統合ファイルサーバの選択基準は?VDIや爆発的に増えるデータの問題を解決する
統合ファイルサーバとVDIを併用する際に求められるストレージ要件
こうした流れと同じくして、最近ではVDIの導入を検討するユーザーも多くなってきた。その理由はセキュリティやメンテナンスでのメリットが大きいからだ。PCのデータ類は中央ストレージに集約されるが、もし1台のPCに20GBのデータ容量があれば、1000台では計20TBの容量になってしまう。それをセンター側でさばくことは大変だ。そこでPC上のファイル類を統合ファイルサーバ側に保存したいというニーズが生まれてくる。
このように、統合されたファイルサーバのニーズは高まっているが、導入にはいくつかのハードルもある。まず、万が一にシステムがダウンすれば、全社的にダメージを被るリスクがあることだ。そのため、非常に高い信頼性が求められる。
次に、将来を見越して部署ごとに必要な容量を把握しなければならないということだ。とはいえ、個々のファイルサイズや非構造化データの伸び率を予測することは難しい。
そして最後に、データ量が増大する中で、ますます管理のしやすさが求められているということだ。これはIT運用コストの削減とも絡んだ問題だろう。こうしたさまざまな要件をどのように解決していくべきなのだろうか。
・信頼性、管理のしやすさ、コストの問題をどうクリアするのか
・管理者は空き容量を気にするだけ、あとは全自動
・高速に仮想化環境をバックアップするには?
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