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  • 2022/07/14 掲載
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予測不可能な時代に突き進む中、AIはさまざまな問題に対する強力な打開策となり、経済成長を促す原動力となると目されている。先行する海外では、AIのポテンシャルを活用しさらに広げるための取り組みが加速しているが、日本企業ではどのような「AI戦略」を採るべきなのか?日本のAI研究の第一人者である東京大学 教授 松尾 豊 氏が国内外の現状を踏まえながら、日本企業が継続的に成長し続けるために求められるAI戦略、人材育成などについて語った。

新しい資本主義実現会議で松尾教授が述べたこと

 日本におけるAI研究の第一人者である松尾 豊氏は、岸田政権が主導する新しい資本主義実現会議の有識者構成員でもある。まず松尾氏が強調したのは、海外との圧倒的な差だ。海外では桁の違う資金がAI、ディープラーニングに投資され、日本は技術的には大きく後れをとり、物量で負けている。したがって、日本が採るべきはフォロワー戦略であると松尾氏は述べる。

「日本が勝てる、革新的な研究成果が出るといった夢のような話をしても仕方ありません。大切なことは新しい技術をしっかり調べて、理解して、実装する取り組みを実直に続けることです。その中から勝ち目が見えてくると思います」(松尾氏)

 そして松尾氏は、勝ち目を見いだすポイントとして「実践」「人材育成とスタートアップ」「融合領域」の3つを挙げる。

 「実践」は試行錯誤を増やすことだ。ディープラーニングでは、実際にやってみないと分からないことがたくさんある。そのためにも現場での試行錯誤を増やしてノウハウを積み重ねる必要がある。

 「人材育成とスタートアップ」は実践型の人材育成だ。たとえば高専や未踏プログラムのスケールアップ、地域からスタートアップを生み出す取り組みが重要になる。

 「融合領域」は物理化学、ロボット、脳科学などの日本が強い領域とAI、ディープラーニングとの融合だ。そのためにも若手の研究者を重点的に支援する必要がある。

 新しい資本主義実現会議で、松尾氏はこうした内容を提言した。そしてそれが、岸田総理の「AI(人工知能)については、ディープラーニングを重点分野として位置付け、企業による実装を念頭に置いて国家戦略の立案を進める」との発言につながったという。

 国家戦略となったAI・ディープラーニングだが、松尾氏によると、AIでDXを具現化する際の「3つのステージ」があり、「DXの本質」を理解する必要があるという。
この記事の続き >>
・DX具現化の3つのステージとDXの本質
・ディープラーニングの技術進化の方向性
・松尾研の人材教育と起業家・スタートアップ輩出の仕組み
・現代社会で活躍する人に求められる3つの能力

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