サプライチェーンの統合、スループットの向上や業務効率化そして高度な経営判断支援の実現をめざしERPを導入してはみたものの、製造現場、倉庫、外注先、協力会社からの情報が取れずERPに蓄積される情報は以前のシステムの時と大差なが無い状況では、当初掲げた経営革新はとても実現できない、と実感されている企業の皆様へ。
『神は細部に宿る』と言われますが、効果的な経営戦略立案も現場の状況を『原価』という情報で把握してこそ可能になります。経営学者のKaplan等が「旧来の原価計算手法は役立っていない」と指摘してから早30年、未だ特効薬はありません。グローバル化が進み、海外企業とのコスト競争や為替リスクが激化する今、企業自身で足元を見つめ直し、原価計算の改善を図る事が求められています。
繰り返し製造業の先進的な取り組み事例を交え、原価情報の役立つ活用とその実現方法をご紹介します。 |