今、企業内文書の電子保存の機運が再び高まっています。背景には、電子帳簿保存法スキャナ保存制度が2年連続改正されたことがあげられます。特に今年は、スキャナ機器としてスマートフォンやデジタルカメラ等も容認されるなど、実現性のある法的要件は出揃った感があり、企業側の国税関係書類の運用上のハードルが下がることが期待されます。
これにより、ソリューションを提供するベンダー側もそれまでの文書管理システムの法令対応を加速しています。当セミナーでは制度改正のポイントと最新のシステムのご紹介を行い、電子化の取り組みに役立つ情報をお届けします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
セミナー概要
名称 JBMIA 文書管理システムセミナー2016
今こそスタート!電帳法スキャナ保存制度
日時 2016年7月22日(金) 13:00~16:30 (12:30~受付)
会場 千代田区立日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール[会場地図
東京都千代田区日比谷公園1番4号
受講料 無料(事前登録制)
定員 180名
主催 一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)
ドキュメントマネージメントシステム(DMS)部会
協賛 一般社団法人 日本経営協会、
一般財団法人 日本データ通信協会 タイムビジネス協議会
メディア協力
基調講演者プロフィール

さくら中央税理士法人 代表税理士 
安田 信彦 氏

東京税理士会 日本橋支部所属
2010 年東京税理士会主催情報フォーラム『税理士事務所IT化コンテスト』において最優秀賞を受賞。毎月開催している事務所見学会では全国から参加する多くの税理士、経営者、IT システム担当者に対してさまざまなソリューションを提案し続けている。

プログラム
13:00 - 13:05 挨 拶

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 
専務理事 中西 英夫
13:05 - 13:55 【基調講演】
税理士の目線から見たスキャン保存のポイントと期待すべき事

さくら中央税理士法人
代表税理士 安田 信彦 氏
講演内容:2016年1月から施行された改正電子帳簿保存法により、領収書、請求書等のスキャナ保存に関する規制が大幅に緩和されています。これにより、企業の文書管理・事務の効率化はどこまで進むのか?ペーパーレス化により空いたスペースをどう有効活用するのか?スキャン保存の活用事例をご紹介します。
13:55 - 14:35 スキャナ保存制度概要と平成28年度改正内容の紹介

JBMIA DMS部会 委員
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ドキュメントソリューション企画課
課長 西尾 光一
講演内容:国税関係書類のスキャナ保存制度が平成27年度、大幅に規制緩和されました。平成28年度はスマホによる入力も認められ、更なる規制緩和が進みます。いよいよ制度活用をスタートする時期です。 本セミナーでは、制度の概要と改正内容のポイントをご紹介いたします。また、保管場所の削減だけではない紙文書電子化のメリットについても整理しお伝えします。
14:35 - 15:40 休憩
14:50 - 15:40 運用上の注意点(思わぬ落とし穴の把握と解決のヒント)

JBMIA DMS部会 副部会長
リコージャパン株式会社
テクノロジーセンタージャパン
リーダー 宮脇 崇裕
講演内容:民間企業への規制緩和が進む中、e-文書法から取り残されていた領収書など国税関係書類に関し、2016年3月に電子帳簿保存法に関する財務省令が再改正され、スマホ等での領収書の電子化が容認されました。電子化の際に、タイムスタンプを付与するという単純なシステムでは国税庁の要件を満たせず、いかに低コストで実現するかが、成功の近道となります。本セミナーでは現実的な証憑の電子化運用における落とし穴とその解決のヒントを提供いたします。
15:40 - 16:30 DMS部会 国税関係書類の電子化への取り組みとソリューションのご紹介/Q&A

JBMIA DMS部会 部会長
アマノビジネスソリューションズ株式会社
タイムビジネス事業推進部
部長 森口 亜紀
講演内容:DMS部会では、2004年のスキャナ保存制度制定時より、各省庁や関係各署と意見を交わしながら、国税関係書類の電子化促進に取り組んできました。今回の、2015年、2016 年の二度にわたる改正においても、スキャナ保存制度を活用できるよう、顧客視点に立って、積極的に普及促進しています。その活動報告と、各社が持つスキャナ保存制度に適したソリューションをご紹介します。また、時間の許す限り、質問にお答えします。
(講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。)