ゼンリンは、住宅地図をはじめカーナビゲーションなど、詳細な地図情報の提供を通じて社会に貢献しています。近年増加している、分析や統計解析のための地図データ需要に応えるため、ゼンリンは地図データベースのAPIを開発し、お客様が必要とする情報を、必要な時に、必要な形で提供できる環境を構築中です。購買行動データ、気象データ、統計データなど、企業が提供するデータと組み合わせることで、顧客管理やマーケティングなど、地図データの活用可能性が大きく広がります。当セッションでは、地図データベースと地図サービスについて解説するとともに、ゼンリンAPI開発の背景と開発で得た知見についてご紹介します。実際にAPIのデモもご覧いただく予定です。

世界中でAPIエコノミーが急速に成長していますが、日本でもさまざまな成功事例が生まれています。 本セッションでは多様な業界の事例を交えて、企業のサービスがコラボしたこれまでにないユーザー経験の魅力や企業のサービスをAPIとして公開していくことのメリット、そしてAPI時代のエンタープライズ・アーキテクチャーについてご紹介します。

銀行法改正により金融機関のAPI公開、フィンテック企業との連携の枠組みが定まり、オープンイノベーションを通じた金融機関のデジタル化が一層推進されると期待されています。特に決済領域は、顧客の購買データの取得、分析を通じて金融ライフログの起点となるため様々なフィンテック企業との連携事例が先行しています。
TISは40年にわたるカード決済のシステムインテグレーターとしての実績をもとに2013年より次世代決済ソリューションPAYCIERGE（ペイシェルジュ）を提供していますが、今年2017年からオープンAPI基盤を備え本格的な決済APIの提供を開始しています。
本講演ではPAYCIERGEの決済APIを活用した金融機関事例をご紹介するとともに、今後の金融機関のデジタル化についてインテグレーターの立場から考察します。

本セッションでは事例を交えて、APIの公開・運用に際して直面しがちな課題を取り上げ、持続可能なAPIエコノミーを実現するための解決策を解説します。またAPI領域におけるIBMの取り組みやソリューションについてもご紹介します。