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2017年04月26日

Google、「TypeScript」を社内の標準言語に採用 承認は2年掛かり

Googleが中心となって開発しているオープンソースのJavaScriptライブラリ「Angular」のイベント「ng-conf 2017」が、4月5日から3日間、米国ユタ州ソルトレイクシティで開催されました。

執筆:Publickey 新野淳一

 3日目の基調講演に登壇したGoogleのエンジニアディレクター Brad Green氏は、TypeScriptがGoogle社内の標準言語に採用されたことを明らかにしました。

 この記事では公開されている動画から、基調講演のその部分を中心にダイジェストでまとめました。

2年掛かりでTypeScriptがGoogle社内の標準言語に

 Brad Green氏。Googleには社内の標準言語(Canonical Languages)としてC/C++、Java、JavaScript、Python、Goが設定されている。

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 なぜかというと、もし社内のプログラミング言語が15種類もあったら、プロジェクトを変わるごとに大変な思いをすることになるからだ。この5種類に絞ることで、大規模に関連ツールなどを開発、展開し、生産性を高められる。

 Angularの開発を始めたとき、JavaScriptを拡張し、クラスなどを追加した独自言語「AtScript」を使っていた。その後、マイクロソフトの協力を得てTypeScriptを採用することになった。

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 しかしこれはGoogleの社内でTypeScriptを使うことを意味しない。

 AngularはGoogle社外のオープンソースプロジェクトであり、Googleはそれに参加しているということになるので、TypeScriptを使ってもオーケーだ、ということなのだ。

 しかしTypeScriptは、Google社内のClosure Compilerを用いたJavaScriptよりもずっと効率が良い。IDEの支援もある。

 そして幸いなことに、Googleには標準言語を社内に追加するための承認プロセスがある。追加したい言語を申し込むと、何ページもあるチェックリストにかけられ、その後に会議で承認される。ただし問題は、過去にこれで承認された言語はひとつもなかったことだ(笑)。

 しかも会議とチェックリストのあいだを何度も往復した結果、このプロセスには2年くらいかかった。

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