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2016年05月20日

ポータブル3Dスキャナが求められる3つの背景、クレアフォームが日本で初の記者会見

ポータブル3Dスキャナ製品の開発と販売を手がけるクレアフォームは20日、日本で初めての記者会見を開催した。

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クレアフォーム本社 アジア太平洋地域代表のカール・メルシエ氏(中央)、クレアフォームジャパン カントリーマネージャーの織田源太氏(右)


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 クレアフォームは2002年 カナダのケベック州で設立された企業。設立から14年、世界10か国に12のオフィスを構える。製品開発も10年になるが、10年間の間に、25個以上の製品を発表してきた。売上高は、毎年20%近い伸びを見せてきた。

 クレアフォーム アジア太平洋地域代表 カール・メルシエ氏は、3Dスキャナが求められる背景について、3つのポイントがあると語った。

 1つめは、高齢化。世界的な労働力人口の減少は製造業に大きなインパクトを与えるという。中でも日本とドイツは高齢化の影響が大きく、「労働力の減少を、労働の効率化で補わなければならない」(メルシエ氏)とした。

 2つめのトレンドが、スキャン対象となる製品のデザインの高度化だ。高品質・複雑で、デリケートな仕上げがなされている場合、非接触型の計測が必要になるという。

「昨今の製品は、四角い箱ということはない。とても洗練されたデザインになっている。であれば、計測も洗練されていなければならない」

 また、以前はリバースエンジニアリング用途での利用が多かったが、昨今では品質向上のために、工場の現場でやることも増え、マーケットの拡大が見込めるのだという。

 3つめのトレンドが、インダストリー4.0だ。1782年にメカニカルオートメーションが始まって以来、現在は第4次産業革命の時代、スマートオートメーションの時代を迎えているという。「製造がもっと早く効率的になる」。

 インダストリー4.0のポイントは大きく3つ。1つめはデジタル化、柔軟な製造。2つめは強力なシミュレーションとデータプロセシングツール。3つめはエネルギーと原材料の効率的な使用だ。

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ポータブル光学CMM


「3Dスキャナを利用することで、シミュレーション、分析などが行え、工程を最適化できる。不合格品を減らすことができる」

 3Dスキャナの変遷については、クレアフォームジャパン カントリーマネージャーの織田源太氏が解説した。まず、3Dスキャナでもっとも古い第1世代が紋型タイプ。これを携帯することは考えられなかったという。 第2世代がアーム式だが、これを携帯することもなかった。高い専門性必要だったからだ。

 そして、第3世代が同社のような携帯型の3Dスキャナとなる。

 同社のキーテクノロジーは大きく3つ。1つめはTRUaccuracy(真の正確さ:TRUEとAccuracyの造語)。2つめはTRUportability(真の可搬性)、TRUsimplicy(真のシンプルさ、簡便さ)。

 クレアフォームの製品では、「この高精度、携帯性、簡便性のバランスをとることに注力してきた」(織田氏)という。

 主力製品群の価格は1台あたり1200万円から。ソフトウェア込みで1300万円前後。

 さらに製品開発に加えて、3次元計測サービス、3Dエンジニアリングサービスなども展開。3Dエンジニアリングサービスでは全世界で150人のエンジニアを抱え、1万件以上の受注実績を持つという。

 最後に同社は2013年にAMETEK(日本法人はアメテック株式会社)に買収されている。4/1にはクレアフォームジャパンもアメテックに事業統合され、事業所も統合している。ただし、クレアフォームとしてのブランドは残す方針となっている。

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