クラウド脅威やランサムウェアの増加…… 2021年最新 脅威レポート
2021年、サイバー犯罪者たちは有名企業を標的としたキャンペーンに新たな脅威や戦術を導入した。ランサムウェアを進化させながら、貴重なデータと数百万ドルの身代金を引き出したが、一方で、サイバー犯罪者のアンダーグラウンドフォーラムや、ランサムウェアグループには変化が生じている。最新の本脅威レポートでは、REvil、Ryuk、Babuk、DarkSideなどのランサムウェアやクラウドの脅威に関連するサイバー犯罪者の活動にスポットを当てている。2021年第2四半期に検出されたランサムウェアのうち、73%がREvil/Sodinokibiファミリーに関連するものだった。DarkSideの第2四半期のランサムウェア攻撃は、石油・ガス・化学部門だけでなく、卸売、製造業にも及んだ。特にランサムウェアに最も狙われたセクターは「政府」で、クラウドインシデントの中で最も標的とされたのは金融機関という結果だった。本書では、これらの脅威に関する調査や最新脅威情報をまとめるとともに傾向が分析されている。