標的型攻撃・DDoS・ランサムウェアなど、猛威を振るうボーダレスなサイバー攻撃に備える

標的型攻撃、ランサムウェア、DDoS攻撃など、サイバー攻撃が猛威を振るっています。ボーダレスに行われる一連の攻撃技術は飛躍的に高度化・複雑化しており、そのすべてを水際で防ぐことは非常に難しくなってきています。DDoS攻撃についても、誰がどこから攻撃が来るのか予測もできません。標的型攻撃はもはや「侵入を防ぐ」という概念から、「侵入された後どう拡大を防ぐか」といった「ダメージ・コントロール」が必須となっています。 当企画では、標的型攻撃、ランサムウェア、DDoS攻撃など、最新サイバー攻撃の手法と対策法について解説するとともに、いち早くインシデントを把握してその被害拡大を防いだり、万が一インシデントが発生しても被害を縮小できるようなサイバーセキュリティ対策のソリューション情報を提供してまいります。



セミナー概要

名称 サイバーセキュリティ対策セミナー2017
日時2017年5月24日(水) 13:00~16:40 (12:30 受付開始)
会場 ベルサール九段 4F Room4 [会場地図
東京都千代田区九段北1-8-10 住友不動産九段ビル ベルサール九段
対象 ユーザー企業(情報システム部門、経営企画部門、総務部門、経営・役員など)セキュリティ部門ご担当者/CSIRT/CSO ※個人名義の方のお申し込みはお断りする場合がございます。
定員 100名
受講料 無料(事前登録制)
主催 SB クリエイティブ株式会社
協賛 ダークトレース・ジャパン株式会社、F5ネットワークスジャパン合同会社、株式会社FFRI 他
(随時追加)
メディア協力
基調講演
国立情報学研究所 サイバーセキュリティ研究開発センター
特任准教授
安藤 類央 氏
2006年慶應義塾大学 政策・メディア研究科後期博士課程卒業後、
2006年より情報通信研究機構 情報通信セキュリティ研究センター常勤研究員、
2011年同機構 ネットワークセキュリティ研究所主任研究員。
2016年より現職。
2003年米国空軍科学研究所特別賞受賞。政策・メディア博士(慶應義塾大学)
特別講演
東京大学情報学環
特任准教授
満永 拓邦 氏

京都大学情報学研究科修了後、神戸デジタル・ラボのセキュリティソリューション事業部に所属し、ペネトレーションテストやセキュリティインシデント対応などの業務を行う。
平成22年度・経済産業省新世代情報セキュリティ研究開発事業「効率的な鍵管理機能を持つクラウド向け暗号化データ共有システム」にプロジェクトリーダーとして研究開発に携わる。
2011年4月からJPCERT/CC 早期警戒グループに着任し、標的型攻撃などサイバー攻撃に関する分析業務に従事する傍ら、「情報セキュリティ白書2013」や「サイバー攻撃からビジネスを守る」等の書籍の共著・監修も行っている。

プログラム

13:00~13:50 基調講演 :ボーダレス化するサイバー攻撃に悪用される最新技術動向とビジネスモデル

国立情報学研究所
サイバーセキュリティ研究開発センター
特任准教授
安藤 類央 氏
講演内容:最近のサイバー攻撃は高度に組織化され、攻撃側が最新技術に適用するまでのスピードが速くなっています。本講演では、標的型攻撃・DDOS・ランサムウェアなどの攻撃に悪用される手法に加えて、これらがどのようなビジネスモデルで行われるのか解説します。
13:50~14:30 Enterprise Immune System:次世代サイバー防御に機械学習を活用

ダークトレース・ジャパン株式会社
リージョナル カントリー マネージャー 北アジア
ジョン・カーチ 氏
講演内容:ダークトレースのEnterprise Immune System技術は、ケンブリッジ大学の専門家により開発された機械学習と数学理論を駆使してネットワーク全体の定常状態を常に把握、リアルタイムに可視化し、異常な挙動や未知の脅威を即検知する、ルールやシグネチャに依存しない新機軸のセキュリティ対策です。設立からわずか4年弱で全世界に24の拠点を展開、世界64か国以上における2,400件以上の導入実績において、30,000以上の未知の深刻なサイバー攻撃を検知したダークトレースの自己学習型アプローチについて、最大の特徴である3Dグラフィックによるネットワーク可視化ツールのデモを交えながら詳説します。
14:30~14:40 休憩
14:40~15:20 IoTデバイスも踏み台に!最新のDDoS攻撃の実態と対策を解明

F5ネットワークスジャパン合同会社
セキュリティソリューションアーキテクト
CISSP 谷村透 氏
講演内容:昨年は1Tbpsというかつて無い大規模なDDoS攻撃が発生しました。攻撃の踏み台には監視カメラなどのいわゆるIoT機器を乗っ取る"Mirai"と呼ばれるマルウェアが使われました。 どのようにして踏み台になったのか?今後のあるべき防御方法は?といったDDoS攻撃の最新情報を解説いたします。また、F5ネットワークスのクラウド&オンプレミス両面によるハイブリッドDDoS攻撃対策技術を紹介いたします。
15:20~16:00 進化するサイバー攻撃に対抗するエンドポイントの多層防御化
FFRI yaraiを付加したこれからのハイブリッド防御とは


株式会社FFRI
プロダクトソリューション部部長
川原 一郎 氏
講演内容:標的型攻撃に加え新たな脅威として無差別型攻撃が急増しており「多層防御」は欠かせません。 対策ポイントとして注目されるエンドポイントでも、従来型対策に加えて、新アーキテクチャ・セキュリティの採用が求められています。 国内No.1の導入実績を誇る「FFRI yarai」をエンドポイントに付加したハイブリッド防御をご紹介します。
16:00~16:40 特別講演:ランサムウエアに見るサイバー脅威の変容と組織における対策

東京大学情報学環
特任准教授
満永 拓邦 氏
講演内容:2017年5月WannaCry と呼ばれるランサムウエアの被害が相次いで報告されました。
このランサムウエアは E メールに添付されたマルウエアなどを通じてインターネット に接続した端末に感染した後、組織内ネットワークにある他の端末に対して、リモートアクセスサービスを悪用し感染を広げます。
情報窃取を目的とした標的型攻撃とは異なり、こうした攻撃ではシステムが破壊され業務に直接的な影響を与えます。こうした攻撃の変容を踏まえて、組織としてどのように備えるべきかついて解説いたします。
※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。



会場アクセス

ベルサール九段[MAP]

〒102-0073
東京都千代田区九段北1-8-10
住友不動産九段ビル4F ベルサール九段

交通

「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
「飯田橋駅」東口徒歩10分(JR線)
「水道橋駅」A2出口徒歩10分(三田線)



本セミナーは受付を終了いたしました。