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2017年02月10日

2020年までに世界ロボティクス関連市場で起こる10のトレンド

人工知能(AI)、センサー、半導体技術などの進化は、産業用ロボットやサービスロボットの能力、性能、自律性、機能、使いやすさ、費用対効果のイノベーションを促進し続けている。こうした中でIDCは、世界ロボティクス関連市場の2017年から2020年の進展を特徴付ける要素や企業の動きなどの予測を提供するレポート「IDC FutureScape: Worldwide Robotics 2017 Predictions」に基づき、2017年以降の10大予測を発表した。

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世界のロボティクス関連市場、2017年以降に起こる10大予測

(© Montri – Fotolia)


2017年からの3年間で起こり得るロボティクス関連市場のトレンド

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 IDC Manufacturing Insights ロボティクス リサーチディレクターのジン・ビン・チャン博士は、2017年以降、世界のITリーダーに事業機会と課題をもたらすロボティクス関連市場のトレンドについて以下10の予測を提示している。

1. Robot as a Service
 2019年までに商用サービスロボットアプリケーションの30%は、Robot as a Serviceのビジネスモデルの形態で提供され、ロボット導入のコスト削減を促す。

2. Chief Robotics Officer
 2019年までに主要企業の30%はChief Robotics Officer(最高ロボティクス責任者)や組織内にロボティクス専任者を配置する。

3. 市場の競争環境の進化
 2020年までにロボティクス導入をサポートする800億ドル規模のICT市場に新規プレイヤーが参入し、企業はベンダーの選択肢が増加する。

4. ロボティクス関連の人材が不足する
 2020年までにロボティクスの成長は優秀な人材の獲得競争を加速させ、平均給与は最低60%上昇するにも関わらず、ロボティクス関連職の35%は人材が不足する。

5. ロボティクスが規制対象に
 2019年までに政府は雇用の維持とセキュリティ、安全、プライバシー問題に対応するため、ロボティクスを対象とした規制を導入し始める。

6. ソフトウェア定義型ロボットの登場
 2020年までにロボットの60%は、ロボットに組み込まれるべき新機能、認知能力、制御プログラムがクラウドサービスで提供されるようになる。このような変化から、ロボティクス向けのクラウドマーケットプレイスが形成され始める。

7. 人間と協働するロボット
 2018年までに新規導入されるロボットの30%は、既存ロボットの3倍の速度で動作するスマートなロボットになり、人間の周囲で安全に作業する。

8. インテリジェントRoboNet
 2020年までに商用ロボットの40%はメッシュネットワークに接続されたロボットの最適化された稼働情報や機能情報が共有され、ロボットの運用効率は全体的に200%改善する。

9. 工場以外でのロボット導入拡大
 2019年までに物流、医療、公共/公益、資源の主要企業の35%は、ロボットを活用した運用自動化を検証するようになる。

10.ロボティクスを活用するeコマース企業が増加
 2018年までにグローバルeコマース/オムニチャネル企業の主要な200社の45%は、倉庫内の受注処理業務や配送業務にロボティクスを導入する。

 またチャン博士は「ロボティクスによるイノベーションの加速は継続する。その結果、多くの産業において既存事業の枠組みが破壊し変化する。IDCは、物流、医療、公共/公益、資源の産業分野をはじめとした既存の製造業の工場以外で、ロボティクスの採用が加速すると予測している。

 そしてエンドユーザー企業は、ロボティクスを活用することで、品質、生産性や迅速性が向上し、さらに企業のステークホルダーがロボティクス活用の理解を深めることで、市場競争力を高められるかを評価する必要がある」と提言している。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「IDC FutureScape: Worldwide Robotics 2017 Predictions」にその詳細が報告されている。

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