記事 競争力強化 半年前の経営目標ではNG、激変するビジネス環境に「計画業務DX」が効く理由 2022/03/28 新型コロナウイルスの世界的なパンデミック以降、企業は濃い霧の中に迷い込んだようだ。先を見通すことが困難となり、多くの企業がこれまで立てた計画を全面的に見直す必要に迫られた。そして、それは今も続き、これからも続くだろう。つまり、いくら計画を立てても、すぐに見直さなければならない状況が続くのだ。こうした状況に対応するために必要な「計画業務DX」とは何だろうか。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS エヌビディア×IDCフロンティア対談、「AI」「GPU」「データセンター」の親和性 2022/03/25 さまざまなビジネス領域において、AIや機械学習の活用が急速に広がりつつある。一方で企業のIT環境へと目を向けると、パブリッククラウドの利用がトレンドとなりつつある。しかし実は、自社でAIを効果的に活用する上では、データセンター利用のメリットが高まってきている向きもある。今回は、AIに欠かせないGPUの世界的なメーカーであるエヌビディアと、国内データセンター事業者の草分けであるIDCフロンティアそれぞれのキーパーソンの対談を通じて、これからのAI活用を支えるソリューションについて明らかにする。
記事 プロジェクト管理 沈みゆく「紙媒体」、残り続ける「非効率」…今こそ必要な“出版DX”の進め方 2022/03/23 出版産業は、紙媒体の売り上げがピーク時から大きく落ち込んでいるが、一方で電子書籍等のデジタル媒体が着実に受け入れられつつある。出版は今、紙とデジタルの両方に対応したコンテンツ展開が必須といえるだろう。だが、印刷のみを前提にしていた従来の制作現場では、電子化に伴う作業で負担が増加している。さらに、コロナ禍における非対面の制作業務は効率が低下するなど課題は山積している。どうすれば業務効率化を達成できるだろうか。
記事 セキュリティ総論 多すぎるアラート・誤検知はもう嫌だ、「シンプルに賢く守る」次世代エンドポイント防御 2022/03/11 マルウェア感染防止のためのEPP(Endpoint Protection Platform)ではブロックしきれない攻撃を検知するEDR(Endpoint Detection and Response)の利用が進んでいる。検知能力をより強化するため、ネットワークトラフィック側を分析する製品も登場しているが、検知のアラートとともにその対処のための運用コストも増加している。機械学習による自動化で運用コストを削減しながら、防御を強化するエンドポイントセキュリティについて考えてみたい。
記事 その他 東京電力が挑んだ「顧客体験向上」、“倍の効率”で満足度130%増を実現した方法とは 2022/03/09 ニューノーマル時代となり、企業とユーザーとのコミュニケーションのあり方が大きく変わってきた。顧客のニーズの多様化やチャネルの多様化など、コンタクトセンターやカスタマーサービスを取り巻く状況も変化してきている。ニューノーマル時代に求められるカスタマーエクスペリエンスとは、一体どのようなものなのか。最新のカスタマーエクスペリエンスの傾向と課題、カスタマーエクスペリエンスの向上の仕方などを東京電力の事例を交えながら解説する。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS 「サーバの消費電力」がAI・機械学習の足を引っ張る? 高性能ならではの苦しみとは 2022/03/08 いま多くの企業でAIや機械学習の活用が急速に拡大している。そしてAIや機械学習に欠かせないのがGPUを搭載した高性能サーバである。しかしこれらは従来のサーバよりもはるかに大きな電力を必要とするため、通常であれば数十台を収容できるラックであっても1台しかサーバを収容できないなど、スペースに無駄が生じてしまう。現在、AI・機械学習推進の妨げの1つとなっているこの「高性能サーバの消費電力問題」について、その背景と具体的な解決策について考えてみたい。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS オンプレミスを活かしつつ、クラウドの良さを“つまみ食い”するDX基盤の構築術 2022/03/07 DXという旗印のもとクラウドシフトの必要性が叫ばれている。しかしながら、一般的なパブリッククラウドとオンプレミスIT基盤との間には、アーキテクチャを含め、数々の点で大きな隔たりがあるため、そう簡単に移行できないのが現実だ。クラウドサービスはハードルを越えてでも得るべきメリットがあるのは確かだが、そのために不必要なリスクを冒すべきではないだろう。オンプレミスIT基盤をクラウド化するにあたり、どのようなアプローチが求められるのだろうか。
記事 クラウド 経費精算のマイナーチェンジで「120時間の業務短縮」を実現できた理由 2022/03/07 企業の経理部門には課題が多い。たとえば、手入力で経費精算などを行う業務フローが敷かれているために生産性の上がりにくい状況があったり、コロナ禍によってリモートワーク移行が進む中でも、経費などの申請・承認のためだけに出社したり、紙書類の押印のために出社しなければならない状況がある。ほとんどの企業はこうした課題を認識しているものの、なかなか改革が進まないのが実情だ。なぜ、経理部門の効率化は進まないのだろうか。ここでは、ちょっとした工夫で経理部門だけでなく経費処理などに関わる社員全員の業務を効率化させる方法を解説する。
記事 セキュリティ総論 Microsoft 365内のデータはどこまで安全? SaaSがランサムウェアに狙われる仕組み 2022/03/03 リモートワークの広がりが後押しする形で、Microsoft 365の活用が一般的になってきた。利便性に優れ、SaaS型で提供されているため、ユーザーが管理するという意識が薄れてしまいがちだが、落とし穴もある。たとえば、Microsoft 365にはデータを誤って消しても復元できる機能があるが、ライセンスやサービスによってデータの保管期間が異なることを理解して利用していないユーザーもいるだろう。重要な資産であるMicrosoft 365のデータを正しく守るために考えるべきこととは。
記事 IT投資・インフラ戦略 8割以上が「2年以内にオンプレ回帰予定」、無駄足なくすハイブリッド環境の作り方 2022/03/02 ビジネスを取り巻くさまざまな変化に対応するために、システムを刷新する企業が増えてきた。その一環としてパブリッククラウドを考えていても、コスト面だけに着目して移行すると、さまざまな課題に直面した結果、オンプレミスに回帰するケースも少なくない。そこで、オンプレミスとクラウドの「いいとこ取り」ができるハイブリッド環境への期待が高まっている。ここでは、インフラ刷新の障壁を越えてハイブリッド環境へと移行するヒントを紹介しよう。
記事 IT投資・インフラ戦略 ハイブリッドクラウドは“もろ刃の剣”、「理想」と「現実」のギャップを埋めるには? 2022/02/14 デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが待ったなしの状況下で、企業のITシステムがハイブリッドクラウド化する流れは避けて通れないだろう。クラウドの強みを活かしたアプリケーションや基幹システムへと刷新するためには、あらゆるクラウドプラットフォームを乗りこなす必要があるからだ。しかし、無計画に導入すれば複雑さは増し、運用コストは増大する。ではどう導入し、いかに運用すれば良いのだろうか。
記事 IT投資・インフラ戦略 サイバーエージェント流「投資効率を最大化」するストレージ戦略とは? 2022/02/10 クラウドシフトが進んでいるが、パブリッククラウドではなく、プライベートクラウドを選択する企業も数多く存在する。最新リージョン公開から3年が経つサイバーエージェントでは、プライベートクラウドの進化と共に、新たに見えてきた効率的な運用方法や課題があるという。同社のストレージ基盤がどのように変化してきたのか、また最新リージョンの具体的な製品構成や戦略がどのようなものか、知念 洋樹氏が明かした。
記事 クラウド 注目高まるMicrosoft 365への移行&統合、プロジェクトを成功に導く3つのポイント 2022/02/04 コロナ禍でテレワークが広がり、その実現に必要なIT環境の整備は急速に進んだ。しかしそこで構築されたシステムはあくまで緊急対応が目的だ。アフターコロナの中長期的な視点に立てば、その見直しは不可避だろう。ここでは、Microsoft 365への移行・統合が抱える課題と、プロジェクトを成功に導く条件を整理する。
記事 クラウド 経理部門の残業時間「40%削減」、事例から学ぶ“バックオフィスDX”の進め方 2022/01/24 企業のDXを進めていく上で、既存のシステムからの置き換えをすべての部署で一括して行うのは、かなり難易度が高い。先行して進められる部署から行うのが現実的である。まず経理部門主導でバックオフィスのDXを進めて、その後、各部署で展開していくやり方も有力な現実解といえそうだ。本記事ではバックオフィスのDXを行った企業の事例を交えながら、経理部門のDXの進め方について解説していこう。
記事 RPA・ローコード・ノーコード データ分析の課題を解決、今すぐ始める「GCP」データ活用入門 2022/01/17 激しい変化の中で、企業は生き残りをかけた新たな価値創出を探り続けている。その鍵となるのが「データ活用」だ。すでに社内外の膨大なデータを収集・分析し、生産性向上や新しいサービス、ソリューション開発を実現した例も増えている。だがそのためのデータ処理基盤の構築・運用には、大きなコストと時間、人材といったいくつもの課題をクリアしなくてはならない。本稿では、手軽でスピーディなデータ分析方法について紹介する。
記事 クラウドストレージ・ファイル共有・ファイル転送 「コロナ後」に必要なネットワークの可用性とは? “変化への対応力”を実装する方法 2021/12/16 新型コロナウイルスは、我々の働き方を一変させた。そして、この変化はコロナ収束後も元に戻ることはないだろう。そこで重要な役割を果たすのがクラウドだ。クラウドこそが、これからの企業に必要な“変化への対応力”を決めるのだ。そしてクラウドが重要になればなるほど、その基盤であるネットワークにも、環境変化にダイナミックに対応できる能力が求められる。そのような柔軟かつ強靱なネットワークを、企業やクラウド事業者はどのように実装すればよいのだろうか。
記事 クラウド 情シス業務「運用7割」の壁はどう壊す? 保守からDXへ投資するための環境づくりとは 2021/12/10 現在、多くの企業の情報システム部門が、日々の既存システムの運用・保守に追われる中、経営層からはDX推進を指示されている状況にある。だが実態としては、ほとんどの情報システム部門の業務は、その70%が既存システムの運用・保守に割かれているという。この「70%」という壁を突き崩さないかぎり、DXと正面から向き合うことも、「2025年の崖」を飛び越えることも難しいだろう。ここでは、この壁を突破する根本的な対策について解説したい。
記事 クラウド 【特集】AWSと探す、中堅中小企業におけるビジネス改革の糸口 2021/11/25 パンデミックや自然災害など、企業の経営活動を取り巻く環境は、昨今ますます厳しくなっている。この苦境を生き残り、成長を続けるために、大企業が中心となってテレワークの導入や業務のデジタル化に取り組む中、「何から始めたらよいかわからない」「自社の規模では難しい気がする」「デジタルがわかる人材が社内にいない」などの理由から足踏み状態となっている中堅中小企業も少なくない。本特集では、中堅中小企業が抱える課題や成功事例を通して、柔軟で無駄のないデジタル経営の道しるべを解説する。
記事 IT市場調査 「Excelのバケツリレー」状態に? 既存ERPのみを頼るケースに潜む深刻な問題 2021/11/16 企業の根幹を支えている基幹系システム、ERP。同システムには売上や購買・調達、資金、在庫など、企業経営に関するあらゆる情報が集約されている。しかし、ERPを始めとする基幹系システムのデータのみで判断をくだすことは、ニューノーマル時代で活きていくにはリスクを伴うという。その理由とは何か? 企業が持つべきシステムの課題解決と事業成長につなげるために必要なデータ統合のヒントを紹介する。
記事 データベース DXで不可欠なデータ活用インフラ、「理想」と「現実」の差をどう埋める? 2021/11/02 デジタルトランスフォーメーション(DX)に不可欠な「データ活用」だが、データを十分に生かすためには最適なインフラを選ぶ必要がある。たとえば、金融取引や電子取引に関わるデータ活用では、大量のデータをリアルタイムに処理することが求められる。本稿では、こうしたミッションクリティカル領域におけるデータ活用と、それを支えるインフラの条件について整理する。
記事 CRM・SFA・CTI・ヘルプデスク コロナ禍で営業が「停滞」、今こそ実現したい“脱Excel”に必要な要件とは 2021/10/06 新型コロナウイルス対策として多くの企業がテレワークを実施しているが、その影響は営業担当者の業務にも大きな影響を及ぼしている。これまで営業活動の管理にExcelなどのツールや日報などを用いたり対面でのコミュニケーションで進捗や情報共有を行ってきたりした企業は、テレワークによって情報の連携が困難になり、会社全体としてのスムーズな営業活動を妨げる恐れがある。コロナ禍では業績低下に直面する企業も少なくない。今こそ営業活動にもデジタルを用いた変革が求められている。
記事 IT投資・インフラ戦略 コンテナ導入への“重い腰”を上げよう、わが社を「クラウドネイティブ」にするには? 2021/09/29 顧客のニーズや市場の変化をとらえて、アプリケーションやシステムを迅速に更新し続けることは、ビジネスの成功に不可欠な条件となりつつある。それを実現するには、開発のスピードを圧倒的に上げなければならない。近年、「コンテナ」という技術が注目される理由もまさにそこにある。ところが、コンテナ導入でつまずく企業は決して少なくない。その理由と解決の方法を探る。
記事 AI・人工知能・機械学習 なぜ9割が失敗するのか? AI活用を「専門家だけの仕事」にしない方法とは 2021/09/29 ビジネスや業務を変革するため、いまや多くの企業がデータ分析とその先にあるAI活用に注目している。だが、適切なデジタル基盤を整備し、AIの導入・活用に成功した企業はその恩恵を享受できているものの、実際にこのような企業はまだ少数派である。AIへの投資を成功させるには、組織全体でデータを活用する文化・体制づくりが必要だ。それが不十分ではすぐに人材不足やツール乱立などの問題にぶつかってしまう。では、組織にAI活用の文化をもたらす環境づくりをどのように実現すればよいのだろうか。
記事 その他ハードウェア なぜDX推進企業ほど「電源」に注目すべきなのか? “高可用性”に必要な環境とは 2021/09/13 多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む中、ITシステムの重要性はますます高まっている。特に、様々な理由から社内に設置されたデータセンターやサーバールームでシステムを運用する必要がある場合は、その可用性の確保は大きな課題である。可用性のために最も重要なものの一つは「電源」であることは間違いないだろう。一瞬でも電源が途絶えたら、甚大な被害を受けるのがITシステムだ。豪雨や台風、雷などの自然災害が増えている現在、改めて電源管理に目を向けることは、不可欠になっていくはずだ。
記事 人材育成・人材獲得 今後の企業経営を左右する、「クラウドネイティブ人材」の育成とは 2021/09/10 現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいるほぼすべての企業が直面している課題がある。それが、「クラウドネイティブ人材をどう確保するか?」である。具体的には、コンテナを始めとするDXの中核となるテクノロジーとハイブリッドクラウド等の複雑化するインフラを理解し、DXを牽引する人材をどう育てるのかということだ。ここではまず、2017年わずか2名で「デジタルイノベーション室」を立ち上げたデンソーの取り組みを紐解きながら、企業がDXに必要な人材をいかにして育成すればよいかを整理する。
記事 IT投資・インフラ戦略 クラウドは「仮想サーバの延長」ではない ITRの調査が示す企業に“欠けた視点”とは 2021/09/08 DX(デジタルトランスフォーメーション)や新規事業開発に求められる迅速で柔軟なITサービスの展開には、クラウドテクノロジーの活用が欠かせない。クラウドシフトの重要性が指摘されるようになって久しいが、実際にどれだけクラウド利用が進んでいるのだろうか。そして、今後クラウドシフトを実施するには、どのような視点で取り組むべきだろうか。ITにまつわる調査や提言を行うアイ・ティ・アールの甲元宏明氏が解説する。
記事 ペーパーレス化 70%が失敗…ペーパーレス化や業務効率化ツールに潜む「罠」とその回避方法 2021/09/08 少子高齢化を背景に、日本の労働人口は急速に減少している。加えて副業の解禁やジョブ型雇用、人材の流動化など、働き方と雇用形態の多様化が進み、人事・労務部門の負担は増える一方だ。こうした中でデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められるものの、「ペーパーレス化が進まない」「従業員のITリテラシー不足」といった声も多く聞かれる。そこで今回は、人事・労務DXがうまくいかない要因と、問題を解消するポイントを解説しよう。
記事 ストレージ データの役割が変化した今、「本当の競争力」になるのはストレージである理由 2021/09/03 ビジネスで生成されるデータは世界中で急激に増大し続けている。こうした膨大な量のデータを有効活用し、事業成長につなげる戦略の重要性はいわずもがなだろう。また、複数のクラウドの活用が前提となるアーキテクチャへの移行が加速する中、「単なるハイブリッド化」だけではもはや差別化は不可能になった。ビジネスの最重要課題を解決できるシステム基盤の絶対条件の1つであるストレージの重要性、その実装ポイントを詳しく解説する。
記事 IT市場調査 【調査レポート】クラウド全盛時代、なぜ85%が「オンプレミスは重要」と答えるのか 2021/09/03 ITインフラのクラウドシフトが進んでいる。特にAWSやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドを活用する企業は、年々、増加しているのが実態だ。では、その結果として、オンプレミス型インフラへの投資は減少しているのだろうか。各種業界の企業のIT意志決定者を対象に実施した調査から、オンプレミス型インフラに対する企業の最新動向をレポートする。
記事 サーバ 中堅中小企業にも迫る2025年の崖、「レガシー脱却とDX」の最善シナリオとは? 2021/08/30 経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」は、レガシーな基幹システムを使っているすべての企業が直面している課題だ。大手企業では、かなり対策も進みつつあるが、多くの中堅中小企業にとっては、いまだ“手つかず”の状態ではないだろうか。スクラッチで再構築する方法からERPパッケージに切り替える方法まで選択肢は多様だが、自社にとっての最善策はどれなのか、迷っている企業は多いはずだ。ここでは、その最善の手を考えてみたい。