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  • 2014/04/08 掲載

システムはなぜ止まる?半数が予期せぬダウンタイム経験、それを防ぐ継続的な可用性とは

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「ミッションクリティカル・システム」という言葉の意味を調べれば、「24時間365日止まることが許されない、極めて重要なシステム」と出てくる。ビジネスにおけるITへの依存度が高まるなか、システムの停止時間を極力短くすることが、ビジネスの競争優位性につながる。その一方で、いざ実際の「ミッションクリティカル・システム」のダウンタイムをみると、設定したSLA(サービス品質保証)を大幅に超えており、経営の期待にITが応えられていない現実も浮き彫りになってきた。その原因はいったい何なのか、理想と現実のギャップはなぜ起こるのか。計画的なシステム停止も予期しない停止も防ぐ方法とは。

ミッションクリティカルなシステムがなぜ止まるのか

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図1 過去1年間にわたる予期しないダウンタイム(不測の故障でシステムを通常運用できないダウンタイム)の累計
(出典:2013年ミッションクリティカルなアプリケーションの可用性に関する調査)


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図2 予期しないダウンタイムの主な原因(過去3年間)
(出典:2013年ミッションクリティカルなアプリケーションの可用性に関する調査)


 ある調査によれば、ミッションクリティカルなシステムにフォーナイン、すなわち99.99%以上の可用性が要求されるSLAを設定する企業は約24%にのぼる。これは1年間に52分未満のダウンタイムしか許されない設定だ。また、99.9%(スリーナイン)以上の可用性が要求されるSLAを設定する企業は54%にのぼる。その場合、1年間に8時間45分未満のダウンタイムしか許されないことになる。

 しかし同じ調査によれば、過去1年間にわたる「予期せぬ」ダウンタイムの累計が、8時間以上となった回答は約28%もおり、4時間以上であればその割合は約50%まで増える(図1)。さらに過去1年間にわたる「計画的な」ダウンタイムの累計が、8時間超となった回答は50%、4時間以上であれば、68%にのぼった。

 図2は、予期しないダウンタイムと計画的なダウンタイムの主な原因を示したものだ。こうした原因に心当たりのある担当者は少なくないだろう。

 しかし、ミッションクリティカルなシステムは、万一の障害やメンテナンスに備えて二重化されており、何かあっても予備系にシステムを切り替えてアプリケーションの運用を維持できるようになっているはずだ。にも関わらず、なぜダウンタイムが当初のSLAより長時間にわたって発生してしまうのだろうか。

この記事の続き >>
・ダウンタイムが想定より長くなる原因の本質
・「継続的な可用性」を実現する技術
・論理障害にも対応、「継続的な可用性」+「継続的なデータ保護」

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