「IoT」という言葉がトレンドワードとして取り上げられるようになってから数年が経ち、毎日のように新聞やインターネットで目にします。機器の稼働状況や施設内の環境情報、人の行動履歴や位置情報など、収集できるデータは多岐にわたります。これらのデータを使いこなすことが今後のビジネスの成否を決めることは言うまでもなく、その重要なファクターとなるのが「機械学習」です。国としても個人情報保護法の改正によりその背中を押しており、もはやデータ活用で「何をすればいいのか分からない」とは言えない時期になりました。
本フォーラムでは、機械学習の手法をベースにしたデータ分析・活用のメソッドを事例を交えながらご紹介し、さらに、データ活用の幅を広げるべく、パーソナルデータ(※)を安全に利用するための技術をご提案。基調講演では、IoTの未来について、東京大学大学院 情報学環 教授の暦本純一氏に語っていただきます。
※パーソナルデータとは
個人に関するデータであり、氏名等の個人を特定できる情報だけでなく位置情報や購買履歴といった、個人の行動や状態に関する情報も含まれるデータ。
セミナー概要
名称 |
Prowise Business Forum in TOKYO
第90回 IoT時代の成否を決めるのは「機械学習」だ!
~人知を超える予測分析を取り入れるための勘所~
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日時 |
2016年12月8日(木) 14:00~17:30 (13:30 受付開始) |
会場 |
日立ソリューションズタワーA 4F 講堂
[会場地図]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7 |
受講料 |
無料(事前登録制) |
定員 |
150名
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主催 |
株式会社日立ソリューションズ |
メディア協力 |
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プログラム
14:00~~14:05 |
ご挨拶
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14:05~14:45 |
【セッション1】
自動分析ツールがもたらすデータ分析の日常化
株式会社日立ソリューションズ
ビジネス・アプリケーション本部
担当部長 奥沢 浩 |
講演内容:昨今のIoTやビッグデータブームにより、データ分析のニーズが急速に高まってきていますが、分析を行うデータサイエンティストのリソースは限られており、人件費的にも高額なケースが多く、データ分析を進める上での壁となっているのではないでしょうか。本セッションでは、統計解析の専門知識がない人でも、簡単にデータの傾向を把握し、結果に影響を与えている因子を突き止めることが可能な自動分析ツールを、故障分析や需要予測のデモを交えてご紹介します。 |
14:45~15:00 |
休憩 -デモ展示- |
15:00~15:40 |
【セッション2】
改正個人情報保護法と匿名加工情報
株式会社日立コンサルティング
公共コンサルティング本部
シニアコンサルタント 森本 絵美 氏
IoTによって蓄積した情報資産を安全に利活用するために
~パーソナルデータの積極活用に向けて~
株式会社日立ソリューションズ
システム基盤本部 第2部
技師 岩永 匡希 |
講演内容:ビジネスでの他社との差別化や競争力を高めるために、IoTによって蓄積したデータの活用が重要性を増しています。本セッションでは、2017年施行予定である改正個人情報保護法の最新動向の解説と、それを踏まえ、情報資産に含まれるパーソナルデータの安全な活用を支援する当社のソリューションをご紹介します。 |
15:40~15:55 |
休憩 -デモ展示- |
15:55~16:55 |
【基調講演】
IoTからIoA(Internet of Abilities)へ:人間の能力を拡張するテクノロジー
東京大学大学院
情報学環
教授 暦本 純一 氏 |
講演内容:あらゆるモノがインターネットに接続するIoTの実用化は現実のものとなりました。
テクノロジーの著しい進化は、モノとモノから、さらに人とモノがつながり融合するIoA(Internet of Abilities)時代へと向かっています。人間はロボットより身体感覚や大局的判断に優れていて、一方、ロボットは定常的な作業に向いており、移動・飛翔能力などを持っています。人間がロボットにつながり、ロボットにジャックインできれば両者の長所を融合することが可能です。また、人間と人間の感覚をネットワーク越しに共有することで、遠隔共同作業や遠隔教示などの新しい可能性が生まれます。このように、人々や機械が持つ多種多様な能力をネットワークで結びつけることで、人類にできることを拡張するIoAの可能性について講演いたします。 |
16:55~17:30 |
質疑応答・個別相談 |