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2017年02月28日

クリエイターはフリーペーパーからパリ進出すればいい

画家やイラストレーターの売り込みは個人営業がほとんど。自分の作品を広く知ってもらうためには途方もない時間やエネルギーが必要だ。グライド・ワンが運営するフリーペーパー「MegRu(めぐる)」は、そんなクリエイターのニーズをくみ取り、アートショップや美術館、ギャラリーなどと提携して、クリエイターの売り込みから海外進出のサポートまで行っている。MegRu 編集長 伊藤千裕さんにその取り組みを聞いた。

執筆:中森 勇人

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パリで開催されるJapan ExpoでのMegRuのブース。
ここからクリエイターは世界にはばたくのか。



6,000円でパリデビュー

 MegRuでは、フリーペーパーを基軸として、クリエイターの作品紹介を行っている。フリーペーパーは20〜28ページの構成だが、掲載されているクリエイターの割合は、比較的に女性の方が高いそうだ。

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発行部数は1,500部ほどのMegRu


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 発行部数は1500部で、その展開場所は首都圏を中心に北海道から九州までと広範囲にわたる。アート系雑貨や書籍でおなじみのヴィレッジヴァンガードや六本木ヒルズアート&デザインストアをはじめ、上野の森美術館、東京藝術大学大学美術館、大阪のあべのハルカス美術館、大分のMiharus_Room201、北海道のGOIDARADENO、Aillデザインスタジオなど、全国津々浦々で販売される。

 その他にも、フリーペーパーに掲載されたクリエイターを対象に、MegRu主催の展覧会「MegRu展」への出展者を募集。費用の関係で個展を開くことができない学生や若手の画家やイラストレーター、ハンドメイドクリエイターなどの発表の場となっている。

 MegRuの活動は海外にも及ぶ。日本のアニメやコスプレを一躍有名にしたパリ開催の文化イベント「Japan Expo」にもブースを出展。作家に代わって現地での作品の展示や販売を行う。

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MegRu 編集長
伊藤千裕さん

 MegRu編集長の伊藤さんは「海外出展は個人では費用がかかり、ハードルが高いですよね。それに旅費や宿泊費もかさみます。そこでMegRuが作家さんにお声がけをしまして、ご本人に代わって現地で作品の展示や販売を行います。ブースの出展料金をシェアすることでコストを下げ、チャンスを広げようということで始めました。いわゆる作品のデパートのような感じですね」と話す。

 4日間に渡って開催されるイベントだが、出展料金は6,000円〜(税抜・配送料別)とリーズナブル。前回の2015年開催時は76件のエントリーがあったのだという。経歴に「Japan Expo出展」と記載できることもクリエイターにとっては追い風になる。

 伊藤さんによると、前回出展時はキラキラしたアクセサリーやかわいい動物キャラのデザインの作品、サイン入りの一点ものの作品が好まれる傾向があったとのこと。

 2017年のJapan Expoは7月6日〜9日の開催となるが、出展者の募集〆切は3月1日(予定)となっている。

【次ページ】クリエイターとの信頼関係は足を使って築く

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