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  • 2018/06/07

ストレスとうまく付き合うための「7つの習慣」と「アロマテラピー」

ストレスとは「精神的、肉体的な負荷の強度とその持続時間の掛け算」だという。天災や寒暖差からは一時的に影響を受けるが、いずれ終わる。気をつけなければならないのはいつ終わるかわからないストレスだ。いつまでも続く上司の小言がいい例だ。これが積み重なるとで体に変調をきたし、抑うつ状態になることもある。ストレスマネジメントファシリテーターでアロマテラピーインストラクターの星野知子さんは「日ごろのストレスケアが大切」と語る。いかにストレスを軽減させるのか。そのヒントは「習慣」と「アロマテラピー」にある。

中森 勇人

中森 勇人


中森勇人(なかもりゆうと)
経済ジャーナリスト・作家/ 三重県知事関東地区サポーター。1964年神戸生まれ。大手金属メーカーに勤務の傍らジャーナリストとして出版執筆を行う。独立後は関西商法の研究を重ね、新聞雑誌、TVなどで独自の意見を発信する。
著書に『SEとして生き抜くワザ』(日本能率協会)、『関西商魂』(SBクリエイティブ)、『選客商売』(TWJ)、心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書)などがある。
TKC「戦略経営者」、日刊ゲンダイ(ビジネス面)、東京スポーツ(サラリーマン特集)などレギュラー連載多数。儲かるビジネスをテーマに全国で講演活動を展開中。近著は「アイデアは∞関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント(TKC出版)。

公式サイト  http://www002.upp.so-net.ne.jp/u_nakamori/

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死に至る病といっても過言ではない「ストレス」。「習慣」と「アロマテラピー」で変えられることがある
(© sachi_yn - Fotolia)

ストレスが原因の労災請求者は1586人

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ストレスマネジメントファシリテーターの星野知子さん
 昨年の6月30に厚生労働省が発表した2016年度(平成28)の「過労死等の労災補償状況」によると、過労や職場でのトラブルが原因と考えられるうつ病や自殺などの精神障害の労災請求者数は1586人に上り、前年比71人増となっている。

 精神障害の労災請求件数は業務上の精神障害による自殺が労災補償の対象となった1999年から増え始め、翌年の調査結果では212件もの申請があった。しかし、その後も増加の一途をたどり、現在はその7.5倍もの数値に跳ね上がっている。

 パワハラやセクハラなど、ストレス要因が顕著になる中、厚生労働省はストレスチェック制度を義務化し、職場はその対策に追われている。

 星野さんは「責任のある仕事のプレッシャーや人間関係、パワハラや部下との関係など職場でのストレス要因は後を絶ちません。特に男性の場合は弱音を吐けない、プライドが邪魔をして相談ができないなど、ストレスの解消が追いつかない状況があるようです」と話す。

 厚生労働省の労働安全衛生調査(平成28年度)でも相談相手の居る割合は男性88.5%に対し女性94.8%と男性が6.3ポイント下回っている。さらに、実際に相談した割合を見ると、男性81.7%、女性89.4%となっている。

 健康に働くためのストレス軽減方法には、どんなものがあるのだろうか。

 星野さんは「避けようのないストレスを回避するには、日々の習慣が不可欠です」とアドバイスする。

ストレス労災を防ぐ「7つの習慣」

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 一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事で産業医の武神健之氏は、ストレス対策のために7つの習慣を身に着けることを勧める。

 1つ目の習慣は「好きなことをする」。趣味や娯楽など好きなことをやっているときは嫌になることや負担になることがあっても、それを忘れることができる。そして、心も身体もリラックスする。

 武神氏は「好きなことを2人以上でして、仲間やよりどころを持っていることが、ストレスに強い人に共通していることです」と話す。

 2つ目の習慣は「構える」。エリートほど想定外を考えていないことが多く、想定外のことが起こったときにダメージを受ける。想定外のことに対して構えること、最悪のシナリオを想定することがショックを和らげることにつながる。

 3つ目の習慣は「区切る」。コーヒーブレイクを入れる、短時間の昼寝をするなど。さらに、旅行に行く、コンサートに行く、週末にバーベキューをするなどして、職場との区切りを作る。

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一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事 産業医 武神健之氏
 武神氏は「頑張りすぎる人はつい区切ることを後回しにしてしまいがち。仕事が忙しいと、忙しい時期が終わってから区切ろうとしがちな方が多いのです。そうではなくて、あえて、忙しい仕事の途中に、区切ることを入れてほしい。これこそがストレスに強い人が習慣にしていることなのです。それはマラソン選手の給水所と同じで、喉が渇くから水を飲むのではなく渇く前に定期的に水を補給するイメージ。それが大事なのです」とアドバイスする。

 4つ目の習慣は「捨てる」。不安やストレスに悩まない人の多くは「やりたいこと」を決める前に「やらないこと」を捨てる習慣を身に着けている。無駄なことをやらないだけでストレスは随分軽減されるだろう。

 5つ目の習慣は「体を動かす」。有酸素運動や一定のリズムを伴う運動をすると脳内でセロトニンが活性化すると言われている。セロトニンはうつ病患者に不足している脳内物質。体の緊張を和らげる働きもあり、不安やストレスにとって重要な役割を果たす。

 6つ目の習慣は「書く・人に話す」。何が不安なのかを書き出し、人に話すことでその原因がはっきりとし、対処方法が見えてくる。

「たとえ対処方法がなくても、話すだけで、人は『気が楽になる』ものなのです」(武神氏)

 最後は「新しい出会いを求める」。新しい人との出会いや新しい学び、新しい習慣など非日常を楽しむ。武神氏は「新しい出会いや学び、習慣から仲間が増えたり、視野が広がることで、それまでのストレスが悩みでなくなったりする効果があります」と新しい出会いを推奨する。

【次ページ】ストレス対策には「香り」が効く

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