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2016年04月04日

いよいよMLB開幕! メジャーリーガーが秘密特訓に使う「VR」マシンとは?

メジャーリーグベースボール(以下、MLB)が4月4日(日本時間:5日)に開幕する。実は今、MLB界隈で新たなテクノロジーを使ったある練習用マシンが話題を集めている。メジャーリーグの複数の球団が、EON Sports VRを活かして、バーチャル・リアリティ(VR)によるバッティング・ケージの設置を進めているのだ。これにより、メジャーリーガーの打者はピッチャーの疲労や春の豪雨を気にせず、かつてない精度で自分のスイングを磨くことができるという。

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トレーニング・アプリのスチール写真。ジェイソン・ジアンビ選手によるバッティングの指導

(出典:NVIDIAブログ)

メジャーリーグ球団が秘密裏に開発する練習用VRとは

 米国ミズーリ州カンザスシティに拠点を置くEON Sportsは、従業員がたった5名の新興企業ながら、多くの有名企業を顧客に抱えている。同社が提供するのが、バーチャル・リアリティ(VR)を活用したバッティング・ケージだ。

 NVIDIAブログによれば、現在いくつかのメジャーリーグ・チームが、(同氏が口外しないことを条件に)EON Sportsのソフトウェアを一連のプロジェクターや高機能モーショントラッキング・ギアと組み合わせて、ハイパーリアリスティックなバーチャル・バッティング・ケージを開発しているという。

 同社を率いるブレンダン・レイリー(Brendan Reilly)氏は、大学バスケットボールのコーチを務めたキャリアを持っており、実際の試合でないと見られないような状況で選手の指導やトレーニングを行える良い方法はないかと考えていた。

 このバッティング・ケージは、選手が実際の試合で直面する可能性のあるあらゆる球種を体験できるだけでなく、コーチや選手がバーチャルな球の軌道を目で追うことも可能だという。

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(出典:NVIDIAブログ)


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 レイリー氏はこのソフトウェアについて「その難しさはかなりシュールです。当社の開発者は、158キロの速球と137キロのチェンジアップをおりまぜて、メジャーリーグの選手たちから三振を奪うのを楽しんでいます」と語る。

 メジャーリーグ球団のトレーニング施設内に隠されたホロデッキでバッティングする場合も、ヘッドセットを顔に装着してスイングする場合も、EON Sportsは、バッティング・ケージですら再現できない体験ができる。なぜなら、どんなピッチング・マシンよりも最高のピッチャーのほうが、はるかに駆け引きに長けているためだ。

 ピッチャーは素人ではとても打てないような球を山のように投げるが、ここぞというときのために、最高の球を隠し持っているのである。「バッティング練習でプロのピッチャーに最高のピッチングを行ってもらえることなどありえません。ピッチャーは肘を痛めたくはありませんからね」(レイリー氏)

【次ページ】NFLや大学のフットボール選手も使うEON Sportsのシミュレーター

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