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  • 2020/03/02 掲載

【事例に学ぶ】基幹システムのクラウド化、うまく進めた企業の「共通項」をあぶり出す

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今や企業でクラウドを活用するのは当たり前となった。しかし、メールやSFAはともかく、基幹システムをクラウドに移行するのは容易ではない。ビジネス要件を精査し、システムの可用性やセキュリティを確保しながら、運用ルールをはじめとする非機能要件までをも引き継ぐ必要があるからだ。こうした業務システムのクラウド化の課題は、どうやって解決すればよいのだろうか。事例を基に探ってみよう。

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基幹システムのクラウド化、うまく実現するためには何が必要?
(Photo/Getty Images)

基幹システムで高まる運用負荷、しかしクラウド移行も困難

 企業ITは、いわゆる「SoR」(Systems of Record)と呼ばれる基幹系システムと、「SoE」(Systems of Engagement)と呼ばれる、ユーザーとの繋がりなどを担うシステムに分かれる。近年、SoEの多くがクラウド化を前提に「クラウドネイティブ」で開発、構築されるのに対し、SoRはいまだオンプレミスで開発、運用されてきた。しかし、最近ではSoRのクラウド化を模索する動きが活発だ。

 こうした背景には、既存ITシステムの運用管理負荷の課題がある。オンプレミスで保有することによるデータセンターのコストに加え、IT管理者は慢性的な人手不足で、複雑化かつレガシー化したシステムを理解する担当者を確保するのは難しくなっている。

 そこで、負荷の高い運用業務の課題をクラウドの活用で解決し、情報システム部門をシステム保守、運用から、ビジネスにおけるIT活用を企画、提案、導入する本来の姿に注力したいという企業が増えてきたのだ。

 しかし、クラウドの活用や移行の際に課題もある。一番大きな課題は、基幹業務システムをクラウドに移行するノウハウが、現場の情報システム部門に足りないというものだ。業務アプリケーションとしてSaaSを利用するのとは異なり、基幹システムの移行はネットワークやインフラ面での手当も必要となる。そのあたりを任せられる人材、ノウハウが不足しているため、クラウド移行に二の足を踏む企業も多い。

 では、実際にこうした課題を克服し、基幹システムにクラウドを活用した企業は、どのような手法を使ったのだろうか。ここからは2社の事例を見てみよう。

この記事の続き >>
・90年以上赤字のない増田石油は、システムの老朽化と運用の属人化が進んでいた
・ベアメタルサーバであることのメリットとは?
・「働き方改革」を阻害していた運用負荷…機械器具設置工事I社の事例

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