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- 2024/08/02 掲載
部下に寄り添い、業務のフォローもしたのになぜ…私のマネジメントが失敗した「3行動」
私はこうして失敗した…破滅を招いた「3つの行動」
私は新卒で入った広告代理店を経て外資系金融機関に就職し、そこで初めて管理職を経験しました。管理職向けに一応のマニュアルは用意されていましたが、読み手の解釈に委ねる部分が多々あり、それを読み込んだら完璧とはもちろんいかず、数多くの失敗を重ねました。
ここでは、のちに失敗だったと知る「3つの行動」を含む、私の体験をお話します。何が誤ったマネジメントなのかを予想しながら読み進めてください。
当時、外資系金融機関の営業マネージャーだった私の下には、営業経験こそ豊富なものの金融業界は初めてという部下が集まっていました。業界未経験で何をしたら良いか分からない一方、プライドは人一倍高いような人材が多かったと思います。
私は、そんな部下たちがプライドを傷付けずに一生懸命仕事に打ち込めるような環境づくりに努めました。自分から「悩みはないか」とか「いつも頑張っていて偉いな」と頻繁に声をかけ、励ましていました。
時に、部下が手一杯そうに見えるときは、部下の仕事を私が巻き取り、部下の代わりに資料を作成したり、商談で契約を決めたりもしていました。
初めてのマネジメントということもあり、色々な先輩がくれたアドバイスにも耳を傾けました。
部下の気持ちに寄り添い、時に仕事を巻き取り、周囲のアドバイスに耳を傾け、私は「マネジメントできている」と思っていました。
ですが、次第に部下の気になる言動が目立つようになりました。励ましの言葉をかけないと仕事に取り組まない部下や、「最近私の相手をぜんぜんしてくれませんね」と不満をぶつけられたこともありました。
改善しなければと思い、できるだけ全メンバーに平等の時間を割こうとしました。1日の予定が部下との面談や部下のフォローだけで終わる日も珍しくなく、自分の仕事は土日に持ち越すことがしばしばでした。
マネジメントに関する書籍を読み漁りましたし、セミナーにも可能な限り出席して情報を集めました。それでも、部下の不満は解消せず、チームの結果が出ない日々が続き、私は体調を崩しました。その後もその状態を抜け出せず、結果的に5年ほどでマネジメント職を辞することにしました。
このエピソードから、なぜ私のマネジメントがうまくいかなかったのか、管理職としてどのような行動をすれば良かったのか、皆さんは説明できますか?
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