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  • 2018/05/25

事例:宮城の医療を影で支えるMMWIN、なぜ「仮想の防犯カメラ」を導入したか

みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会(以下、MMWIN:Miyagi Medical and Welfare Information Network)は、宮城県内全域で医療福祉情報ネットワークの構築事業を展開している。MMWINは、機微性の高い患者の医療情報を取り扱っている。これらの医療情報へのセキュリティを担保するため、今回採用したのがPC画面操作の録画・記録という手法だ。なぜMMWINが、この方法にたどり着いたのか、その課題とトライアルの効果について話をうかがった。


大震災の教訓を生かし、県内全域で医療福祉情報ネットワークの構築事業をスタート

 MMWINは、震災前からあるいくつかの疾病別、分野別医療情報ネットワーク活動を取りまとめる為、東日本大震災を契機に各団体が協力し、2013年6月に法人化された一般社団法人だ。7年前に未曽有の大震災に見舞われた東北地方の記憶は、いまでも生々しく脳裏に焼き付いている。医療施設も例外ではなく、患者の電子カルテや紙カルテなど大切な医療情報も喪失してしまった。

 MMWINにおいて現在、システムサポート部門の部門長を務める及川 俊一氏は、当時の様子について次のように振り返る。

「そんな中、石巻市立病院は、山形県の病院とバックアップ体制を築いており、診療データが無事でした。そこで、この教訓を生かし、総務省と厚労省から補助を受け、県内全域のそれぞれの分野から専門家が集まり、医療福祉情報ネットワークの構築事業をスタートさせることになりました」(及川氏)

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みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会(MMWIN)
システムサポート部門 部門長
及川 俊一氏

 まず医療情報の保存を目的に、安全なサーバに県内医療機関の複製データ(SS-MIX2形式)を一括保管することになった。ただし、非常時だけのデータバックアップだけではもったいない。そこでMMWINでは、病院・診療所・薬局・介護・福祉施設といった他施設のデータを相互共有することで、医療の質や安全性を高め、患者中心の地域包括ケアに貢献することを目的とした。

 MMWINへの参加施設はこの3年間で約2倍に伸び、825にものぼる。県内大病院の参加率は57.5%と半数以上だ。これに伴って、データバックアップの患者数は773万人、情報共有の同意患者数も5万5000人を突破し、右肩上がりで推移している(2017年12月時点)。全国的にみても、県全域で連携するMMWINのような取り組みは珍しい。

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急拡大するMMWINの参加者と、それに伴うデータ量の増加。グラフからも、その急成長がうかがい知れる

 MMWINの認知度は徐々に高まり、システムの運用実績も急伸していく中で、今度は新たな課題も見えてきたという。その課題の1つが、セキュリティにまつわるサーバ監視業務の負担だった。

この記事の続き >>
・保守ベンダーのメンテナンス作業をよりセキュアに監視できないか?
・ゲートウェイサーバに導入するだけで50台以上の業務サーバを一括監視できたのが決め手に
・システム利用者側の観点から、明らかに抑止効果が高まる

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