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2016年10月13日

泣いている子どもが3分で寝落ちする「アルマスリング」とは?

電車の中、食事の席、あるいは一人きりで子どもの世話をしているとき、子どもが泣いていては、親も心身ともに疲弊する。仕事のストレスを抱えての子育てとなると、さらに辛いだろう。乳幼児用の抱っこひも「アルマスリング」は、「使って3分で子どもが寝落ちする」と評判で、毎回販売開始から1分ほどで完売する。アルマスリングの開発者であり、看護師であり、『どんなに泣いている子でも 3秒で泣き止み、3分で寝る まぁるい抱っこ』(講談社)の著者でもある辻直美さんに話を聞いた。

執筆:中森 勇人

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アルマスリングで抱っこされる乳児と辻直美さん(右)

(講談社©)



「アルマスリング」とは?

 アルマスリングはで2つのリングと身長ほどの布を縫い合わせたシンプルな作りでありながら、バラエティーに富んだ使い方ができる抱っこひもだ。「一度使うと手放せない」と瞬く間に口コミが広まり、販売開始と同時に1分ほどで完売してしまう。価格帯は16,300円(税抜)〜と決して安くないにも関わらず、すでに1万本近くを売り上げた。

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(クリックで拡大)

カンガルー抱きの例

(講談社©)

 これを使うと、親と乳幼児が向かい合わせになる寄り添い抱きから、生後すぐに使えるカンガルー抱き、腰イス抱きやおんぶなどができる。レストランなどでは、椅子に幼児を固定する安全ベルトに早変わりするなど、活用範囲が広い。

 色遣いがおしゃれでスタイリッシュなのも特徴だ。子ども慣れしていない男性が抱っこしても泣き止むなど、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどで情報が拡散された。製造しているのは、繊維の街、大阪の老舗メーカーで、国産・手作りにこだわり、丁寧に縫製する。これも販売即完売につながっているようだ。

 通常の抱っこひも、特に最近流行りのベビーキャリアの場合、ベビーキャリアに親が腕を通し、乳幼児をキャリアの中に入れる。簡単で手間もかからないが、乳幼児との密着度がそれほど高くなく、乳幼児が落下する事故が報告されている。また、ベルト式であることから肩に食い込む形になり、長時間の装着では親子ともに疲れてしまう。

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ベビーキャリアの例


「抱くと言う字は『手で包む』と書くように丁寧に愛情をもって接する必要があります。子どもを抱くことが出来るのはわずか3年あまり。だからこそ、抱っこは単なる移動手段ではなく、コミュニケーションの手段なのです」と言う辻さんは、乳幼児が安心して母親に身をゆだねる「まぁるい抱っこ」というメソッドを編み出した。

 この「まぁるい抱っこ」をサポートするのがアルマスリングだ。しかし、乳幼児が快適に感じる「まぁるい抱っこ」を実現するにはコツがあり、スリングを持っているだけでは「まぁるい抱っこ」はできない。そこで、スリングを使って誰でも「まぁるい抱っこ」ができるようレクチャーする「スリング講座」を用意した。アルマスリングと講座がセットで提供されることで、アルマスリングがヒット商品になったのだ。

【次ページ】子どもは3分で寝る

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