記事 ビッグデータ 北米スマートシティ事例、“グーグル化”のサイドウォークラボと新市場狙うウーバー 2018/05/25 北米と日本では「スマートシティ」への取り組みについて、大きく差がついているのは自明だ。もはや「死語」の感もある日本に対して、アメリカ・カナダでは国を挙げての投資が行われている。本稿では、その中でもサイドウォークラボとウーバーの取り組みについて紹介する。アルファベットが生んだスマートシティ特化チームはトロントで何を仕掛けるのか。また、ウーバーが自転車シェア事業会社を買収した目的とは?
記事 イノベーション 経産省がAI/IoT講座を認定、イノベーション生む「学び」の投資術とは 2018/05/25 現在の企業にイノベーションが求められていることは言うまでもなく、その源泉となるのは「人材」である。スキルの賞味期限が短くなり、「学び直し」の必要性が叫ばれる中、個人、あるいは企業はどのようにして「学び」に投資するべきなのだろうか。また、個人のイノベーションを推進するような制度はあるのだろうか?経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 室長補佐で、「不安な個人、立ちすくむ国家」(通称・経産省若手ペーパー)政策のメンバーでもあった藤岡雅美氏に話を伺った。
記事 ビッグデータ 「スマートシティ」日米で圧倒的な差がついたワケ、日本に欠けている2つの視点 2018/05/22 アメリカやカナダ、世界各国で今なお注目を集め続けるスマートシティプロジェクト。今年からCESでも新カテゴリに加えられ、カナダでは政府が巨額の資金を投資し、トロントではIT企業らによる大規模なスマートシティプロジェクトが進行中だ。だが一方の日本では、スマートシティは色あせつつある。何が両者の違いを生んでいるのか。
記事 人材育成・人材獲得 TINYpulse(タイニーパルス)は、いかにして従業員の「やる気」を引き出すのか 2018/05/18 日本企業における従業員の「やる気」のなさは、多数の国際調査で指摘されている。褒める文化のない企業では、優れた仕事をしてもポジティブなフィードバックが得られない。米国のベンチャー企業TINYpulseは匿名アンケートを収集し、社員のやる気、エンゲージメントを可視化するプラットフォームを提供する。同僚同士で優れた仕事に対するフィードバックを送り合う仕組みにより、従業員のやる気を引き出すのが狙いだ。フェイスブック、ミシュラン、IBM、ハブスポット、デロイト、Airbnbら1000社が活用するシアトル発の人材管理プラットフォームのビジネス動向を読み解く。
記事 イノベーション ノーベル賞ユヌス氏が一橋教授 野中氏と対談、「笑い」が「自分らしさ」を解き放つ 2018/05/18 日本のお笑いの老舗、吉本興業がノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏監修のもと「ユヌス・よしもとソーシャルアクション(yySA)」を立ち上げた。これに関連し、ユヌス氏と一橋大学 名誉教授 野中郁次郎氏が対談。なぜ社会的課題解決のアプローチに「笑い」が有効かについて語り合った。
記事 イノベーション ノーベル賞モハメド・ユヌス氏が力説「人間は無限の創造力を備えている」 2018/05/17 経済活動を通じて貧困や高齢化社会といった社会的課題の解決に取り組む「ソーシャルビジネス」に注目が集まる。そんな中、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏が来日。自身がノーベル平和賞を受賞するきかっけとなったソーシャルビジネス「グラミン銀行」を始めたいきさつや、金融業の根幹にかかわる「信用」の意味、そして事業を始める心得を語った。
記事 金融業IT 成功するIT投資のカギとは、日本企業の99%で「経営改革」が不要な理由 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(98) 2018/05/16 一般企業のIT投資が本格化してから約四半世紀が経過した。あらゆる職場でITの導入と利活用、それらに伴う経営改革は当たり前のワンセットだ。昨今は働き方改革のドライバーとしても注目されている。だが、日本企業の職場におけるIT投資の効果を分析すると、収益や雇用に影響する経路は、大企業と中小企業で異なるようだ。今回はこの点を解説しよう。
記事 スタートアップ・ベンチャー スリープテック(睡眠テック)がいよいよ本格化、「眠れない日本人」を救うか 2018/05/07 日本人は、よく眠れない。統計データによると平均睡眠時間は先進国でも最低レベルで、年を追うごとに眠れなくなっている。特に大都市圏郊外に住む中年男女の睡眠時間が短い。睡眠の量だけでなく質も悪く、これでは身体にいいわけがないと、わかっているけど眠れない。睡眠時間が確保できないなら、せめて睡眠の質を良くしたい。「睡眠ビジネス」は少なくとも1兆円以上の巨大産業だが、そこへITなどテクノロジーを活用して参入するのが「スリープテック」。企業の働き方改革にも後押しされ、「満足な眠り」をめぐるビジネスチャンスが目を覚ます。
記事 ロボティクス・ドローン 組立・物流から食品工場まで、中小企業の生産現場へのロボット導入は?スマラボの狙い 2018/04/27 ロボット導入において重要な役割を果たすのが、メーカーとユーザーをつなぐ役割を持つシステム・インテグレーター(SIer)だ。限られた各種リソースの中でロボットや各種設備を適切に組み合わせ、工場の効率と生産性を最大限上げることがSIerの役割である。SIerは、まず絶対数が不足しているだけではなく、今後のロボットの用途が物流や食品業界などさまざまな異業種領域へと拡大を模索する中、業界慣習も異なる各種現場でロボットをどう使っていくべきかといった前人未到の領域へと入っていくことが求められている。
記事 イノベーション ソニーが「指数関数的」に考える訓練を積む理由、デザイン思考で不十分な点とは 2018/04/27 現在の企業には、急激に進化するテクノロジーを取り込み、イノベーションを起こして、ビジネスを変革することが求められている。「エクスポネンシャル思考」は、間違いなく、そのための強力なツールになるだろう。特に企業のトップには、ぜひ学び、実践してほしい。前回に引き続き、早稲田大学の池上重輔 教授とエクスポネンシャル・ジャパンの齋藤和紀氏のお二人を交えて、デザイン思考との違いや企業がエクスポネンシャル思考を実践するために必要なことは何かを語り合った。
記事 O2O・オムニチャネル 電子チケットとは何か? 不正転売の防止にとどまらない「3.0」の仕組みを解説 2018/04/23 消費者の行動が「モノからコトへ」、体験重視へと変化する中で、リアルな体験の場であるイベント興行の価値・役割が見つめ直されている。そこで避けて通れないのが、チケットの問題だ。不正転売の防止やデータ活用、マーケティングなどの面から、今後は「電子チケット」が急速に発達していくと見られている。そこで、改めて電子チケットとは何か、その変遷の歴史や日米の違い、SNSやチャットの発達に応じたこれからの電子チケットのカタチなどについて解説する。
記事 イノベーション 早大 池上重輔氏らが語る、「急激な技術進化」への対応方法とは 2018/04/23 人間の感覚は、直線的にできている。反射的に「1の次は2、2の次は3、3の次は4」と考えるが、ITビジネスの成長はその感覚に反しては指数関数的に加速する。「1の次は2だが、その次は4、その次は8」という法則が成り立つのだ。この指数関数的な進化のことを「エクスポネンシャル(Exponential)」と言う。第1回、第2回に続き、今回はさらに理解を深めるために、早稲田大学の池上重輔 教授とエクスポネンシャル・ジャパンの齋藤和紀氏の二人を交えて座談会を行った。
記事 製造業IT 追い込まれつつあるテスラの「正念場」、打開策はあるか? 2018/04/20 EV(電気自動車)大手の米テスラが厳しい状況に置かれている。最新モデルの量産に手間取ったところに、リコール問題が発生。株価が一時、急落するという騒ぎがあった。その後、株価は持ち直したが、一部の機関投資家からは今後の経営について不安視する声も上がっている。テスラの現状について探った。
記事 ソーシャル・エンタープライズ2.0 広告なしSNS「Vero(ヴェロ)」は、フェイスブックに取って代わるか? 2018/04/20 フェイスブックに批判が集まっている。収集した個人情報が外部の調査会社によって不正に利用されていたからだ。そんな中、広告を表示しないSNS「Vero」が注目を集めている。Veroは広告収益ではなく、サブスクリプションでユーザーから直接利益を得るモデルを採用しているため、個人情報を過度に取得する必要がない。広告モデルに頼らないSNSは収益を上げられるのか? 個人情報に頼らない「ユーザーのためだけ」のサービスは実現するのか? Veroは、これまでにリリースされては忘れ去られていった「新たなソーシャルアプリ」の枠を超えられるのだろうか。
記事 金融業IT なぜあらゆる産業がIT企業に“食われて”いるのか、「X-Tech」の正体 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(97) 2018/04/20 IT企業は「情報の産業化」で誕生し、「情報の産業化」は「産業の情報化」に促されてきた。勃興したIT企業群は、当初こそ傍流意識に覆われていたが、発展過程で高い競争力を身に着け、今では逆に、あらゆる産業の中核領域へ切り込んでいる。今回は、その構図を「IT企業による一般産業の包摂」という概念で描いてみよう。
記事 スタートアップ・ベンチャー NTT、オムロンらも新設する「CVC」、失敗しないための5つのポイント 2018/04/03 大企業とベンチャー企業のオープンイノベーションが加速している。そこで活発化しているのが、事業会社が自ら、ベンチャー企業に投資を行うCVCファンドを設立する動きである。その実態を探るべく、PwC Japanグループ PwCアドバイザリーがCVCファンドの調査を実施した。日本企業におけるCVCファンドを活用したオープンイノベーション促進の現状と課題、CVCファンドを活用する重要性について、同社ディールズストラテジー部門リーダーの青木義則氏が解説する。
記事 ロボティクス・ドローン パナソニックが挑むサプライチェーン変革、ロボットで物流プラットフォーム構築へ 2018/03/29 パナソニックは、RFIDとロボットを使ってサプライチェーンのプラットフォームを握ろうとしている。モノを製造して販売する過程を担うメーカー、倉庫、店舗、この3分野それぞれの現場ニーズに応えるソリューションを提供し、さらに横串でつなぐ。舞台はコンビニ、そしてスーパーマーケットである。パナソニックは実際にどんなことを考えているのか。どんな世界を目指しているのか。パナソニック スマートファクトリーソリューションズ取締役で、小売・物流システム ストラテジックビジネスユニット ビジネスユニット長の足立秀人氏に話を聞いた。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス なぜ多くの大企業が宇宙ビジネスに参入するのか 2018/03/20 日本発の宇宙ビジネスを多角的に考察する本連載。今回は宇宙ビジネスを支える「お金」に注目してみよう。内閣府は宇宙産業の市場規模を、2030年代に現在の2倍となる2兆4000億円まで拡大させる目標を設定している。しかし、「ニュースペース先進国」である米国の市場規模と比較すると、その規模は小さい。日本発 宇宙ビジネスが成功するためには、どのような“お金の流れ”が理想的なのだろうか。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ ツイッター限界説 広告収入が伸びない「致命的な弱点」とは 2018/03/12 ツイッターが2017年10~12月期に、2013年の上場以来、純利益9,100万ドル(約99億円)となる初の黒字を計上した。これに反応して株価は上がったが、一部のアナリストは「儲けの出る体質への改良が必要」と指摘する。また、ほかのIT大手による買収説も絶えない。「迷走」と揶揄されるツイッターがいかにして真の復活を遂げるか、有望とされる動画広告収入を軸に探る。
記事 金融業IT 日本も飲み込まれる? 新興国からやって来た「かえる跳び型FinTech」の破壊力 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(96) 2018/03/09 「情報化のグローバル化」は、新興国や途上国が新技術の導入で一気呵成に飛躍する「Leapfrogging(かえる跳び)」現象を生み出している。その一つがFinTechだ。金融界の枠を越えた市場参入の破壊力は日本にも押し寄せている。今回はモバイル決済にみられるLeapfroggingの奔流をインバウンド消費の現場から考えてみよう。
記事 イノベーション “ぶっ飛んだ”アイデアを生むには「エクスポネンシャル思考」が必要だ 2018/03/02 シリコンバレーを中心にベンチャーキャピタルやコンサル業界で注目を浴びている「エクスポネンシャル思考」。これは「テクノロジーやビジネスは人間の直観に反して指数関数的(=エクスポネンシャル)に成長する」という考え方だ。では我々は、この極めて強力なエクスポネンシャル思考をどのように実践したらよいのだろうか? そのヒントを得るために、今回、特別に早稲田ビジネススクールで試験的に行われたエクスポネンシャル思考のワークショップに潜入した。これを読めばきっとあなたも、今日から自分の仕事に取り入れて"世界を変えられる"はずだ。
記事 ロボティクス・ドローン 清掃ロボット「未来機械」は、どのように中東砂漠の太陽光発電パネルを綺麗にするのか 2018/02/28 香川県高松市に拠点を置く未来機械は、中東の砂漠に敷き詰められた太陽光発電パネルを清掃するロボットを開発しているベンチャー企業だ。雨が降らない乾燥地域に敷かれた太陽光パネルは定期的に清掃しないと砂塵に覆われて、発電効率が落ちる。そこを掃除するためのロボットだ。前回のロボットブームの2004年に起業して、いよいよ飛躍しようとしている未来機械の代表取締役社長三宅徹氏に、同社のこれまでの歩みと現在の取り組みについて伺った。
記事 デジタルマーケティング・マーケティングオートメーション・O2O リアルワールドゲームス 清古貴史 社長に聞く、BitHuntersがポケモンGOを超える日 2018/02/20 2.5億円を調達し、スタートアップワールドカップ2018日本予選でマイクロソフト賞を受賞したリアルワールドゲームスは位置情報を活用したスマホゲーム「BitHunters(ビットハンターズ)」を開発している。同ゲームは「ポケモンGO」と何が違うのか? 先行の位置情報ゲームより優れているのは何か? 地図データや健康増進といった社会課題解決の観点から、リアルワールドゲームス 代表取締役社長 清古貴史氏に話を聞いた。
記事 流通・小売業IT ZOZOSUITに挑む「ECアパレルの黒船」、米オリジナルスティッチCEOの野望 2018/02/15 EC市場規模は2016年に約15兆円を突破し、2010年の約7兆8000億円の約2倍に成長した。さらに、昨年、スタートトゥデイが採寸ボディースーツ「ZOZOSUIT」を配布するなど、ITがアパレルのEC化を促し始めている。そんな中、オンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」を展開するOriginal(オリジナル)は、「ソフトウェア」の観点からECアパレルビジネスに一石を投じた。同社 CEOのジン・コー氏にこれからのECアパレルビジネスについて話を聞いた。
記事 金融業IT 香港が抱える「イノベーションのジレンマ」は日本も同じか? 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(95) 2018/02/14 中国は「世界の工場」から「世界の市場」へと変貌する過程で、世界最先端のベンチャービジネス舞台に躍り出た。IT機器の製造ばかりでなく、シェアエコノミーなどITを活用した新サービスも次々と勃興している。FinTechもその一つだ。eコマースの決済から始まったアリペイ(支付宝)は、リアルな店舗や露店での少額決済にも幅広く活用されるようになった。ところが、国際金融センターの香港では、こうした新サービスの実装が中国本土ほどは進んでいないようだ。日本とも重なるこの状況について、前回に続き現地での聞き取り調査をもとにレポートしよう。
記事 人材育成・人材獲得 リブセンス社長 村上太一の「正念場」、激動する人材業界での”次の10年”戦略 2018/02/08 2017年には創業ビジネスのアルバイト求人サイト「ジョブセンス」を全面リニューアルし、サイト名を「マッハバイト」に変更するリブランドに着手した。「最年少上場」から5年以上が経ち、これからを「組織の10年」と位置づける同社 代表取締役社長の村上 太一氏に、人材情報ビジネスにおける新たな価値づくりの取り組みを聞いた。
記事 ロボティクス・ドローン ロボット業界は今後どうなる? 2017年の70社以上の事例などから読み解く 2018/01/26 2018年も既に1ヶ月。ロボットイベント「第2回ロボデックス」も盛況に終わった。前回のこの連載で取り上げた「mujin」のブースは黒山の人だかり。年々深刻化する高齢化や人手不足、迅速な意思決定を行える中国市場の伸びなどを背景に、自律搬送台車等は本格普及期を迎えつつある。また、どうやら夏頃には50万円程度のアシストスーツの類が新たに数社から製品化されそうだ。ほかにもさまざまな領域で自動化が今年も進むだろう。ここでいったん2017年を振り返るとともに、2018年を展望しておきたい。
記事 イノベーション エクスポネンシャル思考とは何か? 企業を「指数関数的に」飛躍できる考え方 2018/01/23 2017年のIT業界は、北米西海岸(シリコンバレーからシアトル)の企業の存在感が際立った。世界の時価総額の上位はいわゆる米ITビッグ5(アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック)が占有して久しく、それに唯一対抗している中国IT企業2強(アリババ、テンセント)にも共通した強さの秘密が見て取れる。それが「エクスポネンシャル思考」だ。さらに「エクスポネンシャル思考」は、近年よく聞かれる「シンギュラリティ(技術的特異点)」の考え方の基礎ともなっている。これから3回にわたって「エクスポネンシャル思考」を掘り下げて行く。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 日本発 宇宙ビジネスまとめ、1.2兆円市場でベンチャーが続々と資金調達する理由 2018/01/18 日本でもスタートアップによる新たな宇宙ビジネス「ニュースペース」が浸透してきた。内閣府は宇宙産業の市場規模を、2030年代に現在の2倍となる2.4兆円まで拡大させる目標を設定している。主要なベンチャーのほとんどが2010年前後に相次いで創業しており、「日本オリジナル」とも呼ぶべきビジネスモデルとエコシステムが醸成されつつあるのだ。
記事 ロボティクス・ドローン 産業用ロボットソフトウェア企業「MUJIN」、なぜ急成長できているのか? 2018/01/16 「2017国際ロボット展」の産業用ロボットゾーンで、社員数45名にもかかわらず大企業並みの52小間の大ブースを構え、FA(ファクトリーオートメーション)と物流ロボットのソリューションを15セル、計20台も出展していた創業6年のベンチャー企業がある。産業用ロボットのコントローラーを提供しているソフトウェア会社のMUJINだ。同社のコントローラーを使うと、ロボットを従来よりも高度に、かつ容易に動かせるようになる。指数関数的に成長しはじめており、今後さらなる飛躍が予想されるMUJINの現在と今後について、ここでレポートしておきたい。同社の技術を追うことで、ロボットが今後どんなことができるようになるのか、どのように世界を変えていくのか、その一端が垣間見えるからだ。