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- 2016/11/16 掲載
NTTの須田氏がDocker Engineのメンテナに就任 今後の抱負や計画は?
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
日本人として初めてDockerメンテナに就任
須田氏:日頃よりパッチ投稿、他の開発者のパッチに対するコメント、問題解析などを実施していたところ、Docker社よりメンテナのお誘いをいただきました。日本人・日本企業としては初となります。
もともと分散システムのテスト技術に関する研究開発のためDockerを利用していたのですが、その過程で偶然にストレージ関連の問題に突き当たり、解析を担当したことがDockerコミュニティとの関わりの契機となりました。昨年12月頃の話です。
その後、4月頃より安定性・互換性・セキュリティに関するものを中心に、継続的にパッチを投稿してきました。
──Dockerメンテナとは、そもそのどのような役割や立場なのか、教えてください。
須田氏:メンテナは、Docker本体(Docker Engine)、Swarmkit、Infrakitなどのリポジトリ毎に任命されます。また、各リポジトリのメンテナ毎に「コアメンテナ」「ドキュメントメンテナ」などの役割が存在しています。
私は、Docker本体(Docker Engine)のコアメンテナに就任しました。
現時点でのコアメンテナの人数は26名で、内訳はDocker社員が18名、IBMが3名、Huawei、InfoSiftr、Microsoft、、Red Hat、NTT(須田)が各1名です(参考:メンテナのリスト)。
メンテナの主な権限・責任はパッチのレビューおよび採否の決定です。パッチは2人以上のメンテナが承認したもののみが採用されます。また、他のメンテナの任免に関する選挙権も持っています。
メンテナ活動は会社の業務の一環として。品質・向上を中心に取り組み
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