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  • 2017/08/25 掲載

元ホンダCIOが指南、世界で勝つためのIoTデータマネジメント戦略

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いまや、製造業におけるIoTは、企業にとっての重要な戦略となった。しかし、さまざまなソースから取得される膨大なIoTデータ、しかも正規化されていない生データに近いIoTデータを効率的に管理・活用する手法は、いまだ確立しているとは言い難い。はたして、企業はどういう考え方でIoTデータに向き合えばよいのだろうか。2005年にIT部長としてホンダ全体のIT戦略・運営を担当し、現在はオフィス有吉の代表をつとめる有吉和幸 氏、そして日本アイ・ビー・エムの岡口純子 氏に、IoTデータ活用のポイントについて話を聞いた。

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元 本田技研工業
情報システム部長
有吉和幸 氏

製造業にとっての「IoTの価値」とは?

 製造業でデジタル化が大きく意識される時代になった。その大きな理由の1つは、IoTの進展によって、これまで手に入らなかったさまざまなデータが大量に取得できるようになったことだ。ホンダでIT部長をつとめた有吉氏は、次のように語る。

「これまでIoTといえば、さまざまなものにセンサーを付けて、ロボット化など工場の合理化に活用する従来の生産性向上のためのIT活用の延長線上のものだと考えていました。しかし、製品自体がネットにつながり徐々に販売後のデータ、すなわち製品の使われ方のデータが入手できるようになってきました。これは、自社の工場、販売店にとどまっていたサプライチェーンの見える化が、ユーザーも含めた全体的なものになったことを意味します。それに伴ってIT部門の認識や役割も大きく変わらなければならないと思います」(有吉氏)

 有吉氏はデータの扱い方も大きく変わると指摘する。従来はIT部門がマスターを整備し、データの整合性と標準化を実現したデータウェアハウス(DWH)を構築し、各部門での分析用にデータマートを作成していた。もちろん、実績管理などの用途では、これらの清流化されたデータの有効性が失われることはない。

 一方で、IoTデータを活用しようとすると、自社のデータガバナンスが効いていないデータが外部から次々と入ってくることになる。精度は低いが、現場部門がひらめいた仮説を検証し、説得性を持たせるためには、この程度の精度でも十分なことが多い。

 このように、2つのまったく異なる方向性を持つデータを活用しなければならない時代になったのである。では、こうした状況にIT部門はどう対応していけばよいのだろうか。

IT部門は「攻めのIT」にどう貢献すべきか

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