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  • 2018/02/07

ドローン空撮で何ができる? 映画、ニュースなど映像分野別活用事例をまとめて解説

ドローンが描くビジネスの未来

2014年ぐらいからプロ空撮業者の間で活用されてきたドローン空撮は、2015年以降、DJIのPhantomやInspireといった汎用機の性能向上に伴い、一気に拡がってきました。空撮業者は競争にさらされてきており、戦略が必要となってきている。今回はドローン登場前と登場後の空撮事情を解説。さまざまな「空撮」の分野を事例とともに紹介します。

ドローン・ジャパン 取締役会長 春原 久徳

ドローン・ジャパン 取締役会長 春原 久徳

三井物産デジタルおよびマイクロソフトでPCマーケットの黎明期からPCの普及に貢献。 2013年ごろからドローンビジネスに身を投じ、2015年にセキュアドローン協議会会長に就任。ドローン・ジャパン株式会社を2015年12月に設立し、取締役会長に就任。

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「ドローン空撮」といっても用途はさまざま。誰がどんな画像・映像をどう使うのかまで解説します
(© dianagrytsku – Fotolia)


ドローン登場前~ドローン登場後の空撮事情の変化

 空撮は、ドローンが登場する前には有人ヘリやセスナを使って行われていました。しかし、有人ヘリやセスナを使っての空撮は、1回のコストが数十万円と高く、予算がきちんと確保できる案件以外は実施することが難しかったのです。

 ラジコンでの空撮する業者もありました。こちらは、有人ヘリやセスナより低コストですむものの、操作が難しかったこともあり、あまり一般的にはなりませんでした。

 レイブプロジェクト空撮サービス朝日航洋などの空撮関連のサービスを行っていた会社は比較的早くからドローンの活用を行ってきました。

 こうした空撮会社はドローンを独自に組み立てて、一眼レフのデジタルカメラを搭載していましたが、事情が変わりました。DJIが2015年に高精度カメラを搭載できる汎用機であるInspireの販売を開始しました。

 Inspireの登場で、ドローンの操縦を担当する「操縦者」とカメラを操作し撮影する「撮影者」の2人体制のオペレーション(2オペ)が可能になり、Inspireを使う空撮会社も増えてきました。

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DJI製 Inspire 1


 DJI機体のカメラスペックは世代を経るにつれ、向上しています。Phantom1および2までは、GoProを搭載する形で対応していましたが、Phantom2 Visionから、HD(1080x720 30p)クラスの動画撮影が可能な専用カメラが搭載されました。

 Phantom3からUHD(2704 x1520 30p)やFHD(1920x1080 24/25/30p)クラスの動画撮影が可能になり、Phantom3 Professionalでは、4Kでの動画撮影が可能になりました。最新機種のPhantom4 Advancedでは今後の動画圧縮形態といわれるH.265もサポートしました。

 また、Inspireシリーズにおいては交換可能なカメラのバリエーション(X3、X5、X5Rなど)を増やすことで、4Kだけでなく、映画撮影に使われるCinema DNGといったフォーマットに対応し、劇場映画にも応えることが可能なスペックの撮影も可能になりました。

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DJI製 Zenmuse Z3

 こういったDJIの汎用機体が機体性能だけでなく、カメラ性能もどんどん向上させていくなかで、空撮業者はDJIの汎用機体でレベルの高い画像や映像を撮ることが可能になりました。同時に、機体の価格も手頃になり、空撮業務に対しての参入障壁が下がってきています。

空撮の分野と事例をまとめて紹介

 ドローン空撮に関しては、いくつかのジャンルがあり、その特徴は下記のように分かれます。

映画、ドラマ、ドキュメンタリー、ミュージックビデオ、CM撮影

 この分野では、空撮のテクニックが求められることもあり、いくつかの以前からある空撮会社に案件が集中しています。

 こうした分野のクライアントは、映画・ドラマ・ドキュメンタリー制作会社、広告代理店などです。

 入念な事前打ち合わせがあり、作り手から絵コンテが示されるケースがほとんどです。短いシーンであっても、何度も撮影が行われます。ドキュメンタリーの場合、一発撮りや過酷な環境のケースもあります。空撮業者は映像素材の形でクライアントに提供します。



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