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  • 2018/05/22

HPE、オールフラッシュ「HPE Nimble Storage」を刷新 SCMとNVMeを活用可能に

日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)は22日、オールフラッシュアレイ「HPE Nimble Storage」の刷新を発表した。新製品は価格性能比で最大3倍を実現、容量効率を「保証」するHPE Store More Guaranteeを採用するとともに、次世代ストレージ技術のストレージ・クラス・メモリ(SCM)やNVMeを活用できるよう設計されているという。

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HPE Nimble Storage

ストレージ領域の「最後のピース」が買収完了

 現在、HPEでは廉価なフラッシュストレージ「HPE MSA」から、エンタープライズ向けハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品の「HPE Simplivity」、オールフラッシュデータセンター対応エンタープライズ向けフラッシュストレージ「HPE 3PAR StoreServ」、ミッションクリティカル向け「HPE XP7」まで幅広く提供している。今回、新モデルが発表されたHPE Nimble Storageはシンプルかつ予測的なフラッシュストレージと位置付けられた製品。

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HPEのストレージ製品ラインナップ

「HPEはここ数年にわたって、さまざまなストレージ関連の買収を行ってきたが、(昨年末に買収を完了した)Nimbleは最後のピース。キーのエレメントとなる」(HPE ハイブリッドIT事業統括 ハイブリッドIT製品統括本部 統括本部長 本田 昌和氏)。

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日本ヒューレット・パッカード
ハイブリッドIT事業統括
ハイブリッドIT製品統括本部
統括本部長
本田 昌和氏

 本田氏はフラッシュテクノロジーの登場から進み、現在のフラッシュ市場は「第三の波」に直面していると指摘する。「もうフラッシュは当たり前。そのうえで新しい付加価値を提供していかなければならない」。

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フラッシュ革命は第三の波に

 その中で求められる要素は大きく3つあるという。1つ目はインフラ全体の問題の「予測(Predictive)」、2つ目はパブリッククラウドなどの連携をはじめとした「クラウド対応(Cloud Ready)」、3つ目は新しい技術などで注目される「永続性(Timeless)」だ。

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最大3倍の価格性能向上を実現する新オールフラッシュアレイ

 買収される前のNimble時代から同製品を担当し、現在、米HPEでハイブリッドIT事業統括 HPE Nimble 事業部 プロダクトマネージメント シニアディレクターをつとめるアシュシュ・プラカーシュ氏は、HPEに買収されたことについて「事業継続に対する懸念を払しょくできるとともに、さらに進化を進められる」とポジティブな手ごたえを語った。

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ヒューレット パッカード エンタープライズ
ハイブリッドIT事業統括
HPE Nimble 事業部
プロダクトマネージメント
シニアディレクター
アシッシュ・プラカーシュ氏

 今回刷新したHPE Nimble Storageでは大きく4つの特徴があるという。1つ目は自信をもって購入できるということ。それに対応するのがHPE Store More Guaranteeだ。

 HPE Store More Guaranteeは、他社オールフラッシュ製品よりも優れたストレージ効率を提供できない場合に、HPEがその差に相当するストレージを無償で提供するという保証プログラム。オールフラッシュアレイでは実質利用可能領域が少なくなりがちだったが、HPE Nimble Storageでは、他のオールフラッシュアレイよりも、1TBの物理容量あたりで最も多くの有効容量を提供するという。

 プラカーシュ氏は「投資の有効性を将来にわたって維持できる。さらにオールフラッシュアレイを評価するうえでデータ削減率を気にしなくて済む」点をメリットとして挙げた。

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重要なのは「データ削減率」ではなく、「有効容量」であり、それを最大化させるという。

SCMとNVMeに対応

 2つ目は、将来にわたり投資を担保するということ。具体的にはストレージ・クラス・メモリ(SCM)とNVMeへ対応できるという点だ。

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 SCMは今後本格的な実用化について期待を集めているストレージ技術。NVMeとは不揮発性ストレージとの接続に最適化するためのインターフェース規格。NVMeとSCMを組み合わせることで、NVMeとフラッシュの組み合わせよりも10倍速いと言われている。「桁違いのパフォーマンス向上が得られる」(プラカーシュ氏)。仕様用途別でみると、まずはキャッシングから、次にメタデータで、最後にストレージ階層での利用が見込まれており、Nimbleはこうした変化に対応できるという。

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SCM/NVMe対応をうたうが、「ハードウェア上の対応が不要なだけでソフトウェア対応は必要になる可能性がある」という

 3つ目は大幅な価格性能向上。新型のAF40とAF60は最大3倍の価格性能向上を実現したという。なお、6TBの物理容量となるエントリーレベルモデルAF20Q&AF20を用意。ハイエンドのAF80では4PBの有効容量を1ms以下のレイテンシーを実現した。

 4つ目は最も効率のよいハイブリッドアレイであるということ。インライン重複排除機能を備えた新しいラインナップを用意した。本ラインナップでは、物理容量が11TBのHF20H&HF20から、パフォーマンス(IOPS)を65%向上させたHF60までそろえた。なお、HF40では最大1.5倍の価格性能向上を実現できる。

「他のストレージベンダーとの差別化要因は、膨大なデータを保有しており、それをもとにした効率化を実現できる点にある」(プラカーシュ氏)
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