YKイノアス事例:サーバ保守切れでリプレース、なぜクラウドではなくHCIを採用したのか
信頼性向上、BCP/DRの観点からサーバ刷新を決断
同社はこれまで、自社ビル内のサーバルームで基幹システムをはじめとするITシステムを運用・管理してきたが、サーバの保守切れを契機に、データセンターへの移行とファイルサーバの刷新を図ることになった。その理由について、YKイノアスで取締役 管理本部長を務める田中健司氏は次のように説明する。
「これまで利用していたサーバの保守が切れるのを契機に、最新の基盤に刷新することにしました。また、親会社から冗長化・信頼性向上や、BCP(事業継続計画)/DR(災害対策)の実施を求められていました。そのため、自社サーバルームでの運用から、データセンターの活用も同時に検討することにしたのです」(田中氏)
旧サーバを導入したのは2010年。すでに7年以上が経過し、現場レベルでもパフォーマンスとストレージ容量、さらに運用面で課題を感じることが増えていたという。同社の管理部システム課で課長代理を務める伊東洋一 氏は次のように説明する。
「今までは、情報システム部門の担当者2名でシステムを運用・保守してきました。ですから、たとえばビルの定期点検があるときは、週末にサーバを停止させ、翌週月曜日の早朝に起動する作業が必要です。また、ストレージ容量がひっ迫すれば、データを整理して空きを確保する必要もあります。物理サーバ上で稼働させていた仮想サーバが2系統あるのですが、月に1~2回は片方がダウンして対応が必要になるなど、運用負荷も大きかったです」(伊東氏)
・当初はクラウドを中心に提案
・評価した価格、性能、ストレージ容量の観点
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