【基調講演】
日本本社が海外拠点に対するガバナンスを実現するために、
押さえておきたい重要ポイント
東洋大学
グローバル・イノベーション学科 教授
毛利 正人 氏
講演内容:
昨今の日本企業の海外生産比率・売上高比率の伸長に伴い、海外事業の重要性は飛躍的に増大しています。一方、本社から目の届きにくい海外拠点のリスクが突然顕在化し、巨額の損失を生んだりグループ全体の企業価値を大きく毀損するケースも少なくなく、海外子会社へのガバナンスの体制構築とリスク管理は喫緊の課題です。
そこで、本講演では海外拠点のITインフラや運用に伴うリスクを含むさまざまな重要リスクを日本本社がどのように識別・評価すべきか、リスクに対するコントロールの有効性をどのように検証すべきかといった点にフォーカスし、この点を懸念されている海外事業部門、IT部門の方々が留意すべきポイントを具体的に解説します。