記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ マイクロソフト対ソニーの「ゲーム戦争」、覇権奪取に“メタバース”が鍵を握るワケ 2022/02/03 ゲーム業界の覇権争いが一層激化しそうだ。1月18日、マイクロソフトはアクティビジョン・ブリザードを687億ドル(約7兆8700億円)で買収すると発表し、「コールオブデューティ」など人気最上位のタイトルを手中に収める。好意的な報道が多い一方で、「具体性に欠ける」「本当に買収するのか」などの懐疑論もチラホラ。これに続いて、ソニーが2月1日に、米ゲーム開発会社バンジーの買収を発表した。これにより、ゲーム業界の覇権争いが本格化したわけだが、米有識者の間では両社の真の狙いが「メタバース」と指摘されている。当記事では、買収の目的や意義について分析する。
記事 IT投資・インフラ戦略 テスラが示す本当の価値、DXに必要な「データ」とは、これまでと何が違う? 2022/02/01 人類が悠久の昔から連綿とつくり上げてきた狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会。これに続く第5の新たな社会として、日本政府は「Society(ソサエティ)5.0」というコンセプトを提唱しています。それ以前の情報社会(Society4.0)の時代では、インターネットの出現によってデジタル産業が躍進し、その筆頭に躍り出たのがGAFAでした。そして5.0の時代では、あらゆるものがデータ化される時代となります。そのため、膨大な量のデータをいかに集め、分析し、活用するかについて、これからの企業は問われていくことになります。しかし、ただデータを集めればいいというわけではありません。書籍『日本企業のポテンシャルを解き放つ――DX×3P経営』(英治出版)を再構成して解説します。
記事 環境対応 【独占掲載】110社へのサステナビリティ調査で見えた3つのポイント 2022/01/27 世界中でサステナビリティに関する規制の枠組みや企業の活動はさまざまに進んでいます。日本では、企業向けレポートはもとより、大学教授の論文からアイドルグループまでSDGsについて語るようになりました。今回は欧州110社に対して実施したサステナビリティに関する調査レポートの内容と現場の最前線の情報を共有します。欧州は先行しているイメージを持つ人も多いと思いますが、実際はこれからという企業も少なくないようです。
記事 M&A・提携・協業 ソフトバンク・ビジョン・ファンド日本2号案件はなぜ「スニーカーのC2C」だったのか 2022/01/25 30年以上にわたり、新興技術の支援を続けてきたソフトバンクグループ。その中でも投資事業「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」(SVF)は、海外のあらゆる分野のベンチャー企業に対して超巨額な投資を実施して注目を集めている。2021年10月には日本投資第1号案件のアキュリスファーマへ、同年12月には第2号案件として、スニーカーのC2Cマーケットプレイス「スニーカーダンク」を運営するSODAへの投資を行った。SVFのアジア地域の投資責任者である松井 健太郎氏に、SVFにおける投資スタンスや今後の注力分野、展望などを単独インタビューした。
記事 中国ビジネス 相次ぐ規制で「中国企業は停滞する」という解釈が危険なワケ、鍵となるVIEスキームとは? 2022/01/20 2021年6月、米ニューヨーク証券市場に上場を果たしたライドシェア大手「滴滴(ディディ)」。しかし、その2日後にアプリの審査が始まり、事実上の営業停止処分を受けた。そして12月、滴滴は上場廃止し、香港市場への再上場を目指すと表明した。いったい滴滴に何が起きていたのか。さらに2021年はアリババを始めとする多くのテック企業に独占禁止法違反による巨額罰金が科せられた。なぜ、中国政府はこれほどテック企業を締め付けるのか。その背景を読み解くとともに、2022年の中国テック企業の動向を探る。
記事 製造業IT 納得すぎるソニーのEV戦略、激戦区での勝算は? パナソニックはどう対抗するか 2022/01/14 米ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES」での記者会見で、ソニーは2025年にソニー・モビリティを設立し、2年前に発表した同社のEV「Vision-S」の最新モデルである「Vision-S 01」とSUVモデルの「Vision-S 02」の市販を目指すと発表した。2年前に「EVにおける車載インフォテインメントシステムや自動運転の可能性を、実際に車を作って検証する」としていたソニーが、自動車販売に踏み出したのはなぜか。また、ライバルでもあり同じく自動車OEMのTier1サプライヤーであるパナソニックは、これにどう対抗していくのか。現地からお届けしよう。
記事 イノベーション CESで問われるイーロン・マスクのトンネルの実力、現地で見えた課題と普及の可能性 2022/01/07 イーロン・マスク氏が設立したボーリングカンパニー(The Boring Company)がラスベガスに建設した地下トンネル。これは「テスラループ」とも呼ばれ、テスラ車を利用してコンベンションセンター間で人々を運ぶ移動設備だ。このテスラループが稼働開始から9カ月が経ち、1つの正念場を迎えている。現在ラスベガスで開催中のテクノロジー見本市「CES」で現地を訪れ、実際に利用してみると、そのメリットとデメリットが見えてきた。イーロン・マスク氏発案のトンネルは、未来の交通機関になり得るのだろうか。
記事 中国ビジネス 独自進化した中国「シェア自転車」が面白い、料金5倍になっても利用者が減らないワケ 2022/01/04 2017年頃、中国でシェアリング自転車が流行し、街中に自転車があふれて社会問題になったことをご記憶の方もいるだろう。あの過熱ぶりは過ぎ去り、シェアリングエコノミーはしっかりと中国社会に定着している。面白いことに、自転車の利用料金はかつての2~5倍にも上がっているが、それでも利用され、収益が上がっている。中国のシェアリングエコノミーでいま何が起きているのだろうか。
記事 イノベーション 連載:第4次産業革命のビジネス実務論 2022/01/01 IoTやAI(人工知能)などの登場により、産業構造は劇的に変化すると言われている。待ち受ける第四次産業革命を前に、私たちは実務においてどのような準備をすれば良いのだろうか。東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリストの福本勲氏が解説する。
記事 イノベーション 連載:次の10年を生き抜く革新的教養 2022/01/01 先行きが不透明なこれからの社会を生き抜くには、ビジネススキルだけではなく、さまざまなジャンルの“教養”が必須となる。歴史、経済、IT、アート…その道の第一人者から、読むだけで人生が変わるような“革新的な教養”をお届けしよう。
記事 イノベーション 「こんなの使えない」と文句を言った医師がファンに ボーンサプレッション開発秘話 2021/12/21 日本では高齢化に伴って、肺疾患の死亡率が高くなっていることから、その早期発見や早期治療が重要になっている。いま肺検査は、大掛かりな設備が不要な「胸部X線撮影」が最もポピュラーだが、そのX線画像には骨や血管、心臓などの部位が重なって写るため、正確な診断が難しいことが課題となっている。そこでコンピューター上で独自の画像処理を行うことで、肋骨と鎖骨の画像信号を減弱させ、肺野内の視認性を高める「ボーンサプレッション」(Bone Suppression)という処理技術が開発された。コニカミノルタ ヘルスケア事業本部の米山 努氏に、この画期的なイメージング処理技術の開発経緯と市場開拓について話を聞いた。
記事 リーダーシップ フェイスブック改めメタ創業者、ザッカーバーグが再び「世界一」になるための条件とは 2021/12/20 2021年10月28日、フェイスブックは社名を「Meta(メタ)」に変更しました。創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、SNS事業に加えて、2014年頃から力を入れている「メタバース」の構築に事業が広がっているため、事業のすべてを表す社名に変更したと話しています。社名変更の理由に関してはこの数年、やむことのないフェイスブックへの批判から逃れるためという見方もありますが、一方で「SNSの覇者」であるフェイスブックが、大手IT企業が実現を目指し激しい競争を繰り広げるメタバースにおいても主導権を握ろうという意欲の表れと見ることもできます。フェイスブック上場後の同氏の歩みから、ザッカーバーグ氏がいまどのような未来を見ているのかに迫ります。
記事 リーダーシップ なぜザッカーバーグは「世界一」になれた? 大学生がSNSの常識を覆せた“シンプルな理由” 2021/12/16 月間利用者数が世界一のSNSで、その数は28億人(2021年4月時点)を超える「Facebook」。その運営会社であるフェイスブック改め「Meta(メタ)」の創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、幼少期からプログラミングを始め、数々のサービスを生み出してきました。同氏は「天才ハッカー」として知られるようになった後、いかにしてFacebookをつくり、「SNSの覇者」まで上り詰めることができたのでしょうか。マーク・ザッカーバーグ氏の半生を前後編でたどっていきます。前編となる今回は、世界のSNSとなるまでを追うと、同氏がFacebookを大ヒットに導けた理由が見えてきました。
記事 医療IT なぜ国産手術ロボットは「勝てない」のか? これから残る病院、消える病院 2021/12/15 内視鏡手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」が切り拓いた手術ロボット業界が活況を迎えている。世界中で新たな手術ロボットが産声をあげようとしている中、日本では初の国産手術ロボット「hinotori(ヒノトリ)」がデビューした。果たして日本の技術力は圧倒的シェアを誇るダビンチ、そして各国の手術ロボットたちと渡り合えるのか。世界屈指のダビンチ・パイロット(ダビンチ執刀医)であり、天才心臓外科医として知られる渡邊 剛氏に、日本の産業としての手術ロボット業界の現状と日本の医療経営の今後について聞いた。
記事 医療IT 手術ロボットの進化と真価、ロボット心臓外科医 渡邊 剛氏に聞いた医療の未来 2021/12/14 2000年、医療現場に内視鏡手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」が登場してからおよそ20年。圧倒的世界シェアを誇るダビンチの大部分の特許が期限切れを迎えた2019年を潮目に、手術ロボット業界は群雄割拠の時代へ突入した。世界的なダビンチ・パイロット(ダビンチ執刀医)であり、天才心臓外科医として知られる「現代のブラック・ジャック」こと、渡邊 剛氏にロボット手術を取り巻く現状と医療の未来を聞いた。
記事 AI・人工知能・機械学習 急躍進「SHEIN」の影で勢力伸ばす“AI企業”の正体、中国アパレルがもっと爆速になる理由 2021/12/13 中国のアパレル業界でAI導入が急速に進んでいる。この流れ作り出したのは、コロナ禍で単独急成長を遂げた「SHEIN」(シーイン)だ。テクノロジーを積極的に導入し、製品企画から販売までをわずか3日で実現する同社の成功を目の当たりにして、縮小傾向にあった業界内も熱を取り戻しつつある。だが、業界の中心にいるのはSHEINだけじゃない。知衣科技が提供する、画像解析でデザインをアシストするSaaS「知衣」(ジーイー)を導入する企業が2000社を超えた。近い将来、中国アパレルのスタンダードにもなり得る「AIアシストデザイン」の全容とは?
記事 中国ビジネス 噂の「中国製50万円EV」の秘密を徹底解剖、あの価格で販売できる“4つの理由” 2021/12/02 中国の有名自動車メーカー、上汽通用五菱(ウーリン)が発売した約50万円の小型電気自動車「宏光MINI EV(ホングワンミニ EV)」の快進撃が止まらない。2020年7月の発売以来、新エネルギー車月間販売台数1位の連続記録を更新し続け、中国のEVシフトの台風の目となっている。同社はなぜ、この価格でEVを販売できるのだろうか。10年以上前であれば、中国企業の低価格商品の理由に対しては「安い労働力の活用」と答えておけばだいたい正解だったが、現状は異なる。日本でも注目される宏光MINI EVが、50万円で販売できる4つの理由を解説しよう。
記事 新製品開発 マクドナルドのプロダクトマネジメント論、なぜ「No」と言えない開発責任者はダメか? 2021/11/29 反響のある商品を生み出すには、プロダクトマネージャー(PM)による「プロダクトマネジメント」が不可欠だ。商品開発を率いるPMには、日々「こんな機能を追加してくれ」や「見た目をもう少し若者向けにしたら良いのではないか」など、関係者からさまざまな要望が飛んでくる。しかし、安易にすべてを受け入れてしまうと商品の価値毀損にもつながってしまうため、こうした要望を「断る」コミュニケーション能力が重要になるのだ。ここでは、日本マクドナルドの公式アプリのPMを務める飯沼亜紀氏が、自身の経験を踏まえて効果的に「No」を伝える技術を語った。
記事 医療IT 遠隔医療のグローバル最先端、世界のスタートアップがいま取り組む3つの領域 2021/11/25 新型コロナウイルスの流行により、ヘルスケア領域でもDXが加速した。その中でも特に加速したのが、遠隔医療の領域である。米国の市場調査会社Grand View Research, Inc.によると、世界の遠隔医療市場は2021年の80億ドルから2028年の239億ドルと、約3倍に増加すると考えられている。この遠隔医療の領域について、「ビッグテック(GAFAM+BAT)&ヘルステック・スタートアップ100社:世界のITヘルスケア市場注目ビジネス事例研究2021」の調査を担ったカンディード 新居示雄氏が解説する。
記事 イノベーション なぜコニカミノルタの「IQ-501」は大ヒットした? 顧客がこぞって“宣伝”した理由 2021/11/25 デジタルメディアの台頭により、斜陽産業のイメージがある印刷産業。しかしグローバルでは、パッケージだけで約50兆円、商業印刷でも30兆円超の巨大市場だ。ただし複雑な生産工程、少数生産やデリバリー時のコスト高など、過去の生産方式による制約条件が残る状況が足かせになっているのも事実だ。生産工程を合理化し、デジタル印刷の価値を最大化するにはどうしたらよいのだろうか? 印刷工程における前準備の各種調整と後工程の検査をスキルレスで効率化した、目からウロコの画像最適化装置(インテリジェントクオリティオプティマイザー)「IQ-501」にスポットを当て、その企画・開発を担当したコニカミノルタの関係者3名に話を伺った。
記事 新規事業 ミクシィ創業者が語るサービス改善メソッド、新規事業「みてね」は6年で1000万登録 2021/11/24 ミクシィが2015年よりはじめたサービス「家族アルバム みてね」。日本語、英語など7言語で展開し、2021年には世界で1000万人を超えるサービスに成長した。子どもの写真・動画を家族と共有できるアプリの開発のきっかけや、サービスイン、成長期にどんなことに取り組んだのか。ミクシィ 取締役ファウンダーの笠原 健治氏がサービス立ち上げからこれまでを振り返りつつ、サービス改善に必要な5つのポイントを示した。
記事 環境対応 味の素も取り組む、人・環境・利益のトリプルボトムラインとパーパス経営の関係 2021/11/19 いま、日本に限らず世界中の企業はサステナビリティ、ESG、SDGsという、大きな変革の必要性に直面しています。しかし、実際に企業経営の現場、規制側の最前線の声を聞いてみると、そこには興味深いストーリーが流れているように見えます。伝統ある大手日本企業が、自社がサステナビリティという考え方にどう向かうべきか、3回に分けて対応すべき課題と解決の方向性を検討します。第1回のテーマは「サステナビリティを考えるための枠組みと今起こっていること」です。企業経営者の視点でサステナビリティについてどう考えるべきか。弊社が使っているフレームワークで整理して、その全体像を示します。
記事 イノベーション プロダクトで社会を動かしたいなら「政治と規制」をハックせよ 東大 馬田隆明氏熱弁 2021/11/19 革新的なプロダクトを世に生み出したエアビーアンドビーも、ウーバーも、テスラも、政治に関わり、ときには規制を変えて、その成長への足掛かりとした。「プロダクトの開発者は、より良い製品を作るために、ときに社会と向き合う必要がある」と東京大学 FoundXディレクターであり『未来を実装する』著者の馬田 隆明氏は熱弁する。「プロダクトマネージャーカンファレンス 2021」に登壇し、規制や政治を「ハック」してプロダクトと社会をより良い方向へ導く方法論を紹介した。
記事 中国ビジネス 中国で広がる「音声チャットボット」、AI同士が通話する世界がすでに実現していた 2021/11/18 利用者が送ったテキストチャットをAIが理解して適切な情報を返す「チャットボット」の導入が世界的に進んでいる。電話をよく利用し、1日平均通話時間が日本の約4倍にもなる中国では、音声チャットボットサービスが普及してきている。AIが電話をかけ、相手の人間の返答を理解し、シナリオを変えていくことで、医療調査や宅配便、電話営業などの業務効率化を狙う。一方、詐欺電話を行うような悪徳業者も音声チャットボットを利用するようになり、これに対抗するための音声チャットボットも開発されている。AI同士が電話で会話をする状況が生まれているなど、日本の数歩先を行く中国の音声チャットボット事情をレポートする。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 「GDP」「偏差値」は意味がない? 人生100年時代に必要な“指標の考え方”とは 2021/11/17 「今後の経済成長の鍵を握るのは次世代資本主義」──。2021年4月に『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』(SBクリエイティブ)を上梓した山口揚平氏と、同書の帯に推薦コメントを寄せた山口 周氏の対談の後編では、「なぜいち早く中国がGDPをやめたのか」についての論考から始まり、自己成長や人生の充実度を高めるための「リカレント教育」についての議論が白熱した。
記事 新製品開発 サントリー食品の「商品開発の哲学」、ペルソナ設定より大事な「遊び心」とは? 2021/11/16 日々、企業の商品開発担当者は、消費者に“刺さる”プロダクトを生み出すため、顧客ニーズや関連商品の販売実績などからペルソナを設定したり、手にとりたくなるようなデザインを考えたりと、あらゆる取り組みをしている。そうしたプロダクトづくりにおいて、社内初のデジタルプロダクトの「SUNTORY+(サントリープラス)」で大きな成功を収めた、サントリー食品の商品開発の哲学に迫る。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 日本人が仕事で才能を発揮できない理由、なぜ「呪い」を解く必要があるのか 2021/11/12 2021年4月に上梓された山口 揚平氏の書籍『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』。大学生を中心に3000人以上の人生を変えた「超自己発見メソッド」の初の書籍化ということで話題を集めている。山口 揚平氏と、同書の帯に推薦コメントが掲載されている山口 周氏との対談では、コロナ禍で変化した働き方への意識や日本人が持つ会社像、現代の若者が抱えるトラウマなどが議論された。
記事 リーダーシップ ヴィトン、ディオール…ハイブランド買収しまくったLVMH会長はなぜ、無謀すぎる野望を実現できたのか 2021/11/08 ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオール、ティファニー──誰もがその名を聞いたことがある70以上のブランドを傘下に持つ、フランスのLVМH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)。ラグジュアリー企業では世界トップを誇っています。この華麗なるブランド帝国を一代で築いたのが、会長兼CEOのベルナール・アルノー氏です。父親の建設会社を経営していた青年が、世界的企業を育て上げるまでには、どのようなストーリーがあったのでしょうか。今も名立たるブランドの買収を続けるアルノー氏の経営哲学の真ん中には、フランスのブランドに対する揺るがない自信と信頼、「本物」を追い求める野心がありました。
記事 メタバース/VR/AR/MR/SR/xR フェイスブックのメタバース、Z世代が「暇じゃないと使うのキツい」と酷評の現実 2021/11/02 フェイスブックが仮想3次元空間「メタバース」構築に躍起だ。総額100億ドル(1兆円)を投資するとし、社名も「メタ(Meta)」へと変更。手始めとして、同社は2021年9月、バーチャルリアリティ(VR)機器「Oqulus Quest2」のビジネス会議用ソフト「Horizon Workrooms」を公開した。バーチャル会議室に参加者が分身のアバターとして集い、バーチャルなコミュニケーションを図るためのツールだ。だが、このソフトの有用性や、同社がその先に見据える「メタバース」の将来性をめぐっては賛否両論うずまいている。ミドル世代の大半にとっては、フェイスブックの打ち出す世界は、まだ異次元の遠い世界といったところ。では、将来コアユーザーになり得る若い世代には受け入れられるのか。30~40代の編集部スタッフだけでなく、Z世代の価値観を伝え続けるAMF社長の椎木里佳さんにもVRとWorkroomsに触れてもらい、実感を聞いてみた。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス スペースXの評価額「ユニコーンの100倍」11兆円に、期待を集めるスターリンク計画とは 2021/11/02 イーロン・マスク氏が創業した電気自動車メーカー、テスラの時価総額は1兆ドル(約113兆円)を突破。短期間でトヨタ(32兆円)の3倍以上に成長し、多くの投資家を驚かせた。しかし、このテスラを凌ぐ可能性を秘めるのが、同じくマスク氏が立ち上げた宇宙開発企業のスペースXだ。未上場ながら、すでにその評価額は11兆円を超えたといわれている。スペースXがなぜ注目されるのか、その理由を探ってみたい。