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  • 2018/05/08

データと5Gで自動車はどう変わる? 「移動革命」に必要な要素とは

2018年2月に開催された韓国・平昌(ピョンチャン)オリンピック・パラリンピックなどで第5世代移動通信システム(以下、5G)の実用化に向けた動きが紹介・展示されるなど、注目度合いが加速している。総務省でも、さまざまな実証実験に着手しており、「5G以後」の社会がどのように変わるのか、語るケースが増えてきている。この記事では特にコネクテッドカーや自動運転車が5Gによりどの様に進化するかを解説する。

国際大学GLOCOM 客員研究員 林雅之

国際大学GLOCOM 客員研究員 林雅之

国際大学GLOCOM客員研究員(NTTコミュニケーションズ勤務)。現在、クラウドサービスの開発企画、マーケティング、広報・宣伝に従事。総務省 AIネットワーク社会推進会議(影響評価分科会)構成員 一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA) アドバイザー。著書多数。

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自動運転車と5Gが不可分である理由とは
(© chombosan – Fotolia)

5Gにむけた日本の取り組み

 この2月26日~3月1日に開催された世界最大級のモバイル関連カンファレンス「MWC2018」や、2018年2月に開催された韓国・平昌(ピョンチャン)オリンピック・パラリンピックなどで第5世代移動通信システム(以下、5G)の実用化に向けた動きが紹介・展示されている。2020年に実現が期待されている5Gへの注目度が高まっている。

 日本では、3月27日、28日に、総務省主催による「5G国際シンポジウム2018」が開催され、総務省が2017年度から実施している新たな市場創出を目指す実証プロジェクト「5G総合実証試験」の成果が発表された。

 5Gの特徴は、最高伝送速度 10Gbps の「超高速・大容量」、100万台/km2の接続機器数が可能となる「多数接続」、そして、1ミリ秒程度の遅延の「超低遅延」といった特徴を持つ次世代の移動通信システムとして、早期実現が期待されている。

 「5G総合実証試験」では、5Gを社会実装させることを念頭に、「超高速・大容量」「多数接続」「超低遅延」の技術検証も踏まえ、物流分野やスポーツの分野など具体的なフィールドを活用した総合的な実証試験を日本各地で実施している。

「5G」に向け、どんな実証試験が実施されているか

 平成29年度の5G総合実証試験の実施概要は以下のとおりだ。

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5G総合実証試験の実施概要
(出典:5Gの実現に向けた取組について 総務省 総合通信基盤局電波部 移動通信課)


 「5G総合実証試験」では、超低遅延など、コネクテッドカーや建機の遠隔操作、トラックの並列走行といったように、自動車分野をはじめとした移動体分野での実証を紹介する。

 KDDIとトヨタIT開発センターは、高画質な画像を低遅延で送受信できる5Gの特徴を活用し、車載カメラが撮影した映像データを5G経由でクラウドの解析サーバーにアップロードし、違反車両の追跡など、クルマによる動く監視カメラの実現を目指している。

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「超低遅延」の実験
(出典:5Gの実現に向けた取組について 総務省 総合通信基盤局電波部 移動通信課)


【次ページ】自動運転車と5Gの関係

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