• 2016/07/18 掲載

ソフトバンクG 孫社長、ARM買収の目的は「IoTのチャンスをつかむこと」

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ソフトバンクグループは18日、マイクロプロセッサなどの半導体知的所有権(SIP)を保有する英ARM社の株式14億1200万株を、240億ポンド(約3.3兆円)で買い取ると正式に発表した。ARM株式1株当たりの価格は1,700ペンスで、前営業日のARM株式1株当たりの終値1,189ペンスに対して43%のプレミアムが反映されていることになる。買収は9月30日に完了する見込みで、完了すればARMはソフトバンクグループの完全子会社となる。
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ソフトバンクグループ 代表取締役社長 孫 正義氏
 今回の買収発表にともない、ソフトバンクグループ 孫 正義社長は「これまで、ARMを世界的に名高いテクノロジー企業であり、この分野における圧倒的マーケットリーダーとして高く評価してきました。今回の投資の目的は『IoT』がもたらす非常に重要なチャンスをつかむことにあり、ARMは、当社グループの戦略において重要な役割を果たしていくでしょう」とコメント。

 そのうえで「今回の投資は、当社の英国に対する強いコミットメントと、ケンブリッジにおける豊かな科学技術の才能集団がもたらす競争上の優位性を特徴としています。当社は、本件買収に不可欠な要素として、向こう5年間で、英国におけるARMの従業員数を、少なくとも倍増させようと考えています」とした。

 今後、ARMはグループ内で独立した企業として、引き続き英ケンブリッジを本拠として事業を行うという。

「本件買収は、当社にとってこれまで行ってきた買収案件の中で最も重要なものの一つであり、今後、ARMが当社の成長戦略の重要な柱となることを期待しています」(孫氏)

 一方、ARM ChairmanのStuart Chambers氏は、「本件買収は、将来価値を現在かつ現金にて確実に実現する提案であり、大変魅力的なものです」と評価した上で、「ソフトバンクから、英国における当社従業員数の倍増や当社固有の企業文化・ビジネスモデルを継続していくこと等、当社に対して相当な投資を行う旨の確約をいただきました。ARMは非常に優れた実績を誇る特別な企業です。当社取締役会は、ソフトバンクの有するリソースをフルに活用することにより、コンピューターが用いられるあらゆる場面においてARMテクノロジーの使用をさらに加速させることができると確信しています」とコメントしている。

 ARM社の概要は以下の通り。

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ARM社概要

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