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2017年02月24日

柔軟な発想を生み出すには「先入観」にとらわれないこと!

ホンマでっか!?TVの武田邦彦氏が教える「疑う力」を独学で身につける方法

今日、わからないことがあればインターネットで調べるのはあたりまえだが、DeNAが運営していた医療系キュレーションサイトWELQが問題になり、「目立つ情報が正しい」という考えは危険だということが再確認された。有名人や大きな組織が発する情報を鵜呑みにせず、事実を見極める力はどう養っていけばよいのか。ホンマでっか!?TVなど、多くのテレビ番組で活躍する中部大学 教授 武田邦彦氏に「疑う力」を独学で身につける方法を伝授してもらった。


「疑う力」を奪う日本の学校教育

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武田邦彦
工学博士。専攻は資源材料工学。中部大学教授。テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)、CS番組「虎ノ門ニュース8時入り!」「現代のコペルニクス」(DHCシアター)などに出演中。著書多数。近著は『先入観はウソをつく』(SB新書)

 先入観を最初に作るのは親です。とくに母親の影響が大きくなります。お母さんがわが子にしていいこと、してはいけないことを、1つひとつ教えていき、それが知識となり、生きていくうえで大事な基盤となるのです。

 しかし、問題はここからで、子どもが成長すると小学校に入学しますが、「先生の言うことをきちんと聞きなさい」という教えこそが、日本人の間違った先入観を形成していくのです。

 日本の場合、たとえば歴史の授業だと、「本能寺の変が起きたのは1582年」「徳川家康は1603年に江戸幕府を開いた」などと、テストに出すであろうキーワードだけを伝えて進めていきます。

 ところが他の先進国の教育は、たとえば歴史の授業を教えていて、偉人のことをひとしきり説明し終えると、「先生はこう考えているんだけど、みんなはどう思うかな?」と質問して、子どもたちにも答えさせるという、対話形式のやり方で授業を進めていきます。

 こうすると自分の考えも主張できるようになって、一方通行の授業にならずに済むのです。

 実は日本における授業の進め方というのは、「私の言うことに従ってついてきなさい」という服従型のシステムをとっているのですが、これは発展途上国に多くみられるやり方なんです。

 ヨーロッパなどの先進国では、子どもとの対話を重視した教えをしているために、先生の言ったことがすべて正しいのではなく、「先生はこう言っていたけど、本当のところはどうなんだろう?」と考えさせることで、先生の言っていることはすべて正しいという思考にはなりにくくなります。

 日本式の教育ですと、先生に限らず、権威のある偉い人がたとえ間違ったことを言っていたとしても、「あの人がそう言っているんだから間違いない」となりがちです。

 ところが、先進国では「先生はこう思っているんだけど〜」という教え方をしているものですから、どんなに権威のある人が意見を言っていても、「あの人の言っていることは本当なのだろうか?」と疑問を持ち、本当に正解かどうか自分で調べて確かめてみる。

 その点が日本と先進国とで大きく違うのです。

インターネットは一方的な攻撃の場になってしまった

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マツコ・デラックスとの対談も収録『先入観はウソをつく』(武田邦彦 著)
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 最近はインターネットの発達によって、一度疑問に思ったことでも自らの頭で調べ、それが正解かどうかを見極めることができるようになりました。その一方で人と違う意見を言おうものなら、総じてバッシングしようとする風潮もあります。

 芸能人や知名度のある人が何か意見を主張して、誰か一人が「それは間違っている」と言うと、そこに便乗して多くの人が「そうだ、そうだ」とするやり方は、一種のいじめのような気がして、不安になってくることさえあります。

 たとえば、どうして自分と意見が異なるのか、その理由をきちんと主張した建設的な内容を伴った批判であるならまだいいのです。

 けれども、感情的になって、相手の人格までも攻撃した誹謗中傷の意見が多く見受けられるのも、また事実なのです。しかも実名ではなく、匿名でできる。言われたほうが精神的にダメージを受けてしまうのも、無理はありません。

【次ページ】「疑う力」を独学で身につける方法

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