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- 2017/03/24 掲載
りんあんちゃんのお母さんがインスタグラムを始めた理由
中森勇人(なかもりゆうと)
経済ジャーナリスト・作家/ 三重県知事関東地区サポーター。1964年神戸生まれ。大手金属メーカーに勤務の傍らジャーナリストとして出版執筆を行う。独立後は関西商法の研究を重ね、新聞雑誌、TVなどで独自の意見を発信する。
著書に『SEとして生き抜くワザ』(日本能率協会)、『関西商魂』(SBクリエイティブ)、『選客商売』(TWJ)、心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書)などがある。
TKC「戦略経営者」、日刊ゲンダイ(ビジネス面)、東京スポーツ(サラリーマン特集)などレギュラー連載多数。儲かるビジネスをテーマに全国で講演活動を展開中。近著は「アイデアは∞関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント(TKC出版)。
公式サイト http://www002.upp.so-net.ne.jp/u_nakamori/
意外と少ない双子の育児情報
キュートなメガネがトレードマークの「りんあんちゃん」とは、5歳になる双子の女の子、りんかちゃんとあんなちゃんのことだ。母親のmatsukoさんがインスタグラムを始めたのは今から5年前のこと。彼女たちのシンプルでおしゃれな着こなしを中心に投稿している。最初はブログからスタートしたが、双子のための洋服の買い物やコーディネート情報が人気を博すようになり、注目を浴びることに。その人気の理由は同じ立場のママ目線に立った投稿によるものだという。
その原点についてmatsukoさんは「想像を絶する双子の育児」にあると話す。
さらに困難を極めたのが、眼科に立ち寄った際に判明した2人の遠視と乱視。遠視の場合はメガネをかけると目が大きく見えてしまい、どうしても目立ってしまう。
「母親として何とかしてやりたいという一心から遠視・乱視用のオシャレなメガネをひたすら探しました」と話すmatsukoさん。出産に際して、双子の妊娠や育児についての情報をブログで集めた。
「先輩ママの記事を手あたり次第読みあさっていました。苦難の末に授かった双子でしたので不安も人一倍。そんな時に先輩ママさんのブログから勇気をいただきました。無事に2人が生まれたら自分も役に立つ情報を発信していきたいとも考えていました」
たとえばすぐにサイズが合わなくなってしてしまう子ども服を2枚同時にそろえないといけないという悩みから行きついたプチプラ服の活用術や、安くてかわいい洋服の買い方、小物やヘアスタイルの合わせ方など。
中でも注目なのが着回しができるアイテムやコーディネートの例。低予算が故に少ないアイテムでかわいく見せるための知恵を毎日の子育ての中で編み出し、そのノウハウを公開している。
こういった内容が同じ子育て中の母親の支持を受け、やがてインスタグラムで7万人のフォロワーを得ることになる。
【次ページ】りんあんちゃんはこうしてメジャーになった
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