- 会員限定
- 2016/11/24 掲載
スコット・ガスリー氏が語る「新生マイクロソフト」 同社はいま戦略の転換点にいる
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
赤シャツで知られるマイクロソフトのエグゼクティブバイスプレジデント スコット・ガスリー氏は、11月17日(日本時間11月18日未明)にニューヨークで開催された同社の開発者向けイベント「Connect();//2016」の基調講演で、新しいマイクロソフト像をこう表現しました。
もともとWindowsのための開発ツールでありフレームワークだったVisual Studioと.NET Frameworkは、ここ数年で大きな変化を遂げました。
それは.NETのオープンソース化によるLinuxやmacOS対応や、Xamarinの買収によるマイクロソフト自身がiOSやAndroid対応したこと、オープンソースのVisual Studio CodeによるLinuxやmacOS対応などに加え、Windows 10のBash対応、Windows ServerのDocker対応など幅広い分野に及んでいます。
ガスリー氏はそれらが結実した「新しいマイクロソフト」は、あらゆるデベロッパー、あらゆるアプリケーション、あらゆるプラットフォームに対応していく存在になったと言います。
次のスピーチはガスリー氏の基調講演での一節を抜き出したものですが、マイクロソフトの方向性をとてもはっきりと打ち出しています。
「新しいマイクロソフトは、次世代のソフトウェアアプリケーションを開発するのに必要なあらゆるものを備えている。
あなたが.NETデベロッパーで、Webアプリケーションを開発するのであっても、Node.jsやPythonやJavaデベロッパーであっても、あるいはMacで同様のことをするにしても。
あるいはC++でWindowsクライアントアプリを開発するとしても、C#でiOSやAndroidをターゲットにしたとしても。SQL Serverのソリューション開発者であっても、Emacsを使うPythonデベロッパーがLinuxの仮想マシンにデプロイするのであってもだ」
「Any developer、Any app、Any platform」という言葉が、今回のイベントのキーワードでした。
Visual Studio for Macが登場した理由
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!
-
ここでしか見られない
1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能
-
多角的にニュース理解
各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!
-
スグ役立つ会員特典
資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待
-
レコメンド機能
あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知
関連タグ
関連コンテンツ
PR
PR
PR