2020年、COVID-19による政府の“緊急事態宣言”を受け、多くの企業がオフィスをロックダウンし在宅勤務に取り組み始めた中、高度化する一方のサイバー空間の脅威が日本でも顕在化し始めました。
この新しい現実に対応するために、あらゆる組織や企業がグローバルな視点を持ち、サイバーセキュリティ対策を行う事が喫緊の課題となっています。

このオンラインセミナーでは長期的に考えるべき経営の観点から、昨今の新しい現実に備えるための具体的な解決策を各界の有識者と共にパネルディスカッション形式で議論し、参加いただく皆様にサイバーセキュリティに対する総合的かつ包括的な視点を提供いたします。

さらに、特別セッションとして、Xen Projectの創始者で数々の企業で仮想化テクノロジーをリードしてきたHP Inc. Head of Global SecurityのIan Plattから、仮想化テクノロジーを用いた最新のセキュリティについての解説も行います。
万障繰り合わせの上ご参加ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

経営戦略としてのサイバーセキュリティ

~今そこに迫る危機。高度化するサイバー攻撃からいかに企業を守るか~

日時

2020年7月28日(火)15:00 - 16:50

会場

Zoomを使ったオンラインセミナー

定員

1000 名

受講料

無料(事前登録制)

主催

株式会社 日本HP

協賛

インテル株式会社

メディア協力

パネリスト

国際ジャーナリスト、コメンテーター、ノンフィクション作家、
翻訳家、コラムニスト

山田 敏弘

国際ジャーナリスト、ノンフィクション作家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク誌を経て、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員に。帰国後の2016年からフリー。国際情勢とサイバーセキュリティ、インテリジェンスの研究・取材活動に従事。雑誌などやテレビ・ラジオなど幅広く活動している。著作に『ゼロデイ』(文藝春秋)、『CIAスパイ養成官』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(ベスト新書)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)など。

株式会社アクティブディフェンス研究所

代表取締役

忠鉢 洋輔

筑波大学博士後期課程を退学後、情報セキュリティベンチャー企業に入社し、研究開発に従事する。その期間を含め、世界的に著名なハッカーカンファレンスであるBlack Hat などで多数の研究発表を行っている。趣味は実益を兼ねた海外出張とカジノ巡り。2016年に株式会社アクティブディフェンス研究所として起業し、情報セキュリティ対策製品の研究開発、技術教育、コンサルティング事業を展開中。

多摩大学ルール形成戦略研究所

首席研究員

西尾 素己

幼少期より世界各国の著名ホワイトハットと共に互いに各々のサーバーに対して侵入を試みる「模擬戦」を通じてサイバーセキュリティ技術を独学。CODE BLUE 2015ではiOSに存在するゼロデイ脆弱性を学生枠を除く最年少として発表。2016年より米系コンサルティングファームにてNIST対応ビジネスのユニットリーダーに着任。同時に多摩大学ルール形成戦略研究所にサイバーセキュリティ領域における国際標準化研究担当の首席研究員として着任。2017年にサイバーセキュリティの視点から国際動向を分析するYoung Leaderとして米シンクタンクに着任。 現在は英国系コンサルティングファームに従事。

株式会社 日本HP

専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括

九嶋 俊一

1988年に武蔵工業大学(現 東京都市大学)電子通信工学科を卒業。同年横河ヒューレット・パッカード株式会社入社(1995年 日本ヒューレット・パッカード株式会社に社名変更)。インダストリーマーケティング本部長、コンサルティング営業本部長、クライアントソリューション本部長、テクノロジー・ソリューション統括本部長を歴任。2015年8月 日本ヒューレット・パッカード株式会社と分社後、株式会社 日本HP執行役員パーソナルシステムズ事業本部長 兼 サービス・ソリューション事業本部長を経て、2017年より法人向けPCやワークステーション、POS/シンクライアントなどのデバイス事業や、マネージドサービス事業を統括する現職。広くテクノロジーに精通し、セキュリティに関する各種イベントで講演。

プログラム

15:00 - 16:20

パネルディスカッション

【テーマ1】

米中露サイバー戦争が日本を破壊する

講演内容:

サイバー大国と言われる米国や中国、ロシアなどが、それぞれの思惑で激しいサイバー戦を繰り広げている現状をまとめ、起こり得る次の脅威も検討します。サイバー空間という無法地帯のなかで、日本は現在どんな立ち位置にあるのかを確認し、企業にとってどのような施策が必要なのかを提言します。

【テーマ2】

日本を襲うサイバー攻撃とサイバースパイ工作

講演内容:

サイバー空間は今、金銭的な犯罪行為のみならず、知的財産、機密情報、個人情報などが国を超えて盗まれる重要な舞台となっています。日本の組織や企業に対する現実の攻撃を取り上げ、どうすれば自分の組織や企業を守れるのか、その具体的な解決策を提示します。

【テーマ3】

新型コロナウィルスで激増するサイバー脅威

講演内容:

新型コロナウィルスの蔓延の裏でサイバー攻撃が激増しています。その目的、特徴、傾向、実態などを紹介し、今すぐとれる対策について検討します。

16:20 - 16:50

Q&Aセッション

講演内容:

事前にいただいたご質問に対して、各登壇者がお答えします。

 

特別セッション

Reducing Enterprise Cyber Complexity with Application Isolation and Actionable Intelligence

※前述のウェビナーをご聴講いただきました方のみご覧いただけます

講演内容:

Xenプロジェクトの創始者で、Citrix Systems, Inc.(シトリックス)で VP of Advanced Products、Bromium, Inc.でPresidentを歴任したIan Platt(イアン・プラット)による開発責任者自身による仮想化の分離原則に触発されたマイクロ仮想化と呼ばれる画期的なテクノロジーの解説とその導入事例による具体的なベネフィットを説明します。

氏名

HP Inc.

Global Head of Security

Ian Pratt(イアン・プラット)

プロフィール:

現HP Inc.のHead of Security。元Bromium, Inc.の社長兼共同創立者、オープンソースのXenハイパーバイザの開発を主導する組織、Xen.org会長。 Bromium, Inc.設立前は、Xenをベースにエンタープライズクラスの仮想化製品を構築していたXenSource, Inc.の創設者兼チーフサイエンティストであり、2007年にCitrix Systems, Inc.(シトリックス)に買収された後Advanced Products担当のバイスプレジデントを務める。また、FORE Systems, Inc.に買収されたNemesys Researchの創設者でもある。ケンブリッジ大学コンピュータ研究所のSenior Facultyを務め、9年間システム研究グループを率いる。コンピュータサイエンスの博士号を取得し、工学技術研究所のフェロー、王立工学アカデミーのフェローであり、2009年にはアカデミーのシルバーメダルを受賞。

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。