セルフサービスBIという言葉がもてはやされ、企業内では業務部門みずからデータ活用やデータ分析に取り組もうという気運が高まっています。 しかしながら、業務部門の担当者は業務のプロであり、ITやデータ分析のプロではありません。現実的な課題として、業務部門が主導したセルフサービスBIには属人性が生まれ、なかなか業務全体に定着しないのが現状です。この問題を企業、IT部門はどう解決していくべきか?当セミナーでは、IT部門の活躍により現場の最前線にいる担当者までデータ分析を実践し、その情報力を業務に反映している、鳥居薬品 情報システム部長 斎藤尚氏にご登壇いただき、同社の取り組みとその成果についてご講演いただきます。業務部門のデータ活用というテーマに対して、IT部門がどのように貢献できるのか?実際の成功ストーリーを伺う絶好の機会になります。また、特別講演として、関西大学商学部 矢田勝俊氏にご登壇いただき、データサイエンスの知見を交えながら「データ利活用の魅力と落とし穴」について解説いただきます。どうぞご参加ください。

セミナー概要
名称 データ活用で企業競争力を強化する
日時 2017年3月1日 (水)15:00~(受付開始14:30~)
会場 グランフロント大阪 [会場地図
〒530-0011大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーC8F Room C03+C04
対象 IT部門の担当者および責任者の方
経営層、経営企画、業務企画の方
※同業他社、個人名義の方からお申し込みはお断りする場合がございます。
受講料 無料(事前登録制)
主催 株式会社ジャストシステム
メディア協力
来場者特典 Actionista!無償トライアル受付
貴社が現在使用しているExcelのレポートや実際のデータをお預かりし、「Actionista!」を使った分析レポートを作成する無料トライアルサービスを実施中です。お預かりから1週間後には、デモ機でその結果をお見せいたします。
講演者紹介

関西大学商学部 教授
データサイエンス研究センター長 博士(経営学)

矢田 勝俊 氏

1997年、神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程修了後、大阪産業大学経営学部を経て2000年、関西大学商学部に着任、2006-2007年、コロンビア大学ビジネススクール客員研究員、文部科学省「産学連携による実践型人材育成事業」DSI(DataMining and Service Science for Innovation)プログラム統括責任者、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」データマイニング応用研究センター所長、データサイエンス研究センター長を兼任、現在に至る。国内外の受賞多数。博士(経営学)。大学院時代、阪神大震災をきっかけに、疎開もかねて複数の企業のスタッフになり、レジ打ちからシステム開発、店舗設計にいたるまで、情報化の現場経験を積む。データマイニングのビジネス応用に関して研究を行っており、KDD&DM(国際ジャーナル)に日本人で初めて採択される。最近ではAMA(AmericanMarketingAssociation)国際会議で発表するなど、マーケティング領域での先端研究に取り組む。主に顧客・店舗管理、商品評価、消費者行動モデリングに関するデータマイニングに取り組んでいる。


プログラム
15:00~15:10 ご挨拶

株式会社ジャストシステム
EPS事業部 事業部長
菊地修
15:10~15:50 【事例講演】「Actionista!」を活用した全社BI実践事例
データ活用で企業競争力を強化する

鳥居薬品株式会社
情報システム部長
斎藤尚 氏
16:00~16:40 思考を妨げない分析ツールとは?

株式会社ジャストシステム
テクニカルサービスグループ エキスパート
田代哲也
16:40~17:30 【特別講演】データ利活用の魅力と落とし穴

関西大学商学部 教授
データサイエンス研究センター長 博士(経営学)
矢田勝俊 氏
講演内容:データの利活用は企業にとって古くて新しい重要課題である。近年、IoTであらゆるものがインターネットにつながり、膨大な情報がビッグデータとして蓄積されるようになった。多くの企業がビッグデータを利活用しようと様々な取組みを始め、長年にわたり大規模データの利活用が叫ばれているにもかかわらず、それらの効果的利用について成功例を目にすることはまれである。継続的に成功例を出している企業となるとさらに少数の企業となる。そこには技術的な問題だけではなく、組織的・戦略的な問題、技術的な知識不足からおこる意思決定のミスなど複合的な要因が背景にある。この講演では実際の事例の背景に触れながら、失敗の源泉とその回避法について検討を加える。
※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。