ジュニアサミットで各国代表による提言文書がまとめられました

　三重県知事の鈴木英敬です。この4月22日に、首脳による伊勢志摩サミットに先立って、G7各国の高校生による「ジュニアサミット」が三重県桑名市で開催されました。

　日本代表の四名はみんな三重県在住。短期間で、次世代につなぐ地球をテーマに気候変動や経済格差、人材開発やジェンダーについて議論がなされました。各国代表の皆さんが共通して述べていたのは、自分達が当事者だということ。彼らのこれからのアクションにも期待したいです。


　また、講評には安倍昭恵夫人にもお越し頂き、私も僭越ながらメッセージを送らせて頂きました。各国代表によりまとめられた提言文書「桑名ジュニア・コミニュケ」は後日、参加者を代表して上堀内陸王さんが首脳に手渡されました。


　たくさんの県内関係者の皆様のおかげで、ジュニアサミットもまず何より無事故に、そしてこれまでにない盛り上がりの中で、三重県桑名市パートを終えることができました。全ての関係者の皆様に感謝です。

　議論だけでなく、三重県各地を回ってもらいましたので、将来の三重県ファンになってもらいたいですね。将来のサミットの担い手として、世界に羽ばたいてほしいと思います。

インバウンド効果向上に必要なモバイルWi-Fiルーター

　伊勢志摩サミットを契機として増加が見込まれる外国人観光客の受入環境向上のため、会場のある志摩市のほか、松阪市、伊賀市の各観光協会により、モバイルWi-Fiルーター（ブランド名：NINJA WiFi）のレンタルサービスを開始しました。

　これは都市部では当たり前となっているWi-Fiサービスを県内でもお使いいただき、インバウンド効果向上を目的としています。観光地の写真をSNSやインスタグラムに即アップしたいという要望は多く、これに応えるため1日1,000円で使えるルーターを用意しました。

　また、申込者がSNS投稿やアンケート回答を行うとノベルティグッズを提供するなど、独自の利用促進策を展開。宿泊施設等にPRポップを設置し、快適なインターネット接続サービスをPRしていきます。

　返却については、出国前に全国の空港にあるWi-Fiレンタルサービスを提供する株式会社ビジョンのカウンター、または郵送により行えますので、お気軽に利用いただければと思います。

サミットのレガシーを生かした三重県PRを首都圏で展開します

　平成28年度の東京日本橋「三重テラス」運営方針としまして、サミットの有形無形の好影響を生かしたレガシー効果による集客強化を展開していきます。

　まずは「食・文化」を重点テーマとし、テーマ性を持った企画の展開。県内産品とのコラボによるメニューの提供や販売企画などを行う予定です。

　次にリピーターや目的客の確保に向けた対策の実施。三重テラスのHPなどから「三重の応援団」に申し込みいただくと三重テラスのイベント情報などをメールマガジンでお知らせ。また、ご希望の方には「三重の応援団名刺」をさしあげます。他にも三重テラスのショップで特典のあるポイントカードなども用意しました。

　三つ目として、海外への情報発信や外国人観光客をターゲットとした対応。店頭ではトリップアドバイザーのステッカーを提示するとともに英語、中国語のパンフレットを用意し、皆様のお越しをお待ちしております。


【次ページ】航空宇宙産業、中小企業支援の取り組み