オープニングご挨拶

サービスマックス株式会社
サービス＆アライアンス本部 本部長
宮田 靖

基調講演（１）
「アフターサービスのその先へ：
　IoT x クラウド x モバイルで実現する 次世代型フィールドサービス」

米サービスマックス
CEO デーブ ヤーノルド

現在、世界の製造業は大きな転換期を迎えています。その中で海外の先進的企業はその事業戦略を顧客サービスへと比重を移し始めています。世界先進企業約５００社に採用されるサービスマックスの導入企業がどのようにその「サービス・トランスフォーメンション」を成功させたか、またサービスマックスが提供するサービスがいかにそのイノベーションを支えたかを弊社CEOよりご紹介させて頂きます。
《略歴》
エンタープライズソフトウェアビジネスにおいて20年以上にも渡り会社の成長に貢献してきたSaaSとフィールドサービスビジネスのプロフェッショナルである。

基調講演（２）
「サービス2.0へのロードマップ：
　最先端テクノロジーで実現するサービス事業の収益化と未来の成果型サービスモデルとは」

米サービスマックス
製品担当上級副社長 レイ カサイ

サービス事業をいかに収益化させ、サービス事業における競争優位を確立するか。「Uber」に代表されるビジネス革命は常に最先端のテクノロジーに支えられています。世界先進企業５００社の「サービス・ウーバリゼーション」を支援する次世代型フィールドサービス：サービスマックスの最新機能及びロードマップをご紹介します。
《略歴》
CRM、フィールドサービス、エンタープライズモバイルアプリケーションにおいて17年以上の経験を持つ。直近ではフィールドサービスとSAPクラウドのSaaSソリューションカスタマーサービスのプロダクトバイスプレジデントを歴任。レイのリーダーシップにより、１から製品ラインを改革し、SAPで最も急速に成長している製品ラインにまで成長を成し遂げた。アメリカハース・ビジネススクールにおいてMBAも取得。

「SERVICE IS THE PRODUCT：
　成果型ビジネスモデルに向けたサービストランスフォーメーションとは」

米サービスマックス
グローバルカスタマートランスフォーメーション担当副社長
マーク フォーマー

「サービサイゼーション」「モノからコトへ」。製品を単に販売する事業モデルから、製品が生む「成果」をいかに顧客の感じる「価値」としそこから対価をえるか。成果型サービスモデルへの取り組みを進めていくためのロードマップを、計測すべき指標ととともにご紹介致します。
《略歴》
マークフォーマーはサービスマックスのグローバルカスタマートランスフォーメーションの バイスプレジデントとして見込み顧客、既存顧客のフィールドサービス組織における 真のサービスバリューにフォーカスした取り組みを行っている。 マークフォーマーは革新的でありテクニカルなビジョンと営業洞察力を持ち、セールス・パートナーチャンネル・事業開発においてITとデジタル部門のディレクターとして際立った経歴を持つ。ソフトウェア、テクノロジー業界での２５年間の経験と、現在までの１０年間はグローバルサービス部門にフォーカスしている。

「IoTマシンデータとフィールドサービスの統合
　～コネクティッド フィールド サービス～」

PTC ジャパン株式会社
SLM セグメント セールス/ 事業開発担当
バイスプレジデント
アッシャー ガッバイ 氏

昨今、製品だけでなく結果を求める顧客が増えており、製造業ではサービス部門の収益拡大を求める傾向にあります。これらを成しえるために、企業は『サービスの変革』を考えなければなりません。IoT、AR(拡張現実)などでコネクティッドフィールドサービスが可能となった今、顧客満足度の向上と収益拡大に向けて企業がどのように取り組むべきか、そのサービスをご紹介します。
PTCサービスライフサイクル管理（SLM）セグメントのセールス/事業開発担当バイスプレジデントとして、アジア太平洋および日本におけるPTC SLMソリューションの全ポートフォリオに関する営業と販売戦略の責任者を務める。

《学歴》
ノースウェスタン大学 ケロッグ経営大学院より経営学修士号（MBA）、エルサレム ヘブライ大学より経営・政治学専攻文学士号、およびイスラエル オープン大学より人文学専攻文学士号を取得。
《経歴》
2013年7月のPTCによるエニグマ社買収により、PTCに入社。2014年10月よりPTCジャパンに転籍。 PTC入社前は、エニグマ社のグローバルセールス/事業開発担当バイスプレジデントを務め、それ以前は、東京を拠点としてアジア太平洋地区のエニグマ事業を統括。また、プロダクトマネジメント、プロフェッショナルサービス、セールスの各部門における上級マネジメント職を歴任した。1992年にエニグマ社入社以前は、金融市場向け電子情報発行サービス企業の最高経営責任者（CEO）や防衛関連企業での職務に従事した。

「SCREEN GPのサービス戦略と
　ServiceMaxの導入」

株式会社SCREENグラフィックアンド 
プレシジョンソリューションズ
サービス統轄部 統轄部長
高田 敏和 氏

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズが進めるワールドワイドのサービス戦略の概要をご紹介します。当社のサービス戦略を推進する上で、重要となるITインフラにServiceMaxを導入し、海外販社に順次導入している経緯と今後の展開について、そのポイントをご説明します。
【略歴】
1981年　大日本スクリーン製造株式会社に入社
大阪支店管轄で、サービスと営業、CEPSの販売促進を担当
営業技術本部に異動後、サービスの商品化、ソリューションビジネスの企画を実施
ワールドワイド マーケティングコミュニケーションの導入を推進
ソフトウエア商品企画を担当の後、ソフトウエア商品開発部長
マーケティング統轄部、ソリューション統轄部　統轄部長を歴任
2015年度から当社のビジネスモデル変革のため、サービス統轄部を担当

「ハイブリッドクラウドとコグニティブ時代のフィールドサービス業務」

日本アイ・ビー・エム株式会社
クラウド事業本部 クラウドエバンジェリスト
佐々木 志門 氏
クラウド事業本部 エグゼクティブアーキテクト
クラウドアドバイザー　
藤原 明 氏

IBMは既存資産とクラウドとの連携や、API公開による新たなクラウドサービスの開発支援を目的として「IBM Connectシリーズ」の一部の無償提供を2016年に開始しました。フィールドサービス業務市場においてもビジネス環境の急速な変化に対応するために、モバイル、IoT、アナリティクスといった新しいテクノロジーをフィールドサービス業務に取り入れ、クラウドの能力を最大限に活用することが急務です。既存の基幹システムと、フロント・オフィスのデータを連携して利用できるハイブリッド・プラットフォームはコグニティブ・システムの基盤となります。クラウド・ベースのアプリケーション開発プラットフォームであるIBM Bluemixにて、Watson APIを含む多くのサービス Twitter や The Weather Company など、データ分野において多彩なパートナーシップを結び、クラウド上にあるさまざまなデータを、現在利用しているデータと組み合わせることで、フィールドサービス業務の可能性の拡がりをご紹介します。

　　

《略歴》　佐々木 志門 氏
1999年より金融、通信、流通業のSIプロジェクト経験を経て、2011年からはクラウドとモバイルを活用した災害復興支援プロジェクトに従事。2013年より現職。クラウド基盤IBM BluemixおよびMobileFirstを中心に、モバイル・アプリ開発やAPI エコノミーの活性化を推進。クラウド・エバンジェリストとしてイベント講演、トレーニング講師、個別プロジェクトのアーキテクチャー設計や提案活動支援、新規ビジネス・パートナーの発掘と支援を行う。近年、コグニティブ・プラットフォームであるIBM Watsonを加えたシステムデザインにチャレンジしている。

《略歴》　藤原 明 氏
クラウドアドバイザーとして、顧客のクラウド推進・戦略立案の支援と、Watson、IoT、Block Chain等、最新技術から構成されるIBM Cloud の活用アドバイスに従事。
三和システム開発（現三菱UFJインフォメーションテクノロジー）、楽天、アクサ生命保険を経て、2015年IBM入社。
保険・金融、eコマース分野でのITサービス企画・開発（新サービス、CRM、マーケティング、営業支援）に長年取り組む一方で、Salesforce.comなどを徹底活用したクラウド化やアジャイル開発、ユーザエクペリエンス指向のイノベーションを追求。日本証券アナリスト協会検定会員。Salesforce認定SalesCloudコンサルタント。

「サービスビジネスモデル変革へのとりくみ」

GEヘルスケア・ジャパン株式会社
執行役員サービス本部長
藤谷 京子 氏

《学歴》
1986（昭和61） 年 3月 パンパシフィックインスティチューツ 英文秘書科 卒業
2003（平成15） 年 9月 産業能率大学 経営情報学部 経営情報学科 卒業
経営情報学 学士号 取得

《経歴》
1986（昭和61） 年 4月 日本ボブスト株式会社 入社 技術部所属 部門付秘書として勤務
1990（平成2） 年 5月 GE横河メディカルシステム（現GEヘルスケア・ジャパン）株式会社ソーシング統括部 部長秘書として勤務（派遣社員）
1996（平成8） 年 6月 GE横河メディカルシステム（現GEヘルスケア・ジャパン）株式会社入社、ソーシング本部 バイヤーとして勤務
2000（平成12） 年 1月 同 サービスソーシンググループ グループ長に就任
2002（平成14） 年 4月 同 CTマーケティング部 プロダクトマーケティングリーダーに就任
2002（平成14） 年 9月 同 OTR（Order To Remittance）部、 プロジェクトマネジメントグループ グループ長に就任
2004（平成16） 年 4月 同 OTR本部長に就任
2009（平成21） 年 4月 同アジア・パシフィックOTR担当ゼネラル・マネージャーに就任（兼任）
2013（平成25） 年 8月 同アジア・パシフィックビジネスオペレーション ゼネラル・マネージャーに就任（兼任）
2013（平成25） 年 10月 同執行役員サービス本部長就任
現在にいたる

「最先端の事例から学ぶ、アフターマーケットビジネスの成功するトランス フォーメーションと収益化のポイント」

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Value Chain Transformation
パートナー
藤岡 稔大 氏

アフターサービスの収益化に成功している先進企業は、各顧客セグメントのニーズに応じた有償サービスの提供に早期に取り組み、更なる付加価値サービスの提供を進めています。先進企業は、着実かつ大胆なトランスフォーメーションを進めており、他社と大きな差をつけています。今回は、先進企業の事例から、アフターマーケット領域のトランスフォーメーションを成功させるためのポイントをお伝えし、早期に収益化実現するために、企業が今打つべき施策を整理し、ご紹介します。
《略歴》
外資系ERPベンダーから、大手コンサルティング会社を経て現職。SCMにおいて幅広い領域において、業務／組織／システムの構想策定や設計導入に従事。昨年より、最先端のテクノロジーを活用したサプライチェーソリューションを用いたサービス提供に従事している。 グローバルデロイトグループのサプライチェーンプランニングサービスとアジアパシフィック地域のサプライチェーンプランニングサービスと デジタルSCMサービスのリーダーを務める。

「世界で戦う土俵に立つための IoT 活用」

マッキンリーエレベーター・コーポレーション
ビジネスデベロップメント
ディレクター
デーブ ケアビッチ 氏

「Servicemaxで実現する
　Human ×Digital Transformation」

株式会社日立システムズ
コンタクトセンタ事業部　ソリューションサポート本部 パートナービジネスサポートセンタ担当部長
日野 仁誉 氏

日立システムズは、多様な業務システムの構築、システム運用・保守を担ってきた豊富な経験と技術力、それを支えるITインフラが強みのITサービス企業です。更には、設備の故障保全コールセンターといったBPOサービスを提供する等、ITの枠組みを超えた新たな価値創造にも取り組んでおり、業界で唯一無二のグローバルサービス企業を目指しています。当社のヒト×ITと共に成長してきた価値創造力とServicemaxのフィールドサービスにおける多彩で最先端の技術力との組合せにより実現する次世代型フィールドサービスの可能性についてご説明します。
《略歴》
1992年　日立電子サービス株式会社(現、株式会社日立システムズ)に入社
　　　　 ソフトウェアテクニカルサポート業務に従事
　　　　 サポート力を生かし、お客さま先に常駐しシステムエンジニア業務にも従事
1999年　ERP導入後の運用支援サービスの企画立案
2004年　ソフトウェアテクニカルサポート業務において、Qualiy Managerを担当
　　　　 お客さま視点で品質向上を推進したノウハウを生かし、コンタクトセンターのマネジメント規格である
　　　　 COPC(R) CSP規格の認証取得の取り纏めとして2004年の初認証取得にかかわる。(2016年現在 国内最長 12年目)
2015年より、20年以上にわたるお客さま視点のITサポートの経験を生かし、クラウド・モビリティ時代への
　　　 　変化に対応した新規事業・サービス開発を担当

特別講演：
製造業とサービスイノベーション

東京工業大学 環境・社会理工学院教授
日高　一義 氏

製品市場の飽和と製品自体のコモディティ化が進み、製造物の有形価値に加えサービスの無形価値に重要性がシフトしつつある中で、従来の製品中心のビジネスモデルだけは不十分であり、サービス領域のイノベーションが不可欠であるといえます。サービスイノベーションについて抽象的に扱われやすい「サービス」を具体化し、サービスサイエンスの視点から製造業のサービス化を分析し、そこから見えて来るグローバルレベルでのサービスイノベーションの実例、次世代型サービスモデル、ビジネスモデルについての課題や今後の展開、有るべき方向性等について、文部科学省および科学技術振興機構等におけるサービスイノベーション事業・研究への参加経験もお持ちで、東京工業大学においてイノベーションマネジメント研究を実践されている日高一義教授に解説いただきます。

《略歴》
1984年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了。 同年日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所入所。最適化技術，離散アルゴリズム、数理解析技術、ビジネス・ソリューション、計算組織論などの研究プロジェクトの指揮にあたる。IBM Research ワトソン研究所の戦略部門での海外勤務を経て東京基礎研究所ビジネス・サービス・リサーチ担当部長に就任。北陸先端科学技術大学院大学教授、 文部科学省科学技術政策研究所客員研究官、文部科学省サービス・イノベーション人材育成推進委員会委員、 文部科学省サービス科学・工学の推進に関する検討会委員、 科学技術振興機構・問題解決型サービス科学研究開発プログラム・アドバイザー等歴任。情報処理学会フェロー、サービス学会理事、 IEEE会員、日本オペレーションズ・リサーチ学会会員、経営情報学会会員。
2010年10月より現職。博士（理学）。