目の技術「クラウドページング」とは?

 Numecent(ニューメッセント)は2010年に設立された米国カリフォルニアに本社を置く企業だ。2012年、同社は「クラウドページング(CLOUDPAGING)」という技術を開発し、本格的にビジネスを開始した。

 クラウドページングとは、Windowsアプリケーションをクラウドから配信可能にする技術だ。通常、Windowsアプリケーションを実行するには、必要なすべてファイルをクライアントにダウンロードしてインストールする必要がある。ところが、クラウドページングを使うと、サーバからアプリケーションの一部をダウンロードするだけで、すぐに実行できる。

「たとえば、3.5GBのPhotoshopをダウンロードしてから実行できるまでに、約40分かかります。しかし、クラウドページングを使うと、40秒以内で起動できます。これは、起動に必要な最小限のコンポーネントだけをダウンロードして実行するからです」(ラガッタ氏)

 クラウドページングでは、Cloudpaging StudioというツールでWindowsアプリが解析され、配信可能なフォーマットに変換される。これを「コンテナ化」と呼ぶ。コンテナ化されたアプリケーションは、Cloudpaging Serverという配信サーバからクライアントに配信される。クライアントでは、Cloudpaging Playerというエージェントがデータを受け取り、クライアントのCPU/GPUを使ってアプリケーションが実行される。なお、Numecentは、この技術にかかわる32の特許を米国において取得済みということだ。

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(クリックで拡大)

Cloudpagingのワークフロー


 クラウドページングは、すでに欧米では広く活用されている。CAD/CAMなどを利用する建設業、金融、教育、医療、ソフトウェアベンダーなどに導入され、特に大学市場では、100を超える大学に導入された実績を持つ。

99.9%の高い互換性と物理/仮想環境への対応で、企業内アプリストアも容易に構築可能

 クラウドページングは、アプリケーションストリーミング技術の一種と考えられるが、大きく異なるのは、その互換性の高さだ。ラガッタ氏によれば「99.9%のWindowsアプリケーションに対応できる」という。

「ある金融機関のお客さまは数万のWindowsアプリケーションを持っていましたが、既存の技術でストリーミング化できたのは、200〜300程度にすぎませんでした。しかし、クラウドページングを使うと、ほぼすべてのWindowsアプリケーションをコンテナ化できました。しかも、アプリケーションのソースコードには一切手を加えていません」(ラガッタ氏)

 クラウドページングのもう1つの特長は、物理/仮想環境を問わず利用できることだ。物理PCはもちろん、VDIの仮想デスクトップ環境でも問題なく利用できる。また、物理PCの場合は、配信されたアプリケーションが端末にキャッシュされるため、ネットワークが利用できないオフライン環境でも実行できる。クラウドページングを使うと、企業内のアプリケーションポータルも容易に構築可能だ。

「米国の大手建設業のお客さまは、クラウドページングを使って、700以上のWindowsアプリケーションを配信する企業内アプリストアを構築しました。各エンジニアには自分専用のページが用意され、プロジェクトごとに必要なアプリケーションを起動することが可能です。これにより、アプリケーションの配布・更新が簡略化され、大幅なコスト削減に成功しました」(ラガッタ氏)

 また、クラウドページングには、ライセンス管理の仕組みも用意されている。配信サーバが権限を持つユーザーにのみアプリケーションを配信するので、ライセンスコンプライアンスおよび監査を強化できる。さらに、無駄なライセンスを減らせるため、ライセンスコストの削減にも有効だ。

【次ページ】ソフトウェア資産管理を劇的に改善する企業内アプリマーケットを構築可能

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