社会・経済環境の変化、ブロックチェーン、IoT、AIなどテクノロジーの急速な進化は、いま、企業ビジネスに変革の必要性を突きつけています。ITの力を最大限に駆使して、優れたビジネス・アイデアを次々と市場に投入するスタートアップや、買収、統合を迅速かつスムーズに行い、新たな領域に進出するデジタル・ネイティブな企業など成功例が数多く見られます。

こうした企業は常にユーザーを観察し、市場の動向にアンテナを張り、製品やサービスに反映しさらに大きな利益を得ていきます。一方で、過去の成功体験から抜け出せず、変化のリスクを恐れて次の一歩を踏み出せずにいる企業も数多く存在します。

しかし、優れたイノベーション創出のための方法論とソリューションがあればその障壁は低くなります。

当セミナーでは、実際に先進的なお取り組みを実践するお客様事例や米国大手企業のデザイン思考とクラウドを活用したイノベーションの事例を詳しくご紹介しながら 、ビジネス、ITの両面からその構築までの具体的なアプローチと方法論をご紹介します。

名称 デザイン思考とクラウドで始める 企業イノベーション セミナー
~ 事例から紐解く実践的アプローチ ~
日時

2017年7月12日(水) 13:30~16:30 (受付開始 13:00)

会場 日本アイ・ビー・エム株式会社 本社事業所(箱崎)
東京都中央区日本橋箱崎町19-21
受講料 無料(事前登録制)
対象 IT推進やIT企画のマネージャーの方
クラウド推進、全社のITアーキテクトの責任者の方
新規ビジネスやサービスを支えるIT基盤に課題や興味をお持ちの方
グローバルや多角的にサービスや事業を展開しているIT部門の方
主催 日本アイ・ビー・エム株式会社
メディア協力

オープニング:コグニティブとオープンな技術でビジネス・トランスフォーメーションを支えるクラウド・プラットフォーム


日本アイ・ビー・エム株式会社
取締役専務執行役員
クラウド事業本部長
三澤 智光

  • IBM Watson に代表されるコグニティブ技術やAI(人工知能)などの先端技術をビジネスに組込み、イノベーションをリードして新たなビジネス価値を創出して競争優位性 を獲得する。その実現に不可欠な「自社に最適なハイブリッド・クラウド」をIBMクラウドなら構築することができます。様々な取り組み事例を通して、どの ように構築し、活用するのか、ご紹介します。

デザイン思考とアジャイル開発で始める新サービス開発手法


日本アイ・ビー・エム株式会社
東京ソフトウェア&システム開発研究所
クラウドテクノロジー部長
中鹿 秀明

  • イノベーティブなサービスを短期間で創出するために有効な手法として「デザイン思考」と「アジャイル開発」があります。デザイナーの感性と手法を用いる 「デザイン思考」のメリットは何か。なぜIT開発にフィットするのか。さらにアジャイル開発を組み合わせることでいかに効果を最大化できるか。本セッションではその理由とIBMのイ ノベーション創出手法「IBM Bluemix Garage」で適用されている変革へのアプローチ方法をご紹介します。
休憩

Journey to Cloud : クラウド活用が実現する企業イノベーションへのロードマップ

 

日本アイ・ビー・エム株式会社
クラウド事業本部
エグゼクティブ・アーキテクト
渡邉 周一

  • イノベーション実現のために柔軟かつ多様な利用形態の選択肢を持つクラウド環境が必要になり、その実現手法の一つにマイクロサービスがあります。マイクロサービス化とAPI連携により迅速なビジネス改革を実現することができます。こういった要素技術はオンプレミスで稼働している基幹システムとのデータ連携や新しいビジネスの要求にも迅速にかつ柔軟に対応することができます。

グローバル事例に見るイノベーションへの実践的なアプローチ

 

IBMコーポレーション
技術理事, CTO Cloud Architecture,
クラウド・ラボ・サービス
カイル・ブラウン  ※同時通訳あり

  • 大企業には資金も技術力もある一方、プロセス変更やステークホルダーとの調整の難しさ、複雑なシステ基盤があり、迅速にイノベーティブなサービ スを創出し、それを支えるIT基盤を提供するのは容易であるとはいえません。しかし、デザイン思考やアジャイル開発などの手法を用いることでこうした障壁を打破して迅速に新サービスを立ち上げた例も出てきています。当セッションではアメリカ大手航空会社がお客様向けサービスを刷新し、短期で立ち上げるにあたって、これらの手法を用い、魅力的なサービス とそのIT環境が短期間で構築できただけでなく、開発プロセスや開発者のスキルも大幅に改善されるなど、さまざまな効果を生み出した例をご紹介します。
※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。