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2017年06月19日

デルとEMCジャパンが新たな料金体系発表、オンプレのハードウェアにも従量課金の波

デルとEMCジャパンは、ストレージやハイパーコンバージドインフラストラクチャなどを対象とした新しい料金体系を発表しました。

執筆:Publickey 新野淳一

ストレージを対象とした従量課金的な料金体系

 すべてのDell EMCストレージソリューションを対象とする「Flex on Demand」は、あらかじめ設定しておいた基本容量を上回って利用した分が従量課金となる柔軟な料金体系です。

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 これまでストレージは、あとから容量を追加しようとすると運用をいったん停止してディスクを追加するなどの手間が発生することが多かったため、想定される最大容量のストレージを最初から購入しておくことが一般的でした。

 これは将来使うかどうか分らない容量の分まで購入費用を払うという、ユーザーにとってリスクの大きい導入法でもありました。

 Flex on Demandは、あらかじめ基本容量を契約しておくことで、その基本容量以内であれば料金は一定。基本容量を超えて利用した分は追加料金を払い、容量が基本容量以下になれば追加料金も不要になるという、従量課金的な料金体系です。

 これによりユーザーは最初から最大容量分の料金を支払う必要がなくなるため、初期投資を小さく抑えることができるようになります。

 同社によると、あらかじめ基本容量ごとの料金テーブルが用意され、基本容量が大きいほど従量課金の追加料金の単価は小さくなることが想定されているとのことです。

ハイパーコンバージドを月額利用料金で。1年後には解約可能

 ハイパーコンバージド製品ファミリーを対象とした「DFS Cloud Flex for HCI」は、ハイパーコンバージドインフラストラクチャを月額料金で利用できるというもの。

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 しかも最初の12カ月を過ぎるといつでも解約可能で、利用を継続するかぎり月額料金は毎年安くなっていきます。また、1年目の月額料金の合計は「定価の半分以下を想定している」(デル ファイナンシャルサービス 日本・韓国地域ディレクター 小川哲也氏)とのこと。

 クラウドの登場で、使った分だけ費用を払うという従量課金制度がユーザーのあいだで合理的な料金体系であることが広く知られ始めたました。そのトレンドがオンプレミスのハードウェアにも到来したといえるでしょう。

 ただしクラウドと同様に従量課金による長期的な利用コストは、一括で購入した場合のコストを上回る可能性が高くなります。利用形態に合わせた料金体系の選択がユーザーには求められます。

 「Flex on Demand」と「DFS Cloud Flex for HCI」はいずれも近日開始予定。

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

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