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2018年03月16日

ドローンが描くビジネスの未来

エンタメでも進む「ドローン活用」、アート・VR・MR・広告にも広がる

平昌冬季五輪開会式でインテルのドローンが登場し、大きな注目を集めました。このように、群制御という最新テクノロジーを使い、多くのドローンが空を舞うショーやアートパフォーマンス、そしてドローンに搭載した360°カメラで撮影したVRでの空中散歩など、ドローン技術の進歩でアーティストも刺激を受け、新しいチャレンジが続々とされています。さらに最近では、ドローンがVRやMRと組み合わさり、新しい表現と可能性が広がっています。そこで、今回はエンターテインメント分野でのドローン活用を アート・VR・MR・広告・レースの観点から見渡していきます。

執筆:ドローン・ジャパン 取締役会長 春原 久徳

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最近ではアート、VR、MR、広告との組み合わせなどエンタメ分野にもドローン活用が広がっている

(©THANANIT – Fotolia)


五輪開会式でドローンが注目を浴びた

 平昌冬季五輪開会式では1218機ものドローンが空を舞い、大空に鮮やかなアニメーションを描き出しました。この大規模なショーを実現したのは、インテルのLED搭載ドローンシステム「シューティングスター」でした。



 このドローンの大きさは30cmほど。重さ約227gのクアッドコプターで、アニメーターがプランした軌跡に従って同期しながら飛行し、急降下や旋回をしながら、宙返りするスノーボーダーや五輪マークなどのアニメーションを描きました。

 日本でもインテルはハウステンボスで300機のドローンを飛ばすショーを行っています。

 こういった形でエンターテインメントの世界でもドローンが出てきています。

アート、パフォーマンスでも活躍するドローン

 日本では、Rhizomatiks Researchが2014年ぐらいから、ステージ演出などでドローンを活用してきました。特にダンスパフォーマンス集団ELEVENPLAYとのコラボレーションでは実験的にドローンを活用しています。

 「fly」という作品では、事前にダンサーがドローンを手で持ち踊った情報をプログラミングすることで、ドローンとダンサーのそれぞれのダンスを融合させています。



 「shadow」という作品では、ドローンにスポットライトを搭載し、通常は動くことのないスポットライト自体を動かすことで、幻想的なパフォーマンスを実現しています。



 また、マジシャンのマルコ・テンペスト氏とコラボレーションした「Magic Lab」もその表現力には驚かされる。



 また、こういった室内の表現だけでなく、平昌冬季五輪でインテルが行ったように、空をキャンバスにする光のショーは、最近世界中で行われ始めています。

 日本では、マイクロアドが提案する次世代プロジェクトMicroAd Magic!として「Sky Magic」というショーが2016年に行われました。

 これは、「富士山」を舞台として、20台を超えるドローンの編隊飛行や1万6500個のLEDライトが一斉に三味線の生演奏に合わせてライブパフォーマンスを行っています。



 こうした編隊飛行のドローンの数は増えてきており、その結果が今回の平昌冬季五輪における1218機のドローンのショーでした。

安全性を担保できて初めて室内のドローンショーが実現する

 「ドローンショー」は屋内と屋外の2種類に分けらます。

 屋内では全地球測位システム(GNSS)が使用できないため、動作制御システムや室内測位システムなどを使う必要があります。

 当初は人が操縦することでドローンの動きを制御していましたが、ドローンの数が増すにつれ、人による操縦は難しくなり、現在では完全に自動化され、あらかじめプログラムされたドローンによって実行されています。また、その方が、信頼性も安全性も高くなっています。

 室内で行われるショーの場合、安全規定が非常に厳しく、観客の安全を保証する必要があります。そこで培われた技術が、ドローンの他の業務における活用の安全性に寄与しているという側面もあります。

【次ページ】ドローンxVR、ドローンxMRにも期待が集まる

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