• 会員限定
  • 2018/08/27 掲載

Microsoft Teams(チームズ)をわかりやすく解説、徹底比較、SlackやLINEなどと何が違うのか?

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
マイクロソフトのOffice 365ビジネスユーザー向けグループウェア、Microsoft Teamsの無償版が公開された。本記事では、Microsoft Teamsと、SlackやグーグルのG Suite、フェイスブックのWorkplace for Facebook、LINEなどとの機能の比較を徹底的に行うとともに、Office 365ビジネスユーザー向けのMicrosoft Teams(以下、有償版)との差などを解説する(2018年8月27日公開、2020年5月7日に一部改訂、2021年7月12日にYouTube動画を追加)。

高見 知英

高見 知英

情報技術で地域課題の解決を図るNPO、NPO法人 まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.理事。横浜市内各所でのITワークショップ・講演などを行う。また、そのほかにもプログラミングや、関連書籍の執筆を行う。著書は、「Android API プログラミング・リファレンス」「よくわかるAndroidアプリ開発の教科書」「Project SienaではじめるWindowsストアアプリ開発入門」など。

動画はビジネス+IT編集部制作のものです。設定などの詳細は以下の記事をお読みください。

Microsoft Teamsとは

 Microsoft Teamsとは、マイクロソフトが提供しているグループウェアである。

 通常、Microsoft 365やOffice 365 Business Essential/Premiumプランに提供されているツールで、チーム内でのチャットやグループでの会議、ファイルやスケジュールの管理など、チームでの活動に必要なツールがすべてここに格納されている。

画像
Microsoft Teamsの無償版。Windows版のほか、iPhone版やAndroid版アプリもある

Slackなどのツールとの違い

 同じような機能を提供しているツールは、他にもある。SlackやWorkplace for Facebookなどのグループ向けサービスもある。また、グループチャットだけであればFacebookメッセージやLINEのグループチャットなどを使ってもよい。

 これらツールとMicrosoft Teamsとの違いは、機能的には次の通りである。

Microsoft TeamsSlackWorkplace for FacebookG SuiteFacebookメッセンジャーLINEグループ
文章によるメッセージのやり取り
(Hangouts Chat)
文章のスレッド化
(Hangouts Chat)
××
ゲストの参加
(有料版のみ)
×
内部でのファイル管理
(アップロードのみ)

(アップロードのみ)

(アップロードのみ)

(アップロードのみ)
ビデオ通話
(有料版のみ)
ノート
(メッセージと別形式の文章保持)

(Wiki)
×
(Google Docsなど)
×
チームサイトとの連携
(有償版のみ、Sharepointがある)
××××
複数チームの作成
(複数チャンネルを作成することは可能)
×
(チームごとに別グループの作成が必要)
×
(チームごとに別グループの作成が必要)
価格
(最安値)
1ユーザー650円/月
(6,480円/年)
1ユーザー960円/月
(10,200円/年)
1ユーザー4ドル/月1ユーザー600円/月
(年間割引6,000円/年)
0円0円
無償版
(Googleツール群)
××


Microsoft Teams無償版とは

 そんなMicrosoft Teamsの無償版が公開されている。有償版のTeamsからは一部機能が省略されているが、Teamsの特徴であるチャットやファイル管理などの機能は、有償版と変わりなく使用することができる。

画像
Microsoft Teams 無償版の画面、主要機能がチャット・チーム・ファイルに限定されている

 無償版でも、チーム内のチャットやファイル管理機能、ビデオでの会議機能は有償版と同様に利用可能だ。小規模なチームやサークルでは、特に不便なく利用できるのではないだろうか。

無償版は有償版とどう違うのか?

 有償版との大きな違いは、次のようなものである。

  1. いくつかの追加機能(アプリ)が利用できない
  2. 会議の予定調整機能が利用できない
  3. ビデオ会議の録画を行うことができない
  4. Officeアカウントは利用できない
  5. ファイルの保存領域が異なる

 また、無償版であるためMicrosoft公式のサポートもない。これらの違いについて、以下に説明する。

1.いくつかの追加機能(アプリ)が利用できない

 Microsoft Teamsでは、さまざまな外部サービスとの連携機能を、アプリまたはタブという形で追加することができる。無償版では、次のように使える機能が制限されている(赤文字が無償版で利用できないアプリ)。

画像
有償版と無償版のアプリバーの違い(左は有償版、右は無償版)


2.会議の予定調整機能が利用できない

 Microsoft Teamsの有償版では、チームメンバーと時間調整を行い、会議の日程を決定するという機能がある。この機能は、Microsoft Teams無償版では利用できない(会議ボタン自体が存在しない)

画像
会議調整画面の構成(画像は有償版のOffice 365のもの)

【次ページ】Microsoft Teams無償版の活用方法と導入時のコツ

関連タグ

関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます