記事 セキュリティ総論 内閣官房が語る障害対応体制の強化が「超重要」な理由、 最新のサイバー事案「傾向と対策」 2022/12/09 2022年6月、「重要インフラのサイバーセキュリティに係る行動計画」が内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)のWebサイトで公開された。同行動計画を策定したのは、内閣官房長官を本部長とし、関係大臣や有識者を部員とするサイバーセキュリティ戦略本部。NISCの重要インフラグループ 企画官 松本崇氏は、その概要と重要インフラ関係者に注意喚起を促す最新インシデント例を紹介するとともに、「障害対応体制の強化が経営の重要課題」であることや、 最新のサイバー攻撃手法などサイバーインシデントの「傾向と対策」を語った。
記事 セキュリティ総論 金融ISAC鎌田氏が緊急解説、ロシアウクライナ問題下の「大規模サイバー攻撃」への対応 2022/12/09 ビジネス環境が激変する中、サイバー攻撃のトレンドも大きく変化しており、企業にとってセキュリティ対策は喫緊の課題となっている。とはいえ、企業活動の中で、「ビジネス効率や利便性を追求すること」と「脅威に対する防御網を整備すること」を両輪で進めることは容易ではなく、その実現には経営層の意識改革や組織づくりも同時に進める必要があるだろう。本記事では、「サイバーセキュリティマネジメント入門」の著者であり、金融ISAC 専務理事/CTO を務める鎌田敬介氏が、最新のサイバー攻撃のトレンドを紹介しつつ、経営課題として「サイバーセキュリティマネジメント」に取り組むための実践的方法を解説する。
記事 既存顧客強化 名刺管理のシャドーIT“300万人”の恐怖、名刺をリスクではなく「資産」にできるか? 2022/12/07 コロナ禍を経た今でも、名刺は営業活動に欠かせない企業の重要な資産である。にもかかわらず、名刺の管理が従業員個人に委ねられている企業はいまだに多く存在する。従業員個人が無料の名刺管理ツールを使うシャドーITの実態も観測されている。ずさんな名刺管理で企業が思わぬ被害を受けないために、これからの時代に求められる名刺管理のあり方を探っていく。
記事 セキュリティ総論 誤解だらけの暗号化技術、クラウドセキュリティで期待の「新しい暗号」を知っているか? 2022/11/24 クラウド活用が進む中、サイバーセキュリティにおける暗号技術の重要性が増している。しかし、暗号技術は誤解も多く、正しく活用されているとは言えない。サイバーセキュリティの現状と暗号技術の課題、そしてその活用方法について、立命館大学情報理工学部教授で、デジタル庁次世代セキュリティアーキテクチャ検討会委員も務める上原哲太郎氏に語ってもらった。
記事 セキュリティ 身代金を払うしかない?「バックアップ済」でもデータ復旧できなくなる残念企業の特徴 2022/11/10 データを暗号化して、元に戻すのと引き換えに金銭を要求するランサムウェアの被害が後を絶たない。そんなランサムウェア対策として有効とされているのがバックアップだ。社内の重要データをバックアップしておけば、仮にデータを暗号化されたとしても、バックアップデータを復元することによって元の状態に戻せる。しかし、現実はそれほど甘くない。実際に、多くの企業がバックアップを取っているにもかかわらず、ランサムウェア攻撃を受けた後、データを復元できない事態に陥っている。その原因と対策を解説する。
記事 セキュリティ総論 知らなきゃ損!セキュリティ強化に“超役立つ”NICTの取り組み、すぐできる「7対策」 2022/11/07 企業の資産を狙うサイバー攻撃が世界的に増加する中、その対策はもはや経営課題になっている。この状況に待ったをかけるべく、サイバー攻撃対処能力の向上や安全な情報利活用を推進する国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)では、研究・技術開発や社会実装の取り組みを強化している。NICTのサイバーセキュリティ研究所で研究所長を務める盛合志帆氏に、サイバーセキュリティを取り巻く現状と、一般企業のセキュリティ対策に役立てられるNICTの取り組みについて語ってもらった。
記事 セキュリティ データが台無しに…? 徳丸氏が教える対マルウェア「3つのタイプ別」対策 2022/11/04 データが台無しに…? 徳丸氏が教える対マルウェア「3つのタイプ別」対策 近年、ランサムウェアやエモテットなどのマルウェアが世界中で流行し、業務停止や高額な金銭の要求など、甚大な被害にあう組織が増えている。マルウェアは変化が激しく、これまでも攻撃と防御のいたちごっこが続いてきたが、抜け出すことはできないのだろうか。主要マルウェアの歴史とその特徴、攻撃から効率的に身を守る方法について、EGセキュアソリューションズ 取締役CTO兼IPA研究員の徳丸 浩 氏に話を聞いた。
記事 セキュリティ 日本ハッカー協会代表が解説、ランサムウェアによる「サプライチェーン攻撃」を防ぐには 2022/10/31 日本ハッカー協会代表が解説、ランサムウェアによる「サプライチェーン攻撃」を防ぐにはサプライチェーンの脆弱性を狙ったランサムウェア攻撃が世界中で拡大している。米国では、石油会社やソフトウェアサプライチェーン、日本では、さまざまな企業のサプライチェーンが攻撃された。サプライチェーンを狙った攻撃は、関連企業が多数にわたるため、被害が大きくなりやすいが、我々はこの攻撃にどう対策すべきか。OSINTを使った有用な対策について、日本ハッカー協会代表理事の杉浦隆幸氏に聞いた。
記事 セキュリティ戦略 「うちは大丈夫」はもう捨てて。「6割が被害経験あり」の今、データを守る新手法 2022/10/25 サイバー攻撃による被害の報告が後を絶たない。今や情報セキュリティは「侵入されることを前提とした対策」が常識であり、データ保護の考え方も「被害に遭った場合、より迅速に復旧できること」に重きを置く傾向にシフトしている。必然的に、「複製をオフラインデバイスに保存する」という従来のバックアップ方法では、ビジネススピードに応えられない。企業のBCP策定に必要なデータ保護および回復のための新たな方法とは何か。
記事 セキュリティ EPP・EDR導入も約8割がウイルス検出できず……被害に遭う企業の「3大認知バイアス」 2022/10/25 ここ数年、ある病院では8万5000人のカルテが閲覧不可になり、また某自動車メーカーは国内全工場が操業停止に追い込まれるなど、ランサムウェア被害事例が後を絶たない。実際に、警察庁は令和2年下期と令和3年下期で届出があったランサムウェア被害が21件から85件と4倍に増えたと発表している。こうした状況を受け、近年は「EPP(Endpoint Protection Platform)」や「EDR(Endpoint Detection and Response)」を導入し、ランサムウェア感染防止や感染後の対策を行っている企業が多いが、それにも関わらず被害は増え続けている。ランサムウェア被害に陥ってしまう理由は、担当者の「思い込み」が関係しているようだ。
記事 セキュリティ戦略 ソフトバンクにみる、DX時代の「正しい」セキュリティ対策とは? 2022/10/24 ソフトバンクにみる、DX時代の「正しい」セキュリティ対策とは?5Gによる超低遅延ネットワークの先に「社会全体のDX」を見据えているソフトバンク。同社は現在、300社を超えるグループ企業の顧客接点を活用しながら、データ連携プラットフォームを整備し、あらゆる業種、産業でデジタルのサービスを展開するなど、業務効率化やDXに力を入れている。その改革の安全な推進に貢献しているのが同社セキュリティ部門だ。DXに取り組む上で、セキュリティの観点からはどのようなことに注意すればよいのか。同社のDXにおける課題とその解決に向けた取り組み事例をもとに、エンタープライズITにおける次世代セキュリティの在り方を探る。
記事 セキュリティ戦略 一歩目が超重要?ゼロトラスト構築に取り掛かる前に「やっておきたい準備」とは 2022/10/21 テレワーク移行が進んだことで、自宅やサテライトオフィスなどさまざま場所から、PCやスマホなどあらゆる端末を通じて社内ネットワークにアクセスするようになったが、これは同時に攻撃者が侵入する入り口が増えているということを認識する必要がある。重要なデータを持つ企業はより一層対策に注意を払わなければならない。そこで注目されているのがゼロトラストだが、ゼロトラスト環境の構築には手順を含め、注意すべきポイントがいくつか存在する。
記事 標的型攻撃 タイムリミットは1時間30分? ランサムウェア攻撃で「大ケガ」する企業の特徴 2022/10/18 ランサムウェアによるデータ漏えい被害が止まらない。あるセキュリティ企業の調査によれば、2021年のランサムウェアに関するデータ漏洩件数は前年比で82%増加した。これはランサムウェアの攻撃手法が巧妙化していることや、侵入された後のラテラルムーブメント(侵入拡大)が高速化していることなどが理由とされている。日々高度化するランサムウェアの攻撃に対し、どう立ち向かえば良いのか。
記事 セキュリティ総論 “よくある間違い10選”から探る、エンドポイント対策の最適解 2022/10/18 テレワークの普及により、エンドポイントを狙うサイバー攻撃が増加している。そこで注目を集めているのが、エンドポイントが社内ネットワークに接続されているか否かにかかわらず、すべての通信を信頼しないことを前提に検証を行う「ゼロトラスト」の考え方だ。現在では、大手企業をはじめ、セキュリティ対策にかけられるリソースが限られている中小企業を狙ったサイバー攻撃も増えており、対策が急務になっている。今回は、中小企業向けにエンドポイント対策ソリューション選定での注意点を紹介する。
記事 運用管理 複雑化しがちな「ゼロトラスト」はどう進めるのが正解? 最新あるある悩み解決法 2022/10/14 テレワークやクラウドサービスの普及などによって社外から社内ネットワークにアクセスすることが当たり前になった今、従来の境界型防御に代わる考え方として「ゼロトラスト」に注目が集まっている。しかし、ゼロトラストを実現するには、従来の仕組みよりも多岐にわたるセキュリティソリューションの導入を検討しなければならないため、思うように進展していない企業も少なくない。ゼロトラストを実現するセキュリティ基盤はどう構築すべきなのだろうか。
記事 セキュリティ戦略 あおぞら銀行・北國銀行などの事例から探る、ハイブリッドワーク時代のセキュリティ 2022/10/13 コロナ禍によって働き方の多様化が進行し、ネットワークセキュリティの考え方も大きく変化してきた。「オンプレミスとクラウド」「社内と社外」「会社支給端末とBYOD」といった二者択一ではなく、どちらも柔軟に活用できるハイブリッドな環境がより必要になってきたからだ。セキュリティにおいても、ハイブリッドを前提とすることが重要になってきた。本記事では、ハイブリッドな環境でのゼロトラストの実現方法を、金融機関の事例も交えて解説する。
記事 セキュリティ戦略 未熟なゼロトラスト…被害最小化で注目すべき「ゼロトラストセグメンテーション」とは 2022/10/07 ランサムウェアによる被害がメディアをにぎわせる中、ゼロトラストのセキュリティでデータ資産を守る動きが出ている。ID管理やエンドポイント保護などゼロトラストのアプローチはいろいろあるが、これらの方法には未熟な部分が多く、侵入の拡大を食い止めるには至らないケースが散見される。そこで昨今注目されているのが、ゼロトラスト・セグメンテーションだ。たとえネットワークが侵害されても、被害を最小限に止められる強固なセキュリティを構築できる。今回はこの手法について詳しく解説していく。
記事 セキュリティ 「APIを狙った攻撃事例」トップ10を解説、ずさんなAPI管理がもたらす深刻な被害 2022/10/06 企業のDXの取り組みが加速するに伴いAPI活用が広がっている。しかし、増えすぎたAPIを管理できずに放置してしまっている企業は少なくない。そうした状況から、近年APIを狙った攻撃が増加してきているのだ。それでは、どのようにAPIを狙った攻撃を防げば良いのだろうか。
記事 情報漏えい対策 激変するリスク環境でビジネスを守る「情報セキュリティ戦略」の見直しとは 2022/10/05 情報セキュリティを取り巻くリスク環境は外部・内部ともに大きく変化し、そのリスクレベルも高まっている。外部脅威では侵入型ランサムウェアの急増、内部脅威では、DXやテレワークによる情報漏えい経路の拡大など、ビジネスへの影響を看過できないものもある。しかし、対策のための予算や人員などのリソースは無限ではなく、全方位的な対策は難しい。限られたリソースの中で、こうしたリスク環境の変化にも対応し、ビジネスを守るためにはどうしたら良いのか? 組織はいま、「情報セキュリティ戦略」の見直しにおいて難しいかじ取りを迫られている。
記事 セキュリティ戦略 政府サイバーセキュリティ統一基準に「EDR」の理由 、なぜ“侵入後”が重要なのか 2022/09/30 近年のサイバー攻撃の特徴には、巧妙化・高度化が進んでいることと攻撃対象の領域が拡大していることの2つが挙げられるだろう。企業側が入念な対策を行ったとしても、サプライチェーンを狙った攻撃の完璧な防御は難しい。侵入されたのちにいかに検知し、対策していくか、つまりエンドポイントセキュリティに発想を切り替える必要があるのだ。今回は、政府機関のサイバーセキュリティ統一基準動向を紹介しつつ、サイバー攻撃の脅威を迅速に可視化する環境について解説する。
記事 セキュリティ戦略 特権IDが盗まれたら終わり? 被害事例から見えてきた「あるある攻撃手法」 2022/09/30 ここ数年、ランサムウェアの被害事例が急増している。特に、医療機関やエネルギーなどをはじめとしたインフラ・公共事業に関わる企業が狙われやすくなっているようだ。このように被害事例が増えている理由の1つに、企業が管理する「マシンID」の急増が挙げられる。企業のデジタルサービスの利用拡大に伴い、増え続けるマシンIDが狙われるようになってきたのだ。それでは、こうした攻撃に対しどのように対策すれば良いのだろうか。
記事 セキュリティ戦略 「工場停止」リスクのサプライチェーン攻撃、 企業規模を問わない“処方せん”とは何か? 2022/09/16 もはやアンチウイルスソフトやファイアウォールなどの境界防御を得意としたエッジデバイスセキュリティを導入しておけば安心できる時代ではない。「セキュリティ機器のアラートが出ていないだけで、実は気付けていないセキュリティ侵害が既に始まっているかもしれない。すべてを信頼しない「ゼロトラスト」の考え方に立ち、万が一の事態を想定したセキュリティ対策が求められる。ところが現実には、攻撃を受けた企業担当者が自社のシステムに「何が起きているのか」さえ把握できないケースが後を絶たない。こうした事態に陥ることなく、企業が“説明責任”を果たすために求められる対策を整理する。
記事 セキュリティ戦略 なぜランサムウェアは製造業を狙うのか?「ハッカー視点」で考える原因と対策 2022/09/07 これまでサイバー攻撃の標的となりやすい業界は、金融業界がその筆頭だった。ところが、ここ1、2年、それが製造業に変わりつつある。特にランサムウェアによる攻撃で工場が操業停止に追い込まれたり、内部情報が漏えいしたりするケースが増えている。それはなぜなのか? 日本ハッカー協会 代表理事 杉浦 隆幸氏と日本アイ・ビー・エムの専門家が、製造業が狙われる背景と求められる対策について解説した。
記事 IT資産管理・ソフトウェア資産管理 元NISC副センター長が警鐘、いま徹底すべき「2つのサイバーセキュリティ対策」 2022/09/02 ICT(情報通信技術)を活用したビジネスの進展に伴い、サイバーリスクが高まっている。東海大学の情報通信学部長を務め、元内閣サイバーセキュリティセンター副センター長という経歴を持つ三角育生氏は、「サイバーセキュリティ対策では継続的なエンドポイント管理と資産管理が重要」と話す。昨今のサイバー攻撃にはどのような手口があり、どのような対策をすればよいのだろうか。これからの時代に求められるサイバーセキュリティ対策について、三角氏に解説してもらった。
記事 セキュリティ戦略 名和利男氏が語る「ゼロトラスト」のススメ、データ侵害82%…DXが生む脆弱性の防ぎ方 2022/08/31 さまざまな企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、デジタル化が急速に進む一方でサイバーリスクへの懸念が高まっている。サイバー攻撃に備えるために、ソリューションの選定や実装に注力する企業が多く見られるが、サイバーディフェンス研究所 専務理事 上級分析官の名和 利男氏は、「それだけでは防ぎきれない」と警鐘を鳴らす。そこで取り入れたいのが、ゼロトラストの考え方だ。DXとサイバーリスクの関係や、ゼロトラスト導入の要点について、名和氏に聞いた。
記事 BCP(事業継続) SOMPOリスクマネジメントが「事業継続力」の高め方を伝授、押さえるべき3要素と3原則 2022/08/29 近年、ビジネスにおけるITシステムの役割はより欠かせないものとなっている。それは同時に、自然災害やサイバー攻撃などのインシデントによりITシステムがダウンした場合、しっかり準備をしておかないと事業継続が難しくなることを意味する。では、インシデント対策を講じる際に必要な意識は何だろうか。SOMPOリスクマネジメント 兼 内閣府 BCP策定運用ガイドライン作成専門委員の高橋 孝一氏に聞いた。
記事 セキュリティ総論 実例で分かる「自己学習型AI」のスゴい効果、未知の脅威も“たった数秒”で自動排除 2022/08/05 サイバー攻撃による被害が後を絶たない。ランサムウェアをはじめとした攻撃は技術の高度化と手口の巧妙化を続け、今や従来のセキュリティ対策では防御しきれなくなっている。そこで最近注目されているのが、自己学習型AI技術の活用だ。従業員などによるITツールの利用パターンを、教師なし機械学習をすることで、その学習したパターンに逸脱した行為を危険とみなし、自動的に察知・排除する。今回はそのメカニズムや動作、効果について、新種のランサムウェアやサプライチェーン攻撃を未然に阻止した実例を交えて紹介しよう。
記事 セキュリティ総論 【事例】ヤフーのSaaSセキュリティ対策、Salesforce利用時の環境保護とは? 2022/08/05 SaaSの代表格であるSalesforce。営業支援のCRMだけでなく、マーケティングやEC、データ分析など、顧客を中心としたさまざまな機能を展開しているため、その存在感は大きい。そこで注意が必要なのがセキュリティだ。多くのクラウドサービスと同様に、Salesforceはベンダーとユーザーが責任を共有するモデルであり、データの管理はユーザー側で対処する必要がある。ヤフーなどの事例とともにSalesforceを安全に使うベストプラクティスを解説する。
記事 セキュリティ総論 フォレンジックのプロが語る、コロナ禍のSDGs(セキュリティできるだけがんばるッス) 2022/08/04 フォレンジックのプロが語る、コロナ禍のSDGs(セキュリティできるだけがんばるッス) コロナ禍で急場しのぎのリモートワーク環境を構築したことにより、サイバーインシデントの被害が拡大した。今現在も油断はできない状況で、企業は一度セキュリティの基本に立ち返り、全社員のセキュリティレベルを底上げする必要がある。では、具体的にどのようなことを実施すべきか。数々のフォレンジック調査を行ってきたレオンテクノロジーの代表取締役社長 守井 浩司氏に、「誰でもできて」「誰もが実践すべき」セキュリティ対策について聞いた。
記事 セキュリティ総論 「マルチクラウド化」に潜むセキュリティリスク、システムを止めずに可視化するには 2022/08/03 企業のクラウド活用が拡大している。同時に進んでいるのが「マルチクラウド化」だ。複数のクラウドを適材適所で組み合わせて最適なシステムを構築する企業が増えているのだ。ただし、マルチクラウド化は新たな問題も引き起こす。それがセキュリティだ。問題解決を先送りしたら、いずれ大きな事件・事故につながるだろう。マルチクラウド化が抱えるセキュリティの課題と、安全に活用するために今できる対策を考える。