複雑化するサイバー攻撃に、AI・機械学習でどう立ち向かうか
ランサムウェアなど企業を狙ったサイバー攻撃が猛威を振るっています。複雑化し・高度化するサイバー攻撃に対して、機械学習/自然言語処理/ディープラーニングなどのAI技術を駆使して対策を行う動きが本格化しています。未知のマルウェアを検知するために、機械学習を使ってマルウェアの行動パターンを分析したり、またDarkWebなどでやり取りされる情報を自然言語処理で分析し、攻撃手法を事前に把握するといった手法も取り入れられています。本企画では、機械学習/自然言語処理/ディープラーニングなどのAI技術を取り入れた、セキュリティ対策の最新事例をご紹介するとともに、どういった分野に活用できるのか?現時点で活用できるソリューションを紹介します。
セミナー概要
名称 |
AIセキュリティ最前線2017 |
日時 | 2017年6月23日(金) 13:00~16:40(12:30 受付開始) |
会場 |
ベルサール東京日本橋 5F Room4+5 [会場地図]
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー5F |
対象 |
ユーザー企業(情報システム部門、経営企画部門、総務部門、経営・役員など)セキュリティ部門ご担当者/CSIRT/CSO
※個人名義の方のお申し込みはお断りする場合がございます。
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定員 |
120名 |
受講料 |
無料(事前登録制) |
主催 |
SB クリエイティブ株式会社 |
協賛 |
ダークトレース・ジャパン株式会社、エムオーテックス株式会社、株式会社FFRI 他
(随時追加) |
メディア協力 |
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基調講演
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)
ナショナルサイバートレーニングセンター センター長
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
セキュリティセンター 研究員
園田 道夫 氏
独立行政法人情報処理推進機構 情報セキュリティ技術ラボラトリー 研究員、日本ネットワークセキュリティ協会 研究員。大学卒業後、ソフトウェア開発会社、SI会社を経て2000年頃より主に情報セキュリティ関連の教育、コンサルを行ってきた。 2003年より日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)主催インターネット安全教室講師、2004年より情報処理推進機構(IPA)にて企業向けセミナー講師、2004年より経済産業省主催セキュリティキャンプ(現セキュリティ&プログラミングキャンプ)の企画、講師、主査、実行委員。2007年よりサイバー犯罪に関する白浜シンポジウム危機管理コンテスト実行委員、審査委員も務める。 2008年、経済産業省商務情報政局長表彰を受賞。2012年SECCONを立ち上げCTFの普及活動を行う。現在NICTナショナルサイバートレーニングセンター長。
特別講演
国立情報学研究所 サイバーセキュリティ研究開発センター
特任准教授
安藤 類央 氏
2006年慶應義塾大学 政策・メディア研究科後期博士課程卒業後、
2006年より情報通信研究機構 情報通信セキュリティ研究センター常勤研究員、
2011年同機構 ネットワークセキュリティ研究所主任研究員。
2016年より現職。
2003年米国空軍科学研究所特別賞受賞。政策・メディア博士(慶應義塾大学)
プログラム
13:00~13:50 |
基調講演:AIとセキュリティ、AIのセキュリティ
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)
ナショナルサイバートレーニングセンター センター長
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
セキュリティセンター 研究員
園田 道夫 氏 |
講演内容:特に米国において進むセキュリティプロセスの自動化。そこにいわゆるAIの果た
す役割は大きいと思います。本講演ではAIの役割だけでなく、AIが活用するデータや計算プロセス、システムとしてのAIなどさまざまな側面からAIとセキュリティの関係性についてお話します。
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13:50~14:30 |
Enterprise Immune System:次世代サイバー防御に機械学習を活用
ダークトレース・ジャパン株式会社
リージョナル カントリー マネージャー 北アジア
ジョン・カーチ 氏 |
講演内容:ダークトレースのEnterprise Immune System技術は、ケンブリッジ大学の専門家により開発された機械学習と数学理論を駆使してネットワーク全体の定常状態を常に把握、リアルタイムに可視化し、異常な挙動や未知の脅威を即検知する、ルールやシグネチャに依存しない新機軸のセキュリティ対策です。設立からわずか4年弱で全世界に24の拠点を展開、世界64か国以上における2,400件以上の導入実績において、30,000以上の未知の深刻なサイバー攻撃を検知したダークトレースの自己学習型アプローチについて、最大の特徴である3Dグラフィックによるネットワーク可視化ツールのデモを交えながら詳説します。 |
14:30~14:40 |
休憩 |
14:40~15:20 |
『導入実例が示したAIマルウェア防御と侵入経路追跡の有効性』
エムオーテックス株式会社 クラウドサービス本部 本部長 池田 淳 氏
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講演内容:シグネチャ型での対策が限界を迎えた今、AIマルウェア防御が非常に優秀な実績を残し、
現在、日本国内での導入が加速しています。進化し続けるサイバー攻撃に対応するには、外部脅威と内部不正の両面から対策が必要な状況へと大きく変化しました。
今回のセッションでは、AIアンチウイルス「プロテクトキャット Powered by Cylance」の利用ユーザーの運用方法と導入効果をご紹介します。
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15:20~16:00 |
近年のサイバー攻撃をどう防ぐ?「機械学習」と「ハイブリッド防御」で実現する対策とは
株式会社FFRI プロダクトソリューション部 マネージャ 岡田 一彦 氏 |
講演内容:近年サイバー攻撃は高度・巧妙化し、既存の対策方法だけでは守りきれない状況にあり、日本国内においてもサイバーセキュリティ事件が多発しています。サイバー攻撃が高度・巧妙化している背景や、これまでの常識では通用しなくなっている現状を解説し、特に大きな課題となっている標的型攻撃や無差別型のランサムウェアやバンキングマルウェアによる攻撃への備えについてお伝えします。 |
16:00~16:40 |
特別講演:AI技術をめぐるサイバー攻防戦の最新事例とビジネスモデル
国立情報学研究所 サイバーセキュリティ研究開発センター 特任准教授 安藤類央 氏 |
講演内容:
最新のサイバー犯罪はAIにより自動化されるケースが増えてきています。ビッグデータの分野で開発されたAIがサイバー攻防戦の最前線で利用される事例を紹介します。また、AIを利用することで生じる問題とビジネスモデルについてお話します。 |
会場アクセス
ベルサール東京日本橋[MAP]
〒103-0027
東京都中央区日本橋2-7-1
東京日本橋タワー5F
交通
「日本橋駅」B6番出口直結(銀座線・東西線・浅草線)
「東京駅」八重洲北口徒歩6分(山手線・京浜東北線・丸ノ内線他)
「三越前駅」B6出口徒歩3分(銀座線・半蔵門線)