記事 見える化・意思決定 あらゆる組織は「余裕」のせいでダメになる 2017/02/15 この世には、二種類の組織がある。それは、「ちゃんとした組織」と「ダメな組織」である。あなたは、いま所属している組織がダメになってしまっていると感じるだろうか。それとも、ちゃんとしていると感じるだろうか。この世のあらゆる組織はダメである、といっても過言ではない。組織のダメはどこからやってきて、どのようにまん延するのだろうか。
記事 ペーパーレス化 改正電子帳簿保存法とは何か? 「スマホで撮影」が認められて何が変わったのか 2017/02/14 「電子帳簿保存法」が改正されたのをご存知でしょうか? 2016年1月1日より適用が開始され、これまであまり普及してこなかった電子帳簿保存法がようやく本格的に企業で活用できる準備が整いました。ここでは改めて改正や規制緩和のポイントを解説するととともに、企業が活用するメリットについてまとめます。この機会に改正電子帳簿保存法を理解し、業務改善やコスト削減につなげてください(監修:元国税調査官・税理士 松嶋 洋 氏)。
記事 製造業IT トヨタ直営販売店のIT戦略、なぜ「クルマの納期遵守」から「デジマ」にまで至ったのか 2017/01/06 トヨタというと、昨今は人工知能や自動運転ばかりが注目されるが、足元の自動車販売店でも「カイゼン」は続いている。中でもITによる業務革新(BPM)を推進しているのが、東京地区で販社6社を統括するトヨタアドミニスタグループの情報システム会社、トヨテックだ。同社は納期遵守の仕組みづくりや営業の情報共有基盤を構築、今は顧客を呼び込むためのデジタルマーケティングにも取り組んでいる。トヨテックの森敏雄社長がその取り組みの変遷と詳細を明かした。
記事 デジタルマーケティング・マーケティングオートメーション・O2O 資生堂、ネスレ、マツダのCMOが集結!マーケティングの役割とはいったい何か 2016/12/01 フォーチュン500にランキングされた米企業の実に62%がCMO(Chief Marketing Officer:最高マーケティング責任者)を設置していた。これに対して日本では、時価総額上位300社のうち、CMOを設置している企業はわずか0.3%に過ぎなかった(2013年経産省調査)。それでも、近年はCMOへの注目度が高まっている。その背景にあるのが、国内市場の成熟化、デジタル化、そしてグローバル化だ。こうした変化の中でのマーケティング、ひいてはCMOの役割とは何か。資生堂ジャパンの音部大輔 執行役員、ネスレ日本の石橋昌文 常務執行役員、マツダの毛籠勝弘 専務執行役員といった著名CMOが集結して、それぞれの取り組みを明かした。
記事 ユニファイド(ビデオ会議・Web会議) 会議やメールの数を「もっと減らす」にはどうしたらいいのか 2016/11/29 企業内のコミュニケーションはいったい何のためにあるのか。それは言うまでもなく社内外の人たちと効果的な意思疎通を行うことによって、ビジネスの成果を最大化するためである。一方で、7~8割近くの企業が、会議やメールの数をもっと減らしたいと考えている。今はまさに、社内コミュニケーションの在り方そのものを再点検する時期に来ている。その方法について、ガートナー リサーチ部門リサーチ ディレクターである池田 武史氏が解説する。
記事 情報共有 LINE田端氏が「お客さまと本当の友達のように話す」ことを勧める理由 2016/11/15 今では消費者がソーシャルメディアの中で交わす自然な会話の中から、どのようなニーズや不満があるのかを知ることができるようになっている。一方で、LINEやFacebook Messangerなどのメッセージングアプリが、FacebookやTwitterを凌ぐほどの重要なコミュニケーション手段となっており、企業は消費者と友達のような関係を作ることも可能になってきた。こうした環境変化の中で、ソーシャルメディアを使って実際の売上アップを実現するためには、7つのステップが重要となる。
記事 情報共有 「Microsoft Teams」でMSが企業向けチャットツール参入、先行のSlackは余裕のコメント 2016/11/09 マイクロソフトはチャットを中心としたコミュニケーションツール「Microsoft Teams」を発表しました。
記事 人材育成・人材獲得 まさかの「レゴ」が50代社員の「キャリア」と「リブランディング」を支える 2016/10/24 ソフトバンクでは、「役職バトンタッチ制度」の下、社員が一定年齢になると下の世代にポジションを譲る。同社 コミュニケーションサービス部兼Microsoftエンジニアリング部 前川明海氏は、この節目に「レゴシリアスプレイ」に出会う。さらに、同社の社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」にて、レゴシリアスプレイのメソッドをソフトバンクのグループ社員に共有することで、SEとしての自分、レゴシリアスプレイファシリテーターとしての自分、そしてこれからの自分に向き合い、リブランディングを行った。前川氏が辿った「50代のキャリア再考」の過程とは。
記事 情報共有 なぜ探偵はクライアントを満足させる「情報収集」ができるのか 2016/09/30 阿部泰尚 氏が代表を務めるT.I.U.総合探偵社は2003年に設立された。以来、浮気調査をはじめ、企業のトラブル解決のための取引調査や不正調査といったコンサルティングも行っている。フジテレビ「探偵の探偵」の監修を手掛けるほか、NHK「クローズアップ現代」にも登場する同氏は、代金後払いで引き渡した商品の代金を支払わずに詐取する詐欺手法「取り込み詐欺」を例に挙げ、様々なクライアントから依頼を受けて行ってきた情報収集のポイントを紹介した。
記事 人材育成・人材獲得 「TOEIC900点必勝法」をソフトバンク社員が解説 魔物を倒す武器は「知恵マルシェ」 2016/09/28 ソフトバンクグループの社員発信型学びの場として知られる「知恵マルシェ」。その内容は手品、女性活躍、データ分析、災害対策と多岐にわたる。今回紹介するのは、「TOEICで900点を取る方法」。留学経験もなく、大学受験以来英語に触れてこなかったソフトバンク グローバル営業本部の藤川陽介氏が独自に編み出したTOEIC900点獲得必勝法と、モチベーション維持の秘策「知恵マルシェ」について話を聞いた。
記事 リーダーシップ ミッション・ステートメントとビジョン・ステートメントの作成方法 2つは何が違うのか 2016/09/15 働き方の多様化が進み、また働くこと自体の意義が問われる時代になりました。働くことの意義を見い出せずに新入社員たちがすぐに辞めてしまうという話もよく聞かれます。そこで今回は、従業員のモチベーションアップに欠かせないツール、「ミッション・ステートメント」と「ビジョン・ステートメント」を紹介しましょう。もともと欧米では古くから用いられている経営戦略の中核であるツールですが、名称が似ていて混同されやすため、その違いを明確にしながら説明します。
記事 人材育成・人材獲得 ソフトバンク社員が指南する「災害対策の知恵」、基本は「自助」「共助」「公助」 2016/09/12 ソフトバンクグループの社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」。これは、一般の社員が「主催者」として自分の知識やスキル、自身がソフトバンクで取り組んでいる施策を他の社員に共有する業務時間外に行われるものであり、これまでも多種多様なテーマで業務に「活きる」内容で開催された。こうした機会に少しでもソフトバンクが取り組んでいることや知識を広めたいと、3回にわたり開かれたのが「災害対策に対する取り組み」をテーマにした知恵マルシェだ。主催したソフトバンク ネットワーク運用本部 米原 裕雄氏に話を聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 データサイエンティストの経験を活かしソフトバンクで実践したスキルセットの伸ばし方 2016/08/31 ソフトバンク ICTイノベーション本部の中川 帝人氏は前職ではデータサイエンティストとしてデータ分析に携わり、現在はWatson事業推進室にて人工知能を活用した製品企画を担当している。中川氏は、社員同士で知識やノウハウをシェアして学び合うソフトバンクの人事施策「知恵マルシェ」を活用し、知識を広めるとともに、自身のスキルセットの向上をも行った。その過程と学びとは。
記事 情報共有 同じ組織内の「わかりあえない人」とどう向き合えばよいのか 2016/08/26 「なぜあの新人はすぐに帰るのか」「なぜあの上司は意思決定ができないのか」「なぜあの部署の人は全体最適が考えられないのか」──同じ組織の中でも「わかりあえない人」は数多くいるが、異なる立場(異立場=ITACHIBA)からお互いの意見をぶつけ合うことで、組織の中の問題を見つめ直し、組織を革新させるためのヒントを探る ワークショップが開催された。前半はワールドカフェ形式で問題を提起し、後半はOST(オープン・スペース・テクノロジー)形式で行われたその模様をレポートする。
記事 競争力強化 シックスシグマとは何か? 事例や図解で解説する、GEらを成功に導いた経営手法の基礎 2016/08/15 アマゾン、フォード、シーメンス、ダイソン、ボルボ、ソニー……世界的な成功を収めているこれらの企業に共通することは何だと思いますか?その答えは「シックスシグマ(Six Sigma)」によって卓越した企業力を得てきたことです。シックスシグマとは、製品やサービスのクオリティを高く一定に保つことで顧客満足度を高めるためのフレームワークです。体系立った経営手法であり、分析などに使われるツールも多岐にわたります。近年ではシックスシグマから進化した「リーンシックスシグマ」が脚光を浴びていますが、本記事ではまず基本であるシックスシグマについて、そのエッセンスを紹介します。
記事 人材育成・人材獲得 あなたの部下は星野源が「LIFE!」で演じる「うそ太郎」状態だ 2016/07/22 NHKで好評放送中の「LIFE!~人生に捧げるコント~(以下、「LIFE!」)」は内村光良を中心としたタレント陣による、「人生」をテーマとしたコント番組である。「サラリーマンneo」「祝女」の流れをくむ番組であり、会社内の人間関係や事件をモチーフにしたコントも多い。人気俳優の星野源演じるコント「うそ太郎」は中でも出色の企画であり、スキルの不足ゆえに生じてしまう部下の「ウソ」が描かれている。
記事 競争力強化 バリューチェーン分析とは何か? スターバックス「成功」の理由を解き明かす 2016/07/15 今や人々は自分の欲しいものを世界中どこからでも見つけ出し、納得のいく価格で購入できるようになりました。そのため、企業は自社商品やサービスのうち、顧客から見て特に付加価値が高い部分、つまり「自社の強み」を見出し、その強みを育成していくことが非常に重要になっています。本記事では、その強みを見出していくための基本的な分析手法「バリューチェーン分析」について、各種事例を交えながら解説します。
記事 クラウドストレージ・ファイル共有・ファイル転送 中小企業が「オンラインストレージサービス」を選ぶ際に注意すべき点 2016/07/01 前回は中小企業がファイルサーバを活用する上での留意点について取り上げた。「何となく手元にあるサーバやPCをファイルサーバとして利用する」という選択は一見すると手軽で無難なように思えるが、実はライセンス違反や情報漏えいといった様々なリスクがあった。では、サーバやPCを自ら所有することなく文書ファイルを管理/保存する方法があったらどうだろうか?それがクラウドに文書ファイルを格納する「ファイルサーバ型オンラインストレージサービス」である。同サービスは本連載でも以前に取り上げたが、昨今は中小企業においても導入が増えつつある。そこで、今回は最新の調査データを元に中小企業が同サービスを選ぶ際のポイントを見ていくことにしよう。
記事 リーダーシップ 他人事だと思っていませんか? 管理職にも社員にも影響するワーキングマザーの働き方 2016/06/22 ソフトバンクらしさを前面に押し出した社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」。ここでは、社員自身が知恵や知識を他の社員にシェアする。そこで、働く女性にスポットを当て、ワーキングマザーの環境改善に向けて自らの知識をシェアしたのが、ソフトバンク IT統括 管理統括部 人材計画室 伊藤 縁(ゆかり)氏だ。4月には女性活躍推進法が本格スタートしたが、ワーキングマザーを取り巻く環境は整備されているとは言い難い。女性が活躍する環境とは何なのか? ワーキングマザーは当人だけ、女性だけの問題なのだろうか? 仕事と家庭の両立は女性だけの問題だろうか? 自身もワーキングマザーである伊藤氏が、ワーキングマザーと上長のコミュニケーションの重要性を語った。
記事 人材育成・人材獲得 ビジネスパーソンが抱える「対人関係」の悩みは「3C」で解決せよ 2016/06/20 書店に行けば山のように積まれている「フレームワーク」に関する本。現場で働く営業にとって、本当にフレームワークなど必要なのだろうか。実はフレームワークの代表格といえる「3C」を活用することで、営業をはじめとしたビジネスパーソンの「対人関係」を円滑にする方法が見えてくる。
記事 政府・官公庁・学校教育IT EdTech(エドテック)最新製品まとめ 東芝、日本HP、学研、富士通など9社レポート 2016/06/09 教育(Education)とテクノロジー(Technology)を融合させるEdTech(エドテック)が急速に立ち上がっている。子どものころからPCやタブレット、スマホを当たり前のように使っているデジタルネイティブ世代では、学習に関してもICTを違和感なく受け入れ、その効果は高いという。先ごろ東京ビッグサイトで開催された「教育ITソリューションEXPO」では、教育に活用できそうな先端のICT製品やデジタルコンテンツが数多く出展されていた。ここでは今回の展示会から、特に目を引いた製品やソリューションを中心に紹介していこう。
記事 電子メール・チャット 企業向けチャットの選び方、メールと何が違う?導入事例は?その効果は? 2016/06/07 今ビジネスシーンでも、LINEやFacebook Messenger、Slack、Chatworkのようなメッセージング・アプリが注目を集めている。人と人との結び付きを「エンゲージメント」と呼ぶが、メッセージング・アプリを活用することで、このエンゲージメントを強化できるからだ。それが顧客との関係強化による売上アップやビジネス現場の業務効率化といった具体的な成果にも結び付く。ただしメッセージング・アプリを企業に導入する際には、留意すべきポイントもある。ここでは具体的な事例と併せてメッセージング・アプリがビジネスにもたらすインパクトと、メッセージング・アプリ導入時に留意すべき5つのポイントについて考えてみたい。
記事 業務効率化 企画部門は、営業の「一度始めたことがやめられない病」に「それ、無駄」といえるか 2016/06/03 「営業」にせよ、「広報」にせよ、はたまた「人事」にせよ、その部署名とはすなわち、その企業組織において発揮することが期待される「機能」を指した名称である。企画系部署もその例外ではなく、ある一定の機能が期待されているわけであるが、彼らがその機能として期待されるのは、現場での営業活動そのものではなく、「営業活動がより生産性の高いものとなるような施策の立案、実施」という、若干、抽象化されたものである。企画チームへの評価とは、本来であれば組織全体の生産性向上への寄与に応じてなされるべきところであるが、この抽象性には、大いなる罠が存在する。現場を持たない「企画」という部署は、ともすると現場への負担を増してしまうだけの存在に堕してしまうリスクを常にはらんでいる。
記事 人材育成・人材獲得 「ソフトバンクのマジシャン」直伝! 業務で使える手品の心理学的テクニック 2016/05/30 ソフトバンクは、社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」を2013年7月より提供開始している。ここでは知識や知恵をシェアする人を「主催者」、学ぶ人を「参加者」と呼び、社員同士がフラットな関係で知識をシェアできるのが特徴だ。今回のインタビューでは、知恵マルシェの中でも特に異彩を放つコンテンツ『マジシャンから学ぶ! 人の心を誘導する技術』を主催する「ソフトバンクのマジシャン」こと矢野達也氏が、業務や日常生活で使える「心理学のテクニック」を披露した。
記事 リーダーシップ 「キングダム」を「PM理論」で分析、プロジェクトにおけるリーダーシップの本質 2016/05/29 中国古代史を描く漫画の「キングダム」。この作品は、「複雑化、高度化したプロジェクトを成功させるためのリーダーシップのあり方」が大きなテーマとなっている。そこで提示されるのが、プロジェクトの成功をおさめるために「知略」の力と「本能」の力、どちらが必要なのか、という問いである。これを考えるにあたっては、MBA経営学用語のひとつ「PM理論」が大きなヒントになる。
記事 リーダーシップ 人気漫画「キングダム」最強の武将が語るリーダーシップ論とは 2016/05/28 戦争の目的、規模、技術、あらゆる点において、春秋戦国時代とは、戦争におけるイノベーションが起きた時代であった。この時代を描く週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「キングダム」には、現代におけるプロジェクトマネージャーにとって興味深い問題提起がなされている。農地獲得合戦のなか、ハイリスクな戦争に投資をせざるを得ない戦国諸国のあり方は、社員の所得の安定、拡大を実現するために、いかにハイリスクであろうとも、新規事業投資を行い続けることを宿命付けられている、現代の企業社会に極めて通じる話である。
記事 情報共有 シスコ、GEはどうやって企業文化を変えたのか? グローバルな強い企業文化の作り方 2016/05/18 企業を語る上で無視できない企業文化。しかし、「企業文化とは何か」「業績と企業文化には関係があるのか」と聞かれると困るビジネスパーソンも多い。経営者と命題のあるべき関係を解説する本連載、今回はシスコシステムズ、GEを例に、「社員マネジメントの一環としての経営者主体企業文化の構築」をアクト・コンサルティング取締役経営コンサルタント野間彰氏が解説する。
記事 ブランド向上・マーケティング・PR なぜ3C分析が使えないのか? 代表的フレームワークを経営企画のケースで解説する 2016/05/17 フレームワークの代表中の代表とも言える、「3つのC(3C分析)」。Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の頭文字をとったもので、自社の経営戦略を考える時は、この3つを念頭に置くと良いですよ、というフレームワークだ。経営企画やコンサルティングファームといった経営戦略を担う部門などが多用する印象があるこの3Cだが、ビジネスの現場において有効活用できていないビジネスパーソンは少なくない。
記事 情報共有 厳しい家計が奪う「リワイヤリング」の機会、地元入学者増が大学の危機につながる理由 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(74) 2016/05/16 目まぐるしい4月が過ぎて、5月病やホームシックに悩む人が出てくる季節になった。前回触れたように、イノベーションでカギを握る「構造的空隙」の価値を考えれば、人脈の形成で大切なのは、多様な出会いだ。その点で日本の大学に気がかりなことが起きている。全国各地から多彩な人材が集まる傾向が低下し、近年は地元の入学者が上昇し続けているのだ。背景には、家計を取り巻く厳しい経済事情もあるようだ。今回はこの問題を考えてみよう。
記事 人材育成・人材獲得 庄司昌彦 氏に聞く、ダイバーシティ時代に個人をとらえる「分人」「複属」とは何か 2016/05/09 現在の「個人」は会社という単一社会への従属者ではなく、共通の趣味や嗜好でつながった複数の集団に帰属意識を持つ「複属」の色合いを濃くしている。そこでの個人は、相手や場面に応じて現れる複数の人格に分けられた「分人」の総体だと指摘するのが、国際大学グローバル・コミュニケーションセンター(GLOCOM) 主任研究員で准教授の庄司昌彦氏だ。庄司准教授に「分人」「複属」という考え方はいったいどういうものか、そしてそれがどう社会に役立つのかを聞いた。