今日、製造業界はパラダイムシフトの渦中にあり、企業間の競争激化による製造拠点の統廃合など、さらなるグローバル化やローカル化が進み、効率性を求めた複雑なSCM(サプライチェーンマネジメント)が必要になってきています。そして本年より本格的に各業界が注力し始めた「IoT」、「ビッグデータ」、「AI」等のIT技術を活用することにより、単にモノを作るだけでなく、モノの製造過程の中から膨大なデータを収集することで、生産性の向上やマーケティングに役立つ新たな洞察を得ることが可能になっています。さらには、「モノ」の「サービス化」により収益の向上を目指す「サービタイゼ―ション」も大きな注目を集めています。キナクシスでは、SCM、中でも最先端のS&OP(セールス&オペレーションプランニング)の分野で製造業の皆様に大きく貢献しています。クラウドベースのアプリケーション「RapidResponse」により、現場、サプライヤ、パートナー、さらには経営判断を下すマネジメント層の間で情報を一元的に共有するとともに、同時並列的にプランニング(コンカレントプランニング)を実行し、最善の収益を獲得するための需要と供給のバランシングと最先端のサプライチェーンの実現を支援しています。

 キナクシスではお蔭様で昨年に引き続き、自動車、ハイテク、産業機器、製薬、化学、消費財を含む製造業者様を対象とした「Kinexions TOKYO 2017」を開催することとなりました。本年も著名なパートナー、およびユーザ様による基調講演および事例講演を予定しておりますので、ご多忙とは存知ますが是非皆様のご来場を心よりお待ち申しあげております。
キナクシス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 金子 敏也
 
セミナー概要
名称 「Kinexions TOKYO 2017」 収益を最大化するS&OP/SCMへの道のり
日時

2017年12月5日(火) 13:30~17:20 (12:30~開場)

会場 品川グランドホール(THE GRAND HALL)
東京都港区港南2-16-4
品川グランドセントラルタワー3階
TEL: 03-5463-9971
定員200名
受講料 無料(事前登録制)
主催 キナクシス・ジャパン株式会社
協力 Kinaxis Inc.
協賛 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
メディア協力
プログラム

13:30~13:50

ご挨拶

キナクシス本社
プレジデント兼CEO
John Sicard (ジョン・シカード)

13:50~14:35

基調講演 Part 1
「NextGen Integrated Business Planning」


デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
サプライチェーンマネジメントユニットパートナー
岡野 敬介(おかの けいすけ)氏
【講演内容】
ビジネスプランニングは過去30年間にわたって多くの変化を遂げてきました。本セッションでは、IBP導入に対するよくある障壁を見出し、サプライチェーンのパフォーマンスを向上させIBPを競争優位性に変えるために先進的なデジタルテクノロジーをどのように活用できるかについてのヒントを解き明かします。また、デジタルIBPソリューションによって、Deloitteがどのようにして最新動向の探索や不安定なビジネス環境における挑戦を支援しているかをご紹介致します。

【略歴】
製造業のオペレーション領域において、主にS&OP(Sales & Operations Planning)及びIBP(Integrated Business Planning)などをキーワードとしたマネジメント変革に従事している。計画と実績の可視化、及び意思決定プロセスの高度化による、経営判断と連動したサプライチェーンプランニングを実現するための構想策定、業務・IT設計、導入から定着化まで一貫したプロジェクト経験を豊富に有している。当該領域の変革に欠かせないチェンジマネジメント手法、及び先進的なSupply Chain Planningツール(パッケージソフトウェア)についても深い知見を有しており、戦略の立案にとどまらず、戦略を確実に実現するためのコンサルティングに強みを持つ。

14:35~15:20

基調講演 Part 2
「コンカレント(同時並列)プランニングによるサプライチェーン計画の革新」 (同時通訳)


Kinaxis Inc.
Thought Leadership 担当バイスプレジデント
Trevor Miles (トレバー・マイルズ)
【講演内容】
サプライチェーンのデジタル化は、業務プロセスやオペレーションに変革をもたらします。言い換えれば、オペレーションの高度化の鍵はデジタル技術の活用にあります。本セッションでは、サプライチェーンのデジタル化における機械学習の実用的な活用方法や、キナクシスのRapidResponseがもたらすサプライチェーン計画のオペレーティングモデル改革についてご紹介します。

【略歴】
Thought Leadership担当バイスプレジデントとして、キナクシスの社内、および顧客、見込客、業界アナリスト、ジャーナリストに対して専門的な知見を提供。サプライチェーン分野で著名な人物として、多くの記事を執筆するとともに広範な業界イベントで講演し、Kinaxis 21st Century Supply Chainブログのメインの寄稿者として活躍。また、キナクシスの卓越したソリューションを生かした新市場の開拓を模索し、同社の競争優位性の市場への浸透に尽力。RapidResponseの市場におけるポジショニングとプライオリティを指南。

15:20~15:40

休憩

15:40~16:25

導入事例
「日産自動車におけるS&OP改革に向けた取り組み」


日産自動車株式会社
グローバル情報システム本部 生産・SCMシステム部 主担
榊原 幸一郎 (さかきばら こういちろう)氏 
【講演内容】
日産自動車では更なるS&OPプロセスの改善、特に年度計画の精度向上と策定期間の短縮を目指し、RapidResponseを採用、今春よりプロジェクトを開始しました。アジャイル手法を用い、プロジェクト開始からわずか4カ月で1次フェーズの稼働を迎えました。日産グローバルでの生販在(PSI)の一元管理化を皮切りに、グローバルコアテンプレートを構築、展開、及び更なる機能拡張へ取り組んでいく計画です。本セッションではRapidResponseをベースとした、日産自動車におけるS&OP活動の取り組みに関しご紹介致します。

16:25~17:10

「Supply Chain Visibility is Key to Value Creation」(同時通訳)

Merck & Co., Inc.
Associate Vice President, Supply Chain, Asia Pacific, China & Japan
Martin Khun(マーティン・クン)氏
【講演内容】
MSDではサプライチェーン可視化の基盤としてRapidResponseを活用しています。MSDのAPAC地域におけるRapidResponseを活用した在庫削減、廃棄ロス削減、需給調整へのより迅速な対応に向けた取り組みに関してご紹介致します。

【略歴】
APACにおけるサプライチェーンリーダーとして20年以上、ロジスティクス、ディストリビューション、プランニング、マニュファクチャリング、 パッケージングオペレーション、カスタマーサービス等、多岐にわたる経験を有す。現在、メルク・アンド・カンパニー社のアソシエイトバイスプ レジデントとして、インド、中国、日本を含むAPACにおいて、カスタマーサービス、プランニング、ロジスティクスを統括。リーンシックスシグマ (Lean Six Sigma)でブラックベルトの資格を有し、チェンジマネジメントにも長けている。シドニー大学において、機械工学、純粋数学、コン ピュータサイエンスを修了、経営工学修士を持つ。

17:10~17:20

「まとめ」

キナクシス・ジャパン株式会社
代表取締役社長
金子 敏也 (かねこ としや)

17:30~19:00

ネットワーキングパーティー(懇親会)

軽食とお飲み物をご用意しております。講師との情報交換などお楽しみ下さい。

※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。
※お申し込み多数の場合は抽選制とさせていただきます。
※本セミナーは製品導入をご検討中のお客様向けのセミナーです。 同業他社のご参加はお断りする場合がございますのでご了承ください。