日本政府は、働き方改革の実現に向け9つのテーマを掲げて対応策を打ち出しており、労働生産性向上やテレワークなど「柔軟な働きやすい環境整備」が注目を浴びています。これらの実現に向けては、紙を中心とした業務から電子データを活用した業務への改善が必要不可欠となり、取引書類を電子で保存することを可能とする電子帳簿保存法(電帳法)のスキャナ保存制度活用に期待がかかります。


しかしその一方で、費用対効果、運用の難しさといった点での懸念が払拭できず、検討が進んでいないのも実態ではないでしょうか。


当セミナーでは、具体的な証憑において電子化を行った際の効果シミュレーション、実際にスキャナ保存に取り組まれたお客様の生の声、昨年度に整備されたQ&A/通達の概要等を皆様にお届けします。

セミナーを通して働き方改革におけるスキャナ保存制度活用のヒントをお伝えできれば幸いです。是非この機会にご参加下さい。

セミナー概要

名称

働き方改革につながる電帳法スキャナ保存制度

日時

2018年7月27日 (金) 13:00~16:30 (受付開始12:30~)

会場

WINCAICHI愛知県産業労働センター9階903号会議室

〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38[会場地図

定員

50 名

受講料

無料(事前登録制)

主催

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)

ドキュメントマネージメントシステム(DMS)部会

後援

中部経済産業局

名古屋商工会議所

メディア協力

プログラム

13:00 - 13:10

挨拶

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 専務理事

中西 英夫

13:10 - 13:50

基調講演

ワークスタイル変革と電帳法

講演内容:
社員の働き方改革を推進するためには、間接業務を効率的なワークスタイルに変革する必要があります。しかし、紙で入手する取引書類の存在は効率化を阻害する大きな要因です。電子帳簿保存法スキャナ保存制度での取引書類の電子化は、変革を促進する絶好のチャンスと言えます。

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 DMS部会 副部会長
リコージャパン株式会社
ICT技術本部 コンサルティング推進室

副室長 宮脇 崇裕

講師略歴:2003年よりJBMIA DMS部会で、e-文書法の普及、啓蒙のための執筆やセミナー講師を担当。2012年よりDMSビジネスの国内マーケティングを担当。2017年ドキュメントコンサルタントとして電子帳簿保存法スキャナ保存の申請支援に従事。

13:50 - 14:20

テーマ1

電帳法スキャナ保存制度の概要

講演概要:
働き方改革の一環として生産性の向上が求められています。その手段の一つとして、業務そのものや情報媒体を紙から電子へ移行することがあげられます。法定保存文書を電子的に保存する根拠となるe-文書法と取引書類を電子的に保存する電子帳簿保存法スキャナ保存制度の概要をご紹介します。

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 DMS部会 委員
コニカミノルタジャパン株式会社
ソリューションエンジニアリング統括部

樽美 康一

講師略歴:2012 年より、ドキュメントソリューションの提供を担当。主にドキュメント管理のコンサルティングや文書の電子化の案件に携わっている。2013 年からJBMIA DMS 部会の研究会への参加を通し、ドキュメントマネージメントシステムの普及啓蒙に取り組んでいる。

14:30 - 15:00

テーマ2

制度活用における注意点

講演概要:
平成27年度、28年度と2年連続の改正に加え、平成29年7月には電帳法一問一答、通達(趣旨説明)がさらに整備されるなど、スキャナ保存制度の要件は大幅に緩和されています。制度を上手に活用するには運用構築が肝といっても過言ではありません。本セッションでは制度の理解や業務設計において特に注意すべきポイントをお伝えしていきます。

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 DMS部会 部会長
アマノセキュアジャパン株式会社

代表取締役社長 森口 亜紀

講師略歴:2001年より時刻配信・監査、タイムスタンプサービス事業の立ち上げに従事。貿易・経理業務、顧客管理、営業・マーケティング等幅広い実務経験と電帳法案件での豊富なアドバイザ実績を持つ。2003年にDMS部会に入会。スキャナ保存要件検討メンバーとして国税庁をはじめとする関係省庁と協議。2014年よりDMS部会長として、スキャナ保存制度改正等における国との活発な意見交換及び文書管理ソリューションの普及啓発に力を注いでいる。

15:00 - 15:40

テーマ3

購買業務における取引書類の電子化運用とその効果

講演概要:
購買業務における取引書類にフォーカスし、電子化前と電子化後の定性効果、定量効果を検証いたしました。このシミュレーション結果についてご紹介いたします。電子化しても費用対効果が出ないのでは、という皆様のお悩みの一助になればと思います。

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 DMS部会 委員
富士ゼロックス株式会社
SWIソリューション統括 製造・流通第三技術部

グループ長 小林 和之

講師略歴:製造業・流通サービス業のお客様を中心にドキュメントマネージメントソリューションの提案・構築を担当。2016年よりJBMIA DMS部会に参加し、ドキュメントマネージメントシステムの普及活動に従事する。

15:45 - 16:25

申請事例

電子帳簿保存法スキャナ保存の狙い・効果

講演概要:
2017年4月より開始した取引書類の電子化に関する改善ポイントや狙いを説明します。
-失敗しない(紙のままの方がよかったと後悔しない)プロジェクトの進め方・我々がチャレンジした2016年度の取組について、特に苦労した点をご紹介します
-取引書類の電子化を行う事のメリット
-今後の展開予定

丸文株式会社 ICT統轄本部情報企画・インフラ推進部担当

担当課長 仲山 晶子

財務経理部 業務課

係長 塩田 寿恵

講師略歴:
仲山晶子 氏/丸文株式会社情報システム部門に所属し、主に基幹システムの導入/維持開発を担当し、ITベンダー企業でプロジェクトマネジメント業務に携わる。2014年から現組織にて、データセンター移転プロジェクト及びスキャナ保存をはじめとしたペーパーレスオペレーションの推進を担当している。

塩田寿恵 氏/丸文株式会社経理部門に所属し、債権債務・取引先・与信管理を担当。2015年度、ペーパーレス推進プロジェクト発足に際し、ユーザー部門代表として参画し規程改訂及び新業務運用策定を実施。その経験をもとに現在は自部門に留まらず、全社的にペーパーレスオペレーションの推進を行っている。

16:25 - 16:30

挨拶

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 DMS部会 部会長
アマノセキュアジャパン株式会社

代表取締役社長 森口 亜紀

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。